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スピンを楽しもう(9) ~チェンジエッジを見分けるコツ~

今回はレベルを獲る特徴の一つ、チェンジエッジ(エッジの変更)について見ていきます。

テクニカルパネルハンドブックP11の「レベル特徴」とP16「明確なエッジの変更」に載っていることを要約すると、次のようになります。

・チェンジエッジによってレベルを獲ることができるのは、ショートプログラムで1回、フリープログラムで1回のみ。

・姿勢は次の四つに限られる。
 シット
(バック・インサイドからフォア・アウトサイドのみ)
 キャメル
 レイバック
 ビールマン


※アップライトや非基本姿勢ではレベルを獲ることができない。

・上記の四つの姿勢の中で、チェンジエッジ前後に各2回転以上が必要である。



シット姿勢の条件にある、「バック・インサイドからフォア・アウトサイド」というのは、あまり神経質に考える必要はないと思います(間違ったやり方でチェンジエッジする選手はまずいないので)。

要はスピンをしている選手の全身を目で捉えていて、

・カクッと挙動が変わった後、かかとを先頭に回っていたのが、つま先を先頭に回り始めている(少ないですが、先につま先の方へ回ってからかかとの方へ回る場合もあります)。

・それまでの回転より円周が大きくなった。


この二つに気づいたら、それがチェンジエッジを行っているということです。


また、チェンジエッジがよく行われるポジションというものがあります。
それを念頭に置き、そのポジションの時に注意して(やるかもしれないと期待して(笑))見ておくのもいいでしょう。

昨シーズンのシニアでよく見かけたのが、CU(キャメルアップワード)時のチェンジエッジでした。
キャメルスピンの難ポジションの記事でやりましたが、CUとは肩のラインが氷と垂直よりさらに上にひねって上体が天井を向くような形でしたね。

難ポジションでチェンジエッジすると、難ポジションで一つ、チェンジエッジで一つと、一度にレベルが二つ獲れます。
いつだったか、J Sportsの解説で中庭健介さんが「選手は一度にレベルを複数獲れるような効率的なレベルの獲り方をする」と言っていましたが、そういうことです。

キャメルアップワードの次に多いのがCF(キャメルフォワード)でした(肩のラインが氷と平行)

その次に多いのがSF(シットフォワード)フリーレッグが体の前にくるポジションです。

だいたいこの三つの姿勢でチェンジエッジのほとんどを網羅していて、レイバックやビールマンはほどんど見ないという感じでした(統計を取ったわけではないのであくまで私の印象ですが)。

今シーズンもシニアはそんな感じなのではないかと思います。

では、具体例を見ていきましょう。
貼りつけたGIF動画はすべて再生速度を50%にしてあります。元の動画はいつものように下にリンクを貼ってあります。
(う~ん、せっかくGIF動画を作ったけど、元動画の方がわかりやすいかもしれない… ^^; )

CU(キャメルアップワード)におけるチェンジエッジ

キャメルの基本形で2回転した後、CUにポジションを変えると同時にチェンジエッジしています。かかとを先頭に回っていたのが、上体を上に向けた途端につま先を先頭に回り始めるのをご確認ください。

hm-ce
Hannah MILLER SP - 2015 Finlandia Trophy

チェンジエッジ後に回転する円周が大きくなっていますね。



CF(キャメルフォワード)におけるチェンジエッジ

キャッチフットしてCFの姿勢になり、2回転後、チェンジエッジして2回転以上回っています。

jb-cf-ce
Jason Brown SP - 2015 World Championships

これもチェンジエッジ後に円周が大きくなっていますね。



CS(キャメルサイドウェイズ)におけるチェンジエッジ

CS(キャメルサイドウェイズ)でのチェンジエッジも時々見られますが、ドーナツスピンでは珍しいですね。
さすがスピナーのリプニツカヤ選手です。

yl-cs-ce
Finlandia Trophy 2015. Ladies - Free Skating. Julia LIPNITSKAIA

高画質の動画はこちら(加工禁止だったのでGIFは上の動画を使用しました)→https://youtu.be/CAaxHDhO0IM?t=1m57s



キャメル基本形におけるチェンジエッジ

難ポジションばかりを紹介しましたが、基本形でもいいんですよ。

羽生選手の昨シーズンフリー「オペラ座の怪人」CCoSpよりチェンジエッジ部分
加工不可のため、動画のリンクを貼ります。

羽生結弦 2014 グランプリファイナル  FS  ESP(ドイツ語訳付)

キャメル基本形で2回転した後、チェンジエッジして2回転、それからシット姿勢に移っていますね。


次はシット姿勢におけるチェンジエッジを見てみましょう。

SF(シットフォワード)におけるチェンジエッジ

シット姿勢でのチェンジエッジはSF(シットフォワード)でしか私は見たことがないんです。
他の姿勢でもやっている選手がいるのかもしれませんが…。

【追記2015/11/17】
空色羊さんのブログでSS(シットサイドウェイズ)でのチェンジエッジを紹介されていました。ツルスカヤ選手です。
動画はこちら。→https://www.youtube.com/watch?v=mYmbXuwy9CI&feature=youtu.be&t=2m45s
***

さて、シット姿勢でのチェンジエッジはSFがとても多く、特に今シーズンのジュニアの女子選手はほとんどこれを取り入れているので、サンプルには事欠きません。
ジュニアグランプリシリーズの動画がいっぱい出ているので、練習がてら見てみてください。→2015/16シーズン フィギュアスケート動画リンク集

mh-sf-ce
2015 ISU Jr. Grand Prix- Colorado Springs Ladies Short Program Marin HONDA JPN

下がっていたフリーレッグが上がると同時にチェンジエッジしています。

SF(シットフォワード)でのチェンジエッジでは、エッジが変わった瞬間にカクッと腰が一段、高くなります。
そこに注目してください。

そして、やはり回っている円周がチェンジエッジ前と比べて大きくなります。



UB(ビールマン)におけるチェンジエッジ

めったにないビールマンスピンでのチェンジエッジです。行っているのはアメリカのポリーナ・エドムンズ選手(Monkonさんに教えていただきました)。

これも加工不可なので、リンクを貼ります。

2015 U.S. Nationals - Polina Edmunds FS NBC

最後、ビールマンでチェンジエッジしたまま終わっています。

ただ、ポリーナ・エドムンズ選手の場合、同じプログラムの他のスピンで既にチェンジエッジを使ってレベルを獲っているので、ここでまたチェンジエッジを入れたのは、レベルを獲るためではなくGOE(出来映え点)を稼ぐためのようです。

ご参考までに、このスピンLSp4のレベル構成はこうなります。

レイバックサイドウェイズで8回転することでレベル1→レイバックのバック姿勢(難ポジションのキャッチフット)でレベル2(サイドからバックへの姿勢変更も行っているので、ここでレベル3が同時に獲れる)→難ポジションのビールマンでレベル4+チェンジエッジ(おまけ)

リプニツカヤ選手は同じスピンの中で2回もチェンジエッジをやってみたりするそうですし…スピナーって凄い(((( ;゚Д゚))))


さてさて、キャメル、シット、ビールマンの例を見てきたのですが、レイバックでチェンジエッジする例が残念ながら見つかりませんでした。
取り入れている選手をご存知でしたら、ぜひ教えてください。よろしくお願いします!
【2015/10/29追記】空色羊さんに教えていただきました。ありがとうございます!
スケートアメリカでアレイン・チャートランド選手がレイバックスピンでチェンジエッジをしています。

ac-change
2015 GP Skate America. Ladies - SP. Alaine CHARTRAND
キャッチフットで2回転後にチェンジエッジしています。




【おさらい】

・チェンジエッジによってレベルを獲ることができるのは、ショートとフリー、それぞれ1回ずつ。

・姿勢はシット(バック・インサイドからフォア・アウトサイドのみ)、キャメル、レイバック、ビールマンの四つ

アップライトや非基本姿勢ではレベルを獲ることができない。

・上記の四つの姿勢の中で、チェンジエッジ前後で各2回転以上が必要。

基本形でもOKだが、難ポジションでチェンジエッジしてレベルを同時に二つ獲ることが多い。

・チェンジエッジがよく見られるのはCU(キャメルアップワード)とSF(シットフォワード)。

・全体を見ていて、カクッと挙動が変わったら足元を見る。かかとを先頭に回っていたのがつま先が先頭になったらチェンジエッジしている。

・SF(シットフォワード)では、チェンジエッジの瞬間、腰の位置が一段高くなる。

・どの姿勢でも、チェンジエッジ後は回っている円周が大きくなる。
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[ 2015/10/12 ] スピンを楽しもう | TB(-) | CM(4)

これは難しい・・・

こんにちは。
教えていただいたことを念頭に、JOを見返しています。お陰さまで、スピンの難ポジションについて、わかってきた気分です。まだ気分ですが・・・
それにしても、今回のチェンジエッジは難しいですね~。かかと先頭からつまさき先頭にチェンジかぁ。円周がおおきくなるって時がポイントなんですね!以前は「あ、ぐらついちゃった」って思ってました。恥ずかしい~
全体姿勢を観つつ、足元を確認! がんばってみま~す。
[ 2015/10/14 16:49 ] [ 編集 ]

Re: これは難しい・・・

慣れですよ~。
難ポジションでチェンジエッジする時は、姿勢変更と同時にやることが多いので、そこも注目してみてください。

私も以前はチェンジエッジなんて目がいくつもついてないと無理って思ってましたが、慣れたら結構余裕でわかるようになりますよ~。
ガンバだ!ヾ(゚-^*)
[ 2015/10/14 20:47 ] [ 編集 ]

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[ 2015/10/25 00:11 ] [ 編集 ]

Re: 勉強になる記事を有り難うございます

初めまして。
コメントありがとうございます。とても嬉しいです!
メッセージをお送りしました。
[ 2015/10/25 07:50 ] [ 編集 ]

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