2017 101234567891011121314151617181920212223242526272829302017 12

スピンを楽しもう11 ~スピン中のジャンプでレベルGET~

「スピンを楽しもう10」で開始時にジャンプのあるフライングスピンについてやったので、ジャンプつながりでスピン中のジャンプを取り上げます。

大ざっぱに言ってしまうと、スピン中にジャンプをしたらレベルが獲れます。

もちろん約束事がいくつかあるので、そこを押さえておかないといけないのですが。

ではまず資料の確認です。
レベル判定を行うテクニカル・パネルのためのルールブック→2015-2016シーズンのテクニカルパネル・ハンドブック

※PDFです。ご注意ください。

スピンについての記述はP8~P20。P11にどういう条件をクリアしたらレベルが獲れるかを明記した「レベル特徴」という項目があります。

全部で13あるのですが、2)3)にこう書いてあります。

hand1

この2つがスピン中のジャンプです。

2)はジャンプ足換え。スピンの途中で軸足を片方の足からもう片方の足に換えることを「足換え」と言いますが、これをジャンプにより行うとレベルが獲れますよということです。

3)は同足ジャンプ。スピンの途中でジャンプをし、同じ足で降りてまたスピンを続けるとレベルが獲れますよということです。


「ジャンプ足換え」も「同足ジャンプ」も、プログラム中でレベルが獲れるのは1回のみです。
(ちなみに「ジャンプ足換え」も「同足ジャンプ」も正式名称ではありませんが、わかりやすいようにブログ内ではそう呼ばせてもらいますね)


どちらにも次のような共通のルールがあります。

ジャンプ前2回転必要。
・ジャンプをして着氷後2回転以内に基本姿勢に達して、その姿勢を2回転保持しなければならない。


(ハンドブックP16 「スピン中の同じ足でのジャンプ」、P17 「ジャンプによって行われる足換え」より)


「着氷後2回転以内に~2回転保持」ってどこかで聞いた覚えはありませんか?

そう、フライングスピンのところでやった、フライングを成立させるための条件と同じですね。
スピンではジャンプでレベルを獲ろうと思ったら、とにかく着氷後2回転以内にきちんと姿勢をとって2回転しないといけないわけです。

そして、足換えのあるスピンでは「片方の足で獲れるレベルの数は2つまで」というルールがあるのですが、「ジャンプ足換え」の場合は足換え後の足の方のレベルとして数えられます。

(P18 「足換えありのスピンでの片足における特徴の数」より
“ジャンプによって行われた足換え”(中略)の特徴は、足換え後の足に割り当てて数えられる)

つまり、レベル4を獲る為には、足換え前にレベルを2つ獲ってから足換えをジャンプでやり、その後にレベルを1つ獲ればOKというわけです。


さあ、具体例を見てみましょう。


【ジャンプ足換え】

宇野 昌磨選手
四大陸SPよりCSSp4(チェンジフットシットスピン レベル4・・・足換えのあるシット姿勢だけのスピン)

動画はこちら→https://youtu.be/ljTxk9pSnTI?t=1m21s
(クリックするとスピンのところから始まります。再生速度の調節はYouTube画面右下の歯車マークをクリックして行ってください)

レベル構成は以下の通りです(丸数字がレベル)。

難エントランス(イリュージョン)①-シットフォワード②-ジャンプ足換え③-シットサイドウェイズ④

難エントランス・・・難しい入り方でスピンを始めること。イリュージョン(別名ウィンドミル)はスピンの入りで1回やると難エントランスと認定される。
*シットフォワード・・・太腿が少なくとも氷面に平行になるまで腰を落とし、フリーレッグを前にした姿勢。
*シットサイドウェイズ・・・太腿が少なくとも氷面に平行になるまで腰を落とし、フリーレッグを横にした姿勢。
*は難ポジション。2回転必要。

無良 崇人選手
四大陸SPよりCCSp4(チェンジフットキャメルスピン レベル4・・・足換えのあるキャメル姿勢だけのスピン)

動画はこちら→https://youtu.be/WXpDMOAlBss?t=1m5s

レベル構成は

キャメル基本-キャメルサイドウェイズ①+チェンジエッジ②-ジャンプ足換え③-キャメル基本-キャメルフォワード④

*キャメルサイドウェイズ・・・フリーレッグを後方に膝をヒップより高く、肩のラインを氷面に対して垂直にした姿勢。
*キャメルフォワード・・・フリーレッグを後方に膝をヒップより高く、肩のラインを氷面に対して水平にした姿勢。
チェンジエッジ・・・エッジを変更する前後で2回転ずつ必要。
*は難ポジション。2回転必要。「基本」とは難ポジションではないもの。


【同足ジャンプ】

村上 佳菜子選手
四大陸SPよりCCoSp3p4(チェンジフットコンビネーションスピン 3ポジション レベル4・・・足換えのある基本姿勢3つを組み合わせたスピン)

動画はこちら→https://youtu.be/qc6ok8V_elc?t=1m19s

レベル構成は

キャメル基本-同足ジャンプ①-シットサイドウェイズ②-足換え-シットフォワード③-アップライトストレート④

シットサイドウェイズとシットフォワードの説明は宇野選手の項を参照。
*アップライトストレート・・・膝を真っ直ぐかやや曲げて上体を真っ直ぐにした姿勢。
*は難ポジション。2回転必要。


【両方やっている例】

1つのスピンの中で「ジャンプ足換え」と「同足ジャンプ」を両方やって、それぞれレベルを獲っているケースもよく見ます。

パトリック・チャン選手
四大陸FSよりCCoSp3p4(チェンジフットコンビネーションスピン 3ポジション レベル4・・・足換えのある基本姿勢3つを組み合わせたスピン)

動画はこちら→https://youtu.be/ZMWoPkP1cJk?t=4m34s

レベル構成は

キャメル基本-同足ジャンプ①-シット基本-アップライトフォワード②-ジャンプ足換え③-アップライトストレート④

アップライトストレートの説明は村上選手の項を参照。
*アップライトフォワード・・・膝を真っ直ぐかやや曲げて上体を前に倒した姿勢。
*は難ポジション。2回転必要。



宮原知子選手やハン・ヤン選手など、他にもスピン中のジャンプを取り入れている選手はたくさんいるので、注目してみてください。
スポンサーサイト
[ 2016/03/05 ] スピンを楽しもう | TB(-) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する