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日本人のフィギュアスケート愛

朝日新聞の土曜版にこんな記事が。

「高額チケット物語るフィギュア人気」
記事

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ソチ五輪を来年に控え、日本でのフィギュアスケート人気は衰えない。チケットは高額でも完売。テレビ視聴率が期待でき、多くの日本企業が国際スケート連盟(ISU)をスポンサーとして支える。その背景には、米国でのフィギュアスケート人気の低下がある。ISUは、多くの国際大会の日本開催を決め、日本重視を強めている。
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日本のフィギュアのチケットは言われるまでもなく高額だよね(>Д< ;)

四大陸のチケットについて2012年(アメリカ・コロラドスプリングス)のと比較が載っていたが、日本はアリーナSSの1日券が2万円なのにたいし、アメリカは全日程が見られるもっとも高額なチケットでも200ドル(1万5444円)、一番安い1イベント券がなんと9ドル(695円)。

アメリカではフィギュアは人気がないらしく、これくらい安くしないと濃いスケオタ以外、誰も見ないんだろう。反対に日本はこんなに高くても完売するほど、今はフィギュア人気絶頂期ということなんだろうね。

なんで日本のチケットはこんなに高いのかというと、

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日本スケート連盟の伊東秀仁フィギュア部長は「日本には氷を張っている大型のスタジアムがない。リンク作製費は1億円ほどかかることもあるので、チケットを高くしても大きな利益は出ない」と説明する。

会場が大きくなるほど、設営費やスタッフ経費がかかる。今年の四大陸の会場となった大阪市中央体育館の収容人数は、00年の大阪プールの2倍近い6550人。会場設営費だけで約1億6070万円かかった。

テレビの放映権料や広告費は国際スケート連盟(ISU)に入るため、大会経費はチケット販売収入でまかなわなければならない。多くの人に生で見てもらうために収容人数の多い会場にすると、それだけ価格を高くせざるを得ないというジレンマがあるという。
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『スケオタあるある』の本に載っていたが(買ったんですよ。性懲りもなく(^_^;) これについては別の機会に紹介しますね)、海外でチケットが安いのは、大会運営にボランティアが多いという事情も関係しているかも、とのこと。日本もそうすりゃいいのよ。スケートのためにひと肌脱ごうっていうスケオタさんたちは多いと思うよ。

14日まで第3回世界国別対抗戦が行われていたが、第1回の09年、第2回の12年ともども、すべて東京で開催されている。視聴率は好調で、この成功を受けて来年のソチ五輪では団体戦が初めて採用されることになったという。

団体戦は楽しみでもあるんだけど、個人戦の前にやるというのが心配だな。やっぱり一番重要なのは個人戦でしょう。調子が狂ったり怪我したりのリスクを考えたら、個人戦のあとに団体戦をやってほしい。

ISUのオフィシャルスポンサーは現在13社で、そのうち10社が日本の企業だという。いまやISUにとって日本は大事なお得意様なわけで(韓国企業に買収されてるとかいうトンデモ陰謀論が嘘っぱちなのがよくわかる)、必然的に日本で開催される国際大会が増えるという結果に。

来季はGPシリーズのNHK杯(東京)に加え、GPF(福岡)と世界選手権(埼玉)が日本で開かれる。

いや~、めっちゃ嬉しい。どうせ行けないしリアルタイムでは見られないだろうけどさぁ。+゚(゚´Д`゚)゚+。

ISUが日本を頼る背景には、アメリカでのフィギュア人気の衰退があるとして、フリーライターの田村明子がいろいろ言ってる。

この人の発言にはフィギュア愛がないのであまり取り上げたくないんだが(-_-;)

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「ミシェル・クワンが引退したトリノ五輪前後から、米国女子のスターがいなくなった。また、02年ソルトレーク五輪のペアであった不正採点疑惑をメディアが面白おかしくあおりすぎた上、新採点方式をメディアが基本的に支持していないことなど、理由はいくつかあります」

10年バンクーバー五輪男子でエバン・ライサチェクが金メダルを獲得しても、フィギュア人気回復にはつながらなかったという。選手が演技後に得点を確認する場所「キス&クライ」の広告スポンサーも、6年ほど空いていた。
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女子のスターがいないって、ワグナーやゴールドやザワツキーや長洲未来や・・・いい選手はいっぱいいるのに、アメリカ人は彼女たちでは満足しないのか?

男子だってアボとかアーロンとかマイナーとかリッポンとか、ペアはよく知らないけど、アイスダンスにはあのメリチャリがいるしチョック&ベイツとかシブタニ兄妹とか・・・才能の宝庫じゃん。

要はアメリカ人にとってフィギュアは、スターがいないからというより競技としてマイナーだから人気ないだけなんでは?

「新採点方式をメディアが基本的に支持していない」

それはメディアが自分の印象と違う採点結果=不正と短絡的に片づけて、ルールを勉強し、理解しようとする努力を放棄しているだけだからじゃないんですか?

ソルトレイク・スキャンダルを面白おかしく煽ったように、今も新採点方式に不正疑惑を絡めて、面白おかしく煽ることで視聴率や部数を上げて儲けようとしているだけだからじゃないんですか?

ちょっと話は飛ぶが、ジャーナリストの池上彰が昨年12月のテレビ東京 衆議院選挙特別番組「池上彰の総選挙ライブ」で、当選した候補たちにズバズバと鋭い質問を浴びせかけて話題になっていた。

池上彰は「当選した候補に『今のお気持ちは?』なんて質問をしているようではダメです。政治家に取材するジャーナリストは政治のことをもっと勉強しないと」と言っていた。

ちなみに、池上氏はこの番組の司会で、優れた表現活動に贈られる伊丹十三賞を受賞している。

対象のことをよく知らないと、深く掘り下げる取材はできない。
そのとおりだと思う。

新採点方式をアメリカのメディアが支持していないというなら、この方式のこういう点が悪い、ここはおかしいと(単なる主観的な思い込みではなく)根拠を示して言えるだけの知識が当然彼らにはあるんでしょうね?

世界選手権でPチャンに金メダルをやるくらいならテンくんによこせと騒ぎ立てた勘違い記者がいたが、そういうゴシップ記事の話題しか目に入ってこないんだが。

素人のファンが不正だ疑惑だと騒ぐならまだしも(それでも十分、選手たちには迷惑だけど)、プロであるジャーナリストが対象に関して不勉強でどうする。

あ、田村氏の意見に文句言うのが目的じゃなかった。新聞記事の紹介に戻ります。

記事の最後は、人気選手の集団引退と次世代を担うジュニアの育成が順調ではないため、今のフィギュア人気もいつまでも続くわけではないとして、伊東部長の「テレビやスポンサーが離れてしまったら、状況に合わせて会場を選び、赤字にならない運営をしていかなければいけない」という課題で結ばれている。

いや、ちょっとツッコんでいいですか。

来季限りで引退を表明している人気と実力のある選手の中に、なんで織田信成の名前が入ってないねん(`Д´)

それに、ジュニア選手が2010年を最後に世界ジュニア選手権で優勝から遠ざかっているって言うけど、それで「育成は順調とはいえない」って決めつけるってどんだけ失礼やねん。
みんなこれから伸びる子たちだと思うんですけどね。

そしてそして、大物が引退したあとに残る男子選手には羽生結弦、小塚崇彦、無良崇人、町田樹という輝ける星、世界トップ選手が、まだ3枠に収まりきらないくらいいるじゃないですか。忘れてるんですか。シロウトですかこの記事を書いた記者は(#゚Д゚)ゴルァ!!

女子は村上佳菜子と今井遥がいるじゃないですか。遥ちゃんは今季不調だったけど、きっと盛り返してくれるわい。佳菜子ちゃんは何度も表彰台に上ってるやないかい(ノ`Д´)ノ キィィィ

たとえ今のフィギュア人気に陰りが見えたとしても、それでも日本人のフィギュアスケート好きは永遠に続く。願望じゃなくて私はそう思う。

スポーツと芸術が絶妙に融合した不思議な競技。フィギュアの魅力を一度でも知ってしまったら、人は虜にならずにいられない。

そしてこれは、途中で上がり下がりの波はあれど、子供の頃から何十年もずっとフィギュアを愛し続けた私の実感でもある。
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[ 2013/04/20 ] フィギュアスケート雑感 | TB(-) | CM(0)

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