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【MEMO】オータムクラシック 羽生記事

読み応えのあった記事
折山淑美さんと岡崎真さんのものだけチョイス。


2016-2017シーズン 羽生結弦 初戦 オータムクラシック

★ショートプログラム

Sportiva 折山淑美 取材・文 2016.10.02
「羽生結弦が世界初の4回転ループを成功させても喜んでいないわけ」
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/figure/2016/10/02/post_655/

スポニチ
【岡崎真の目】羽生、3種類目の4回転体得でフリー構成に幅
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2016/10/02/kiji/K20161002013462480.html


★フリー・スケーティング

Sportiva 折山淑美 取材・文 2016.10.03
羽生結弦、不満が残った初戦に
「こういう状況は一番楽しいです」
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/figure/2016/10/03/post_656/

スポニチ
【岡崎真の目】羽生、曲線的で柔らかいベストマッチの演目
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2016/10/03/kiji/K20161003013466100.html

よけいな脚色をせず、本人の言葉をそのまま伝える記事

専門家の目からの客観的な解説

そういうものを読みたい。

リザルトページ
https://skatecanada.ca/event/2016-autumn-classic-international/

プロトコル
SP
https://skatecanada.ca/results/2016-ACI/CSCAN2016_SeniorMen_SP_Scores.pdf

FS
https://skatecanada.ca/results/2016-ACI/CSCAN2016_SeniorMen_FS_Scores.pdf

ジャッジ
SP
https://skatecanada.ca/results/2016-ACI/3-ACI2016SeniorMenSPJudges.pdf

FS
https://skatecanada.ca/results/2016-ACI/7-ACI2016SeniorMenFSJudges.pdf


[ 2016/10/04 ] フィギュアスケート資料室 | TB(-) | CM(0)

Twitterを表示してみました

ほとんどネット生活の中心はツイッターなので、プラグインに加えてみました。
時々、スピンのことも呟いています。

載せることでブログが見づらくなるようなら外す予定です。
試行錯誤中。
[ 2016/09/28 ] オタクなハハの日常 | TB(-) | CM(0)

スピンを楽しもう(終) ~2016-17シーズンのルール改正のポイント~

最終回の今回は、今シーズン(2016-2017)のルールが前シーズンと比べてどこが変わったか、レベル判定を楽しむにはここを押さえておけばOKだよというポイントについて書きます。
ちょっと訂正が多くてゴチャゴチャしてしまったので書き換えました。


---資料はこちら---

テクニカルパネルハンドブック2016/2017版
テクニカルパネル(技術審判)向けルールブックとも言うべき書類。ジャンプ、スピン、ステップを判定するルールなどが載っている。

コミュニケーション第2000号
ジャッジパネル向けルールブックとも言うべき書類。各要素の基礎点やGOE(出来映え点)の点数換算表、採点ガイドラインなどが載っている。
-----------------


下線が引かれている箇所が昨シーズンからの改正点です。

いったん和訳が出た後も、ちょくちょく修正版がアップされることがあるので、最新のものをチェックしましょう。

ツイッターでルール関係の情報を流してくれる人をフォローしていると、日本語版が出たり修正版が出たりしたタイミングでいち早く教えてもらえるので助かりますよ。←人任せ(^^;

余談ですが、テクニカルパネルハンドブックは昨シーズンが26ページ、今シーズンが19ページで、なんでこんなにページ数が減ったんだろう? と思ったら、今シーズンのは行間を詰めてキツキツに掲載しているだけでした(^^; 読みにくいわ。
今回の改正はマイナーチェンジなので内容の増減はそんなにありません。

日本スケート連盟公式サイトの掲載ページからルール関係の書類を探す方法はこちら→http://rencadiary.blog14.fc2.com/blog-entry-487.html


***


今シーズンのテクニカルパネルハンドブックを読んでみて気づいたことは、今まで曖昧な表現だったのを解釈の差異が生まれないよう、明確な表現に改めているということでした。

では、改正になったところから、レベル判定をする際に関係のあるポイントを挙げていきます。


★女子のショート・プログラムでレイバックスピンが必須ではなくなった

ショート・プログラムで決められた3つのスピンのうち、単一姿勢についての規定が、

2015-2016シーズン
シニア女子・ジュニア女子:レイバックあるいはサイドウェイズ・リーニング・スピン

2016-2017
シニア女子:レイバックあるいはサイドウェイズ・リーニング・スピンまたは足換え無しのシットスピンかキャメルスピン(フライングスピンとは異なる姿勢のもの)

ジュニア女子:レイバックあるいはサイドウェイズ・リーニング・スピンまたは足換え無しのシットスピン


と変更になりました。

レイバック・スピンとは上体が弓なりで後に倒す姿勢、サイドウェイズ・リーニング・スピンとは上体が弓なりで横に倒す姿勢です。
両方含めてレイバックスピンとも言います。

選択の余地が増えたわけですが、それぞれのスピンの基礎点をレベル4で比べると、

レイバック 2.7
キャメル  2.6
シット   2.5


と、レイバックが一番高いので、シットやキャメルの方が得意な選手以外は今まで通りレイバックを入れてくるのではと思います。

なぜ改正になったのか?
レイバックスピンのレベルの獲り方がどの選手も似たり寄ったりでワンパターンになってしまっているので、このままでは選手の成長が促せない(見てても面白くないし)として変更されたのかもしれません。※あくまで推測です。

違ったぜ(^^;
改正の理由は、腰を痛める女子選手が増えたからのようです。


oneさん、教えていただいてありがとうございます。助かりましたヽ(´∀`)ノ





★スピン中のジャンプの要件が緩和された

スピンの最中にジャンプをする場合がありますね。

・同足ジャンプ(スピン中にジャンプして同じ足で降りてスピン続行)
・ジャンプ足換え(スピン中にジャンプして足換えを行いスピン続行)

どちらもレベルが獲れる技なんですが、この要件が緩和されました。

2015-2016シーズン
ジャンプ前に基本姿勢か非基本姿勢で2回転し、ジャンプして同じ足(足換えなら違う足)で着氷後、最初の2回転以内に基本姿勢に達し、その姿勢を2回転保持

2016-2017シーズン
ジャンプして同じ足(足換えなら違う足)で着氷後、最初の2回転以内に基本姿勢に達する。


「基本姿勢に達して2回転保持」は削除され、基本姿勢に達すれば良いだけに緩和されました。





★難エントランスの要件が明確になった

2015-2016シーズン
躊躇や遅延なく意図されたスピンの姿勢に達しなければならず、その姿勢で2回転保持しなければならない。

2016-2017シーズン
意図されたスピンの基本姿勢に最初の2回転以内に達しなければならない。


「躊躇や遅延なく」っていったいどれくらいの間? と曖昧だった表現が、「最初の2回転以内に」と明確にされました。

こちらも「基本姿勢に達して2回転保持」は削除され、基本姿勢に達すれば良いだけに緩和されました。




★足換え無し単一姿勢のフライング・スピンの要件が緩和された

2015-2016シーズン
足換え無しで1姿勢のみのフライングスピンまたはフライングエントランスのスピンでは、
a)はっきりとわかるジャンプを行うこと。
b)着氷後、最初の2回転以内に基本姿勢に達し、その姿勢に最初に達した瞬間から、その姿勢を2回転保持すること。
これらの項目のうち、どちらか1つでも満たされなかったら記号「V」が付く(基礎点が減る)。

2016-2017シーズン
足換え無しで1姿勢のみのフライングスピンまたはフライングエントランスのスピンでは、
はっきりとわかるジャンプを行うこと。この要件が満たされなかった場合のみ、記号「V」が付く(基礎点が減る)。
着氷後、最初の2回転以内に意図された基本姿勢に達すること。


Vが付くのははっきりとしたジャンプがない場合のみになりました。
そしてこちらも「基本姿勢に達して2回転保持」は削除され、基本姿勢に達すれば良いだけに緩和されました。



★ウィンドミル(イリュージョン)でレベルが獲れるのは、プログラムの中で一度きりと厳しくなった
(テクニカルパネルハンドブックP9参照)

2015-2016シーズン
難エントランスとしてイリュージョン(別名ウィンドミル)をやり、コンビネーションスピンの中で難ポジションとしてウィンドミルをやって、それぞれレベルが獲れていた。

2016-2017シーズン
ウィンドミル(イリュージョン)はプログラムで最初にやった1回しかレベルが獲れなくなった。


2つ入れていた選手は、難エントランスを難しいターンなどに替えるか、コンビネーションスピンの非基本姿勢を他の姿勢に替えるかしなくてはならなくなります。




★コンビネーションスピンは3基本姿勢入りが原則となり、2基本姿勢入りだとVが付くようになった
(テクニカルパネルハンドブックP8、11  コミュニケーションP4、8)

コンビネーションスピンの表記から、含まれる基本姿勢の数がなくなりました。

3基本姿勢入りが基本となり、2つしか基本姿勢が入っていないとエラー扱いで記号「V」が付くようになりました。

【例】
足換えありコンビネーションスピン(3基本姿勢入り) レベル4の場合
2015-2016シーズン
CCoSp3p4


2016-2017シーズン
CCoSp4



足換えありコンビネーションスピン(2基本姿勢入り) レベル4の場合
2015-2016シーズン
CCoSp2p4


2016-2017シーズン
CCoSp4V



2015-2016シーズンのテクニカルパネルハンドブックP13には、「よくバランスの取れたフリー・スケーティング・プログラムを構成するためには、2姿勢のスピン・コンビネーションも3姿勢のスピン・コンビネーションも同様のスピンとみなされる」とありました。

つまり、3基本姿勢入りを推奨するよというわけではなく、2基本姿勢入りで構成を組んできてもどっちでもいいよという考え方だったのです。
ただ、基礎点は当然ながら3基本姿勢の方が高かったんですね。


選手としては、難ポジションでなくても基本姿勢を3つ入れさえすれば3基本姿勢入りの基礎点がもらえたので、わざわざ2基本姿勢入りに構成を落として組むメリットはなく、最初から2基本姿勢入りの構成で組んできた選手は今までいなかったか、いてもごく少数だったのではないでしょうか。
みんな3基本姿勢入りで来るのなら、2基本姿勢入りの設定を作る必要はないと判断されたのかもしれません。


「コミュニケーション」に載っている基礎点の表を見ると、昨シーズンは2基本姿勢と3基本姿勢の足換えの有る無しで4通りの表になっていたのが、今シーズンは2基本姿勢の表がバッサリ無くなり、その基礎点がそのまま3基本姿勢の「V」の基礎点にスライドしています。

選手の感覚としては、昨シーズンと変わらないと思いますが、レベル判定をするスケートファンにとっては、プロトコルを見たときの印象が変わりますね。
でも、3基本姿勢入りが基本で、2基本姿勢だったら上に書いたように2pの代わりにVがつくだけなので、すぐに慣れそうです。




★ジュニアがやらなければいけないスピン(規定)

【ショート・プログラム】
・フライングスピンはフライングキャメルスピン
・単一姿勢のスピンは男子は1回のみ足換えありのシットスピン、女子はレイバックスピンまたは足換えなしのシットスピン
・1回のみ足換えありのコンビネーションスピン


※フリー・スケーティングはシニアと同じです。



***

あと改正点に関わらず、ハンドブックのややこしい記述について説明します。



P6 ショート・プログラム
スピンは要求される最少回転数を回らなければならない(中略)この回転数に不足する場合はジャッジにより採点に反映されなければならない。


このように、「ジャッジにより採点に反映されなければならない」とか「ジャッジによってGOEで考慮がされなければならない」と書いてあるものは、レベル判定とは関係なくGOEで減点されるということです。減点されると言っても、他にプラスすべき項目があれば、トータルでマイナスにはならない場合もあります。

レベルに関係する時は、「カウントされない」「レベルはない(無価値)」のようにはっきりと書かれています。




P8 スピンへの入り方
難しい入り方
スピンへの入り方がテクニカル・パネルによって“難しい”とみなされなければ、トランジションとみなされ“難しい入り方”の特徴は依然としてその後のスピンで評価されうる。


この独特の持って回ったような言い方はハンドブックならではですね。
難エントランスが認められずレベルを獲れなかったとしても、その後のスピンで難エントランスをやり、それが認められればそちらでレベルが獲れますよという意味です。




P8 スピンへの入り方
フライング・スピン/フライング・エントランス・スピンにおけるフライング姿勢の難しいバリエーション
(前略)通常のフライング・キャメルの入り方を行っていても、(別のスピンで行う)難しいフライング・エントランスを特徴として数えることができる。


これは、プログラムの中にレベルの獲れない通常のフライングキャメルを入れていても、別のスピンで難しいフライングを入れて、そちらでレベル獲れるよという意味だと思います。




P9 繰り返されたバリエーションにおける特徴
ショート・プログラムとフリー・スケーティングにおいて、一度難しいバリエーションが試みられて同じカテゴリーの難しいバリエーションが行われるとそのバリエーションは数えられないが、それでもこの難しいバリエーションに付随するいかなる特徴も数えられる。


これは例えば、一度難ポジションとしてレベルを獲ったシットフォワードは、またやったとしても難ポジションとしてはもうレベルを獲れませんが、その姿勢でチェンジエッジをしたり、8回転したり、足換え後3基本姿勢の中に組み入れたりなど、別のレベル特徴をやっていればそちらのレベルはカウントするよという意味です。



ざっとですが、こんなもんでしょうか。


【レベル判定をするために、これだけは覚えておいてほしいこと】

1.キャメル、シット、アップライト、レイバックの定義(テクニカルパネルハンドブックP5参照)
2.姿勢が認定されるためには2回転以上必要ということ
3.難ポジションの定義(テクニカルパネルハンドブックP9参照)


レベル構成がわからないとき、レベルを取りこぼした原因に悩んだとき、上の3点をとにかく頭に叩き込んでおくと、だいたいの究明はできます。特に1と2は必須。

あとはハンドブックやコミュニケーションをその都度見ればOKです。一つの事柄について、あちこちバラけて書いてあることがあるので、慣れるまでは迷うかもしれませんが、ファイト!

あ、あと、うちの記事も参考にしてね♪→スピンを楽しもう目次




【 あとがき 】


私が初めてレベル判定の真似事をしたのは、2014年9月25日のことです。

そもそもレベル判定に興味を持ったきっかけは、誰だったか、ある女子選手の一見きれいなレイバックスピンがレベル3なのはなぜだろうと不思議に思ったからなのですが、LSp3やらFCSp2VやらCCoSp2p4やらといった呪文のような略記号に怯え、とても無理と半ばあきらめていました。

そんなときに、ひょんなことからスピンに詳しいMonkonさんにツイッターを通して教えていただくことになったのです。
私が選んだ最初の教材はロンバルディア杯の無良選手の演技でした。

今から思えば、観客の撮影したアングルの厳しい動画しかなかったことや、略記号と姿勢の定義も頭に入りきらないうちに、よくもまあ無謀なことをと思いますが、ともあれあれが私のレベル判定初体験でした。
結果は…(´;ω;`)

そのときのMonkonさんとのやりとりは、「スピンのレベル判定に挑戦してみたよ」という記事にまとめてあります。


それ以来、いろんな細かい知識や、選手の戦略などをMonkonさんに教えてもらっているうち、スピンって奥が深くて面白い! とどんどんのめり込んでいったのです。

間違いが多いながらもなんとか自分でレベル判定ができるようになったのは12月頃でしょうか。

そう、3ヶ月あれば、なんとなくでもレベル判定ができるようになるのです。

ブログに記事が書けるくらいになったのが2015年7月くらい。学び始めてから10ヶ月後ですね。
きっと独学だったらこの倍以上かかっていたか、途中で挫折していたことでしょう。
Monkonさんには本当に感謝しています。



連載を終えて振り返ってみると、もっとわかりやすく書けたんじゃないかという心残りがあります。

一番じっくり説明すべきだった、レベル判定やレベル取りこぼしの原因探りも、一つ一つ丁寧に画像や動画を使って説明したかったのですが、時間がなくてあれで精一杯でした。

GIF動画の作成は「ギフチューブ」という無料サイトを利用しました。
画像作成は動画画面のスクショ→Windowsのペイントに貼って加工しました。原始的(^^;

Windowsのムービーメーカーの使い方を家族に教えてもらったので、回転数のカウントやチェンジエッジなど、動画の中にキャプションを入れた方がわかりやすいものは、時間があったらGIF動画を差し替えたいと思っています(あくまで予定…)。



1年に渡って続けてきた長い長い連載でしたが、ここまでおつきあいいただきありがとうございました+゚。*(*´∀`*)*。゚+


このシリーズ記事が、あなたがスケート観戦を楽しむのに少しでもお役に立てば幸いです。

[ 2016/08/24 ] スピンを楽しもう | TB(-) | CM(4)

ルール関係の書類の探し方 ~コミュニケーションとテクニカルパネルハンドブック~

日本スケート連盟の公式サイトにルール関係の書類が置かれています。
以前は整備されていなくてとても探しにくかったのですが、スケートファンが増えたせいか、今では見やすくまとめられていて助かります。

演技を深く楽しむためにスケートファンが手元に置いておくといいのが、次の2つの書類です。

「国際スケート連盟コミュニケーション」
ジャッジパネル向けのルールブックです。
ジャンプ、スピン、ステップといった各要素のBV(基礎点)、GOE(出来映え点)の加点と減点のガイドライン、個々のジャッジのつけたGOEを換算するためのSOV(価値尺度)などが載っています。

「テクニカルパネルハンドブック」
テクニカルパネル(技術審判)向けのルールブックです。
ジャンプの種類、回転数、回数、踏切エッジ(フリップとルッツ)や、スピンやステップの種類、回数、レベルなどを判定するためのルールが載っています。

シーズンごとにルール改定がなされ、まずISU(国際スケート連盟)が英語版を発表、そこから数か月遅れて日本スケート連盟が日本語版を発表します。
1回載って終わりではなく、後から修正版が出されることがあります。
ツイッターでルール情報を発信してくれる人をフォローしておくと、新しい情報が出たときに教えてもらえるので便利ですよ。

【ルール関係の書類の探し方】

(1)Googleか何かで「日本スケート連盟」と入れて、トップページを表示させ、メニューから「大会結果」を選びます。
http://skatingjapan.or.jp/
  (下の画像の赤い○のところ)
top


(2)「大会結果」のページです。「フィギュア」の一番下にある「データ」をクリック。

data


(3)「ISU Comm. 国内規程」と書かれているところをクリック。

index


(4)「ISU コミュニケーション」と「ISU ハンドブック」、共にシングルを選びます。

isubook


(5)まずは「コミュニケーション」から。最新のものを選び、「日本語」のところをクリック。

comu

こういうのが開きます。コミュニケーションです。

comu2

パソコンの場合は右クリックしてメニューを出し、印刷しておきましょう。


(6)続いて「ハンドブック」。同じく「日本語」をクリック。

hand

テクニカルパネルハンドブックです。

hand2

これも右クリックでメニューを出し、印刷しておきましょう。

[ 2016/08/14 ] フィギュアスケート資料室 | TB(-) | CM(0)

スピンを楽しもう28 ~レベルを落とした原因を探る(ボストン世界選手権女子FSより)~

レベル取りこぼしの原因究明、最後はボストン世界選手権女子FSより、9名のケースを見ていきます。
サンプルとしてちょっとバラエティに乏しいですね。少ないのを喜ぶべきか…(^^;

【資料置き場】
テクニカルパネルハンドブック2015/2016版
コミュニケーション第1944号
ボストン世界選手権リザルトページ
女子FSプロトコル
スピンを楽しもう目次
スピン表記の見方↓



YouTubeの再生速度は画面右下の歯車マークをクリックし、速度の数字を変えてみてください。スローだけでなくノーマルスピードでも見た方が全体の流れがわかります。

通常、選手は単一姿勢のスピンならレベル4を、コンビネーションスピンの場合はレベル4かつ基本姿勢3つ入りを予定して構成しています。

レベルを落としたところに★をつけました。


本郷理華
CCoSp2p3
(チェンジフットコンビネーションスピン)足換えのある、基本姿勢の2つ入ったコンビネーションスピン
https://youtu.be/cZG3X9m1p6c?t=4m14s
【予定構成】
キャメル基本形-NBP(非基本姿勢)①-SS(シットサイドウェイズ)②-ヘアカッター③-UB(アップライトビールマン)④

基本姿勢の数は2つ、レベルは3ですね。
直前のジャンプでミスしたために、時間が足りなくなったようです。

キャメル基本形で2回転。これはコンビネーションスピンに3つの基本姿勢を入れる、そのうちの1つをやっています。
①NBPの中のウィンドミルという姿勢、この姿勢だけは難ポジションとしてレベルを獲るためには3回転必要です。
★②フリーレッグを横にしたSSという姿勢で2回転するところ、軸足の腿が氷面に平行になるくらいまで腰を完全に落としてから1回転しかできていません。
③UL(アップライトレイバック)の難ポジションであるヘアカッターで2回転。
④ビールマン姿勢で2回転。

【結果】
キャメル基本形-NBP(非基本姿勢)①-SS(シットサイドウェイズ)★-ヘアカッター②-UB(アップライトビールマン)③

SSで2回転できなかったのでレベルを落としてレベル3となりました。また、シット姿勢はSSのみだったので、これが認定されなかったことにより、3基本姿勢入りの予定がキャメルとアップライトの2基本姿勢のみの認定となりました。




ガブリエル・デールマン
CCoSp3p3
(チェンジフットコンビネーションスピン)足換えのある、基本姿勢の3つ入ったコンビネーションスピン
https://youtu.be/CT3fTE83NII?t=4m25s
【予定構成】
キャメル基本形-NBP(非基本姿勢)①-SF(シットフォワード)②-足換え-(キャメル基本形-SS(シットサイドウェイズ)③-アップライト基本形)④

基本姿勢は3つとも認定されていますが、レベルを1つ落としています。

かかとの方からスピンに入る、バックエントランスというやり方をとっているため、バランスを崩しています。ソチ五輪シーズンにはレベル特徴の1つだったほど難しい入り方です(「選手がみんなやるようになり、レベル特徴から外された」by 岡部由起子さん)。
最初の1回転は軸足の膝が曲がり、フリーレッグも下がっているようです。その後、姿勢を立て直しますが、1回転しかできていないのでキャメル姿勢は認定されていないと思います。

★①NBPのウィンドミルで3回転のはずが、回り切る前に姿勢を崩しています。
②フリーレッグを前にしたSFで2回転。通称キャノンボールですね。
足換え。
「足換え後3基本姿勢」でレベルを獲ります。まずキャメル基本形で2回転。フリーレッグを横にしたSSで2回転して③のレベルが獲れました。最後はアップライト基本形で2回転。アップライトはこれ1つしかないので、3基本姿勢認定されているということは、これは姿勢が認定されているとわかります。

【結果】
キャメル基本形★-NBP(非基本姿勢)★-SF(シットフォワード)①-足換え-(キャメル基本形-SS(シットサイドウェイズ)②-アップライト基本形)③





チェ・ダビン
LSp3
(レイバックスピン)背中をアーチ型に反らせたスピン
https://youtu.be/YpplLL6tTrI?t=4m18s
【予定構成】
難エントランス(イリュージョン)-(レイバックサイド+8回転①→バック(ヘアカッター)②)③-UB(アップライトビールマン)④

難エントランスはレベル獲得のためではなく、GOE加点狙いのようです。レベル特徴が4つより多い場合、スピンそのものに組み込まれている特徴が優先されるのではないかと思います。この場合、難エントランスはスピンの導入部、いわば飾りみたいなものですよね。だからレベル構成から除外でいいのかなと思いました。

★①レイバックサイドの姿勢で8回転回るはずが、回り切る前に次のバック姿勢へと移行し始めています。
②バックのヘアカッターという難ポジションで2回転。同時にサイド→バック2回転ずつの姿勢変更が達成されて③のレベルも獲得。
④難ポジションのビールマンで2回転。

【結果】
難エントランス(イリュージョン)-(レイバックサイド+8回転★→バック(ヘアカッター)①)②-UB(アップライトビールマン)③

レベル4を獲れた四大陸FSと見比べるとわかりやすいでしょう。→https://youtu.be/ZVdmoUROsMs?t=4m7s





パク・ソヨン
FCSp3
(フライングキャメルスピン)跳んで始めるキャメルだけのスピン
https://youtu.be/aNbrj4OV490?t=1m31s
【予定構成】
難フライングエントランス(トウアラビアンからのバタフライ)①-CU(キャメルアップワード)②-CF(キャメルフォワード)③+チェンジエッジ④

難しいですね。間違っているかもしれないのですが…。
★①トウアラビアンからバタフライを跳びますが、着氷時とCUでトラベリングして横にズレていってます。これでコントロールされていないと判断されたのでは。

フライングのスピンでVがつくのは、はっきりとしたジャンプがないか、または、着氷後2回転以内に基本姿勢に達して2回転保持していない場合です。
この場合はこれらの要件を一応クリアしているので、Vはつかなかった、その代わりにフライング後のスピンがちゃんとコントロールされていなかったのでレベルは獲れなかったんじゃないかと思うのですが…。

②肩のラインが氷面と垂直よりさらに上にひねるCUで2回転。
③肩のラインが氷面と平行になるCFで2回転。
④同時にチェンジエッジ。かかと方向へ回っていたのがつま先方向へ。チェンジエッジ前後に2回転ずつ必要。チェンジエッジ前はCUで、チェンジエッジ後はCFで2回転しているのでクリア。

【結果】
難フライングエントランス(トウアラビアンからのバタフライ)★-CU(キャメルアップワード)①-CF(キャメルフォワード)②+チェンジエッジ③


SPでも同じ構成のFCSpをしており、こちらはレベル4が獲れています。→https://youtu.be/54WEu7mIRvo?t=1m24s
バタフライ着氷後、衝撃を吸収してすぐにCUに持って行くコントロール力が見事です。

欧州選手権のFSでもレベル4です。→https://youtu.be/ZqY5vI24Gds?t=1m14s

やはりレベル4を獲れたものと比べると、今回のスピンは全体的にグラグラしてしまっているように見えます。





ロベルタ・ロデギエロ
FSSp3
(フライングシットスピン)跳んで始めるシットだけのスピン
https://youtu.be/XNU5peGPLE8?t=3m47s
【予定構成】
難フライングエントランス(デスドロップ)①-SF(シットフォワード)②-同足ジャンプ③-SB(シットビハインド)④

これはちょっと難しいですね。フライングのスピンでVがついていないということは、はっきりとしたジャンプがあり、着氷後2回転以内に基本姿勢(この場合はSF)で2回転保持がクリアできているということなので、怪しいとしたら③か④になります。

④のSBは軸足の腿が氷面と平行な状態でちゃんと2回転回れていますし、となると③の同足ジャンプですかね~。
同足ジャンプの要件は、ジャンプ前に基本姿勢か非基本姿勢で2回転、着氷後2回転以内に基本姿勢で2回転保持というものです。
ジャンプ前はSFで2回転できているので、ジャンプして着氷後2回転以内にSBの姿勢が取れなかったということなんでしょうか。
となると、SPのFSSp3と同じ理由でレベルを落としていることになりますね。

ちょっと自信がありませんが、消去法で考えたらこうなるのかな…。
【結果】
難フライングエントランス(デスドロップ)①-SF(シットフォワード)②-同足ジャンプ★-SB(シットビハインド)③




アンナ・クニチェンコワ
LSp3
(レイバックスピン)背中をアーチ型に反らせたスピン
https://youtu.be/LHlpvzSuT38?t=3m18s
難エントランス(イリュージョン)①-レイバックサイド(ヘアカッター)②+8回転③
これはSPと同じでもともとレベル3構成ですね。




ニキ・ヴォリーズ
Lsp3
(レイバックスピン)背中をアーチ型に反らせたスピン
https://youtu.be/GauVsPaPfvA?t=2m9s
【予定構成】
難エントランス(難ターン連続)①-(レイバックサイド→バック)②-ヘアカッター③-UB(アップライトビールマン)④

これは最初、難エントランスだということがわからず、もともとレベル3構成でレベルを取りこぼしたわけではないのかなと思ったんですが、SPを見てみたら全く同じ構成のレイバックスピンをやっていて、そこではレベル4獲れているんですね。よくよく見ると、難しいターンを2つ連続でやって、ただちにスピンに入っているではありませんか(カウンター+ロッカー?)。

SPのLSp4→https://youtu.be/a2rwjdOS7jw?t=1m55s

レイバックスピンの難エントランスといえばイリュージョンと思い込んでいたので、盲点でした。

で、このFSではどこのレベルを落としているかというと、まさしくこの難エントランスなのではないかと思います。
★①左足で前向きにターンを始め、切り返して後向きになり(カウンターだと思います。たぶん)、また前向きになるためにターン(たぶんロッカー)をしようとして、ホップしてしまう(氷からエッジが一瞬浮いてしまってターンになっていない)。それで難エントランスが認められなかったのではと推察します。違ったらごめんね(^_^;)

②レイバックのサイドとバックをそれぞれ2回転ずつすることでレベルが獲れる。
③難ポジションのヘアカッターで2回転。
④難ポジションのビールマンで2回転。

【結果】
難エントランス(難ターン連続)★-(レイバックサイド→バック)①-ヘアカッター②-UB(アップライトビールマン)③





アナスタシア・ガルスチャン
FSSp3
(フライングシットスピン)跳んで始めるシットだけのスピン
https://youtu.be/jE7MiATnQMI?t=1m48s
【予定構成】
難フライング(フライングシット)①-SF(シットフォワード)②-SS(シットサイドウェイズ)③-SB(シットビハインド)④

①空中でシット姿勢を取るフライングシット、着氷後2回転以内にSFの姿勢で2回転保持。同時に難ポジションとしてもレベル獲得。
②フリーレッグを横にしたSSで2回転。
★③フリーレッグを後にしたSBで2回転するはずが、腿が氷面と平行になるまで腰が落ちないまま終わってしまう。

【結果】
難フライング(フライングシット)①-SF(シットフォワード)②-SS(シットサイドウェイズ)③-SB(シットビハインド)★



*****

レベルの獲り方は割とパターンが決まっているため、わかるときはサクサク進むのですが、それにとらわれてしまうと、思わぬところで落とし穴にはまることがあります。
パターンを頭に入れつつも、思い込みは排除して見るのがいいですね。


これでボストン世界選手権の男子と女子について一通り見てきました。
あとは2016-2017シーズンになってルールがどう変わったか、そのポイントについて説明してこの連載をひとまず終えたいと思います。

[ 2016/07/06 ] スピンを楽しもう | TB(-) | CM(0)