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テクニカル・パネルの役割(1)

Jスポのラボ#1「技術編」を自分用にメモ。

採点側の視点でフィギュアを見る。
今回は技術を判定するテクニカル・パネルに注目。


【ジャッジ団とは】
ジャッジ団(16人)はリンク正面に座っている。
並びは横一列で左から、
ジャッジNo.9~6、レフェリー、ジャッジNo.5~1
と、レフェリーを真ん中にはさんで左右にジャッジが分かれている。
大きい大会ではジャッジは9人いる。

★レフェリーの役割
・試合前・直前・試合後のミーティングを主導する
・試合進行の管理、選手・ジャッジの監督
・氷の状態や照明、音量などのチェック
・減点の判定
・ジャッジと同様の採点を行う(得点には反映されない)
・滑走順の抽選、表彰式へも出席する

★ジャッジ(13人の中から9人が選出される)の役割
・エレメンツの出来栄え(GOE)の評価
・演技構成点(プログラム・コンポーネンツ)の評価

★テクニカルパネル(技術審判団)の役割
ジャッジより一段高い場所に、
・テクニカル・コントローラー
・テクニカル・スペシャリスト
・アシスタント・テクニカル・スペシャリスト
・データオペレータ
の4名が控えている。

<テクニカル・コントローラー>
・技術審判団のまとめ役
・テクニカル・スペシャリストのコールを確認、訂正を行う
・テクニカルデータ入力のチェックや確定を主導する

<テクニカル・スペシャリスト>
・エレメンツの認定、レベルの認定
・転倒による減点や無効要素の判定

<アシスタント・テクニカル・スペシャリスト>
テクニカル・スペシャリストの補助

3人の意見が分かれた時は多数決が用いられる。

<データ・オペレータ>
認定されたエレメンツを入力する役割

その他のスタッフ。
<リプレイ・オペレータ>
9番ジャッジの横にいて、ビデオ判定の機械操作をする
<計時係>
レフェリーの横にいて、演技時間などの計測をする

以上、合計16人の審判団で一つの演技の得点を出している。
それぞれの資格は異なっていて、国際審判になるには厳しい試験をパスしなければならない。


◆今回の題材:男子シングル フリースケーティング
演技時間は4分30秒。最大13の要素を行うことができる

【ジャンプ要素】
8つ(後半ジャンプは1.1倍のボーナスがつく)
・1つはアクセルタイプ
・コンビネーションジャンプは3つまで可能、うち1つは3連続ジャンプが可能
・3回転以上のジャンプは2種類のみ繰り返すことができる(1つはコンビネーションにしなくてはならない)

【スピン要素】
3つ
・コンビネーションスピン
・フライングスピン
・単一姿勢のスピン

【ステップ要素】
2つ
・ステップシークエンス
・コレオグラフィックシークエンス

★☆テクニカル・パネルの仕事★☆
全員の演技終了後に出される採点表(プロトコル)をもとに、テクニカル・パネルの仕事を見ていく。

例:ブライアン・ジュベール 2013ワールドFS 総合9位(SP5位、FS10位)

プロトコルの見方
ジュベプロトコル←クリックで拡大

テクニカルパネルが見るのは要素からBV(基礎点)までの部分。
ジュベプロトコル部分

#1~13は要素の数。
4、8、12はスピン。
7、13はステップ。
それ以外はジャンプ。

★レベル判定を行う
スピンやステップの記号の後ろについている数字がレベル。

★ジャンプの回転不足や正しいエッジで踏み切ったか等を判定する
Info欄にある<やe、*といった記号が判定結果。

ちなみに、Base Value欄の点数の右側にある×は後半ボーナスの1.1倍を表している。

【テクニカル・スペシャリストのコールを再現してみる】
題材:2013世界選手権におけるブライアン・ジュベールのFSの映像

テクニカル・スペシャリスト役:岡部由起子氏
経歴:ISUシングル・ペア レフェリー&ジャッジ
   ISUシングル テクニカル・コントローラー

実際はアシスタント・テクニカル・スペシャリストが「ジャンプです」「スピンです」「ステップです」と要素が実施される前にそのつどテクニカル・スペシャリストやテクニカル・コントローラー、データオペレータに伝えているが、ここでは割愛。



(1)クワドフォー(4T)

(2)トリプルサルコウ(3S)

(3)トリプルアクセル(3A)。レビュー。
岡部さん「ランディング(着氷)を見たくてコールしました」

(4)シットスピン。足換えあり。レベルフォー(CSSp4)

(5)クワドトゥ。シングルトゥコンボ(4T+1T)。レビュー。ファーストジャンプ。
岡部さん「ファーストジャンプの回転が見たくてレビューしました」

(6)トリプルフリップ、ダブルトゥコンボ(3F+2T)。レビューエッジ。
岡部さん「正しいテイクオフ(踏切)が出来ているかどうか見たくてレビューしました」

(7)ステップシークエンス。レベルスリー(StSq3)

(8)コンビネーションスピン。足換えあり。レベルフォー(CCoSp4)

(9)トリプルルッツ(3Lz)

(10)トリプルサルコウ、ダブルトゥコンボ(3S+2T)

(11)トリプルフリップ(3F)。レビュー

(12)フライングエントリー。コンビネーションスピン。レベルスリー(FCoSp3)

(13)コレオシークエンス(ChSq1)。コンファームド。
※<自分メモ>
コンファームド(comfirmed:確認(確立)されたの意)。ChSqはレベル判定がなくGOEのみで評価するため、やりおおせたかどうかのコール。

終了。

ジュベールのフリーの得点は148.09(TES:65.81、PCS:82.28)

スペシャリストはメモも何も取らず、選手の演技に集中していなければならない。見て即座にコール。
アシスタントは「次、ジャンプです」「次、スピンです」「次、ステップです」のように、次のエレメンツが何なのか知らせて助けている。


※<自分メモ:うるとらにゃんさんのツイートより受け売りの知識で記載。>
3Fが2Fになれば選手本人にとっては失敗だが、審判団は「3Fをやるつもりが2Fになってしまったんだな」という見方はしない。あくまでも実施された2Fについて、回転は足りていたか、正しいエッジで踏み切ったか等をテクニカル・パネルは判定し、出来栄えはどうだったかをジャッジが評価する。
だからアシスタントは「次、3Fです」のようには言わず、「次、ジャンプです」とだけ告げる。

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[ 2013/12/01 ] フィギュアスケート資料室 | TB(-) | CM(0)

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