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テクニカル・パネルの役割(4)

自分メモ。これで技術編はラスト。

★テクニカル・パネルは技術をどのように判定しているか?★

【ステップシークエンス】

★ターンの種類(片足で行われる)
スリー・ターン
ツイズル
ブラケット
ループ
カウンター
ロッカー

★ステップの種類(両足で踏みかえる。可能なものは片足で行われる)
トゥ・ステップ
シャッセ
モホーク
チョクトウ
エッジの変更を伴うカーブ
クロスロール

トゥ・ステップ・・・つま先を細かくついて進む
モホーク・・・ジャンプの前、方向転換する際によく見られる
今回は片足で行われるターンについて。
スリー・ターン、ブラケット、ロッカー、カウンターの説明がここで入る。

※<自分メモ>---
言葉では説明しにくいので、こちらのブログを。図解つき。

「TVでは教えてくれないフィギュアスケート観戦術
~元選手による雑記~」
片足で行うターンの種類
---

他にも、
ループ・・・同じエッジで小さな円を描く。(羽生結弦のFS「ノートルダム・ド・パリ」参照。右足でくるんと回っている)
ツイズル・・・スピンのような回転でくるくる回りながら進んでいく。(デニス・テンのFS「アーティスト」参照)

と、ターンには全部で6種類あり、しかも一つのターンには片足につき前後方向と左右方向の4つのターンが存在する。

【ステップシークエンスのレベルと基礎点】
ステップシークエンス
左から略号とレベル、基礎点。
StSqB レベルB 1.50
StSq1 レベル1 1.80
StSq2 レベル2 2.60
StSq3 レベル3 3.30
StSq4 レベル4 3.90

コレオシークエンス
ChSq1 レベル1固定 2.00


【ステップシークエンスのレベル獲得の特徴】
(1)シークエンス中のターンおよびステップが、最低限に多様(レベル1)、やや多様(レベル2)、多様(レベル3)、複雑(レベル4)である<必須>
最低限に多様→レベル1
 少なくともターン5つ ステップ2つ
やや多様→レベル2
 少なくともターン7つ ステップ4つ
多様→レベル3
 少なくともターン9つ ステップ4つ
複雑→レベル4
 両方向へ5つのターン 両方向へ3つのステップ

ターンもステップも、どの種類も数えてよいのは2回まで。

(2)完全に体が回転する両方向(左と右)への回転 各回転方向とも全体でパターンの少なくとも1/3はカバーすること

(3)少なくともパターンの1/3において上半身の動きを使っている

(4)シークエンス中に明確なリズムで実行する難しい3つのターンの組み合わせ(ロッカー、カウンター、ブラケット、ツイズル、ループ)異なるものを2つ

(1)を満たしていなければ、レベルはそれ以上上がらない。

正確にできていないと認められないので、正確なエッジワークが必要になってくる。

【ジュベールのFSを見ながら解説】
プロトコル
ジュベプロトコル←クリックで拡大

ジュベプロトコル部分



だいたい3:15~3:42のあたり。

3F+2T後のトランジションが終わってからステップが始まる。

岡部さん「回転方向があったかどうか見てみましょう。
反時計回り
時計回り
時計回り
反時計回り
反時計回り
十分できていますね。
時計回り
反時計回り
反時計回り
こうやって見ていくと、1/3ずつ反時計回りと時計回りが行われていました」

(2)完全に体が回転する両方向(左と右)への回転 各回転方向とも全体でパターンの少なくとも1/3はカバーすること
を満たしていると判定。

次は、
(3)少なくともパターンの1/3において上半身の動きを使っている
かどうか、また最初から見ていく。

岡部さん「ここはありません。
ここもないですね。
手は上がっているんですけど、体幹部分に影響を与えてはいないです。
ここもないですね。
ここもないですね。
はい、ないです。
ここちょっとありました(3:35あたり。上体を前にちょっと倒したところ)。
ないですね……。
こうやって見ますと、上半身の動きは1/3に達していません」

(3)のレベルの特徴は取れなかった。

次は、
(4)シークエンス中に明確なリズムで実行する難しい3つのターンの組み合わせ(ロッカー、カウンター、ブラケット、ツイズル、ループ)異なるものを2つ
について、また最初から見ていく。

3:15~3:21 ロッカー、ブラケット、カウンター。一つ目の3つの難しいターンの組み合わせあり。
3:23~3:34 ロッカー、カウンター、ツイズル。これが2つ目。一つ目とは違うターンの組み合わせあり。
3:34~3:42「ここもあったんですけど、ちょっと最後のターンで跳んでましたね。
跳んでしまったものはカウントされません

上の2つが実行できたためレベルが上がる特徴を一つ取れた。

(1)<必須>の必要なターンおよびステップの数が多様(レベル3)に達しているので(1)の特徴が取れ、(2)(4)と併せてレベル3になった。

岡部さん「もっと上半身を使う動きになればレベル4になれる可能性は十分ありますが、このステップを見るともともとレベル3で組んできているかなと思えます

今季からショート・バリア(フェンスの短い方)からショート・バリアをいっぱいに使っている、もしくはロング・バリア(フェンスの長い方)からロング・バリアへ2回往復しているかを判定の基準にするようになった。

【コレオグラフィックシークエンス】
昨季から取り入れられたルール。コールの仕方としてはそれが行われたかどうか。
レベル1固定で2.00の基礎点。GOEだけで競争してもらおうということで、より個性的により音楽に合った、よりプログラムの特徴を表したものをということで作られた。

女子の場合はここにスパイラルがないといけない。

※<自分メモ>
岡部さんは、わかりやすいようにレベルの一つずつについてステップを何度も見直して説明していたが、実際の試合ではこんなことはもちろんしないわけで、一度に全部のレベル判定を行っているわけで……すごい集中力と知識と技量が必要だな。


※ルールの詳細は
「日本スケート連盟」公式サイトのスケートインフォメーション「ISUコミュニケーション/ハンドブックQ&A」のページにある
(↓PDF注意↓)
「ジャッジングシステム テクニカル パネル ハンドブック」シングル・スケーティング2013/2014

「国際スケート連盟コミュニケーション第1790 号 シングルおよびペア・スケーティング 価値尺度(SOV),難度レベル(LOD),GOE 採点のガイドライン」


最新版はこちら。
国際スケート連盟コミュニケーション第1861 号
シングルおよびペア・スケーティング
価値尺度(SOV),難度レベル(LOD),GOE 採点のガイドライン


修正版もあわせて必読。

国際スケート連盟コミュニケーション第1884号
シングルおよびペア・スケーティング
コミュニケーション第1861号の修正および訂正


レベル判定などのルールはこちら。

ジャッジングシステム テクニカルパネルハンドブック
2014/2015版


正確を期するために英文直訳の硬い文章なので、初心者にはかなり骨の折れる内容だが、知識がついてくるに従ってじょじょに理解できる部分が増えていく。コミュニケーションとテクニカルパネルハンドブックはスケオタ必携の資料。
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[ 2013/12/01 ] フィギュアスケート資料室 | TB(-) | CM(0)

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