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村上春樹、いいですか?

村上春樹の本は『スプートニクの恋人』を読んだことがある。

初めて読んだときは、うわっ、キザったらしい文章、翻訳文みたいやな、と思った。
内容もそんなにいいとは思わなかった。それ以後、一度も村上春樹の本を手に取ることはなかった。

それでも、ノーベル文学賞候補にまでなるほどの作家だから、きっとすごいんだろう。良さがわからないのは損だな。そう思って、今度は『ノルウェイの森』を読んでみた。




うわっ、キザったらしい文章。翻訳文みたいやな。
とはまた思ったけれども、しばらくしたら慣れた。

村上春樹は京都出身で、関西人だ。

関西人は関西人であることにプライドを持っている(んじゃないかと思う)。私も関西出身なので、もう関西を離れて長いが、自分は関西人だと思っているし、関西弁は自分のアイデンティティを形成するものだと思っている。

だから村上春樹が登場人物に標準語でキザったらしいセリフを吐かせ、横文字を並べ立て、オレってクールだろ? 粋だろ? とこれみよがしにやってるのが、どうにもイライラしてくるのである。なんか東京コンプレックスというか、西洋コンプレックス丸出しの田舎者みたいで。

まあ、そこのところは次第に慣れたのでいいとして、問題は中身だ。キャラとストーリーだ。


*** ここからネタばれ ***

ちょっとネタばれしないことには感想を書けないので・・・。


では感想。

面白く読める部分もあるにはあったが、どうにも感動できなかった。私には理解できない小説だった。

まずは人が死にすぎる。しかも自殺が多すぎる。登場人物の誰も魅力的に思えない。

エキセントリックな人物が多すぎる。作者が魅力的な人物として提示してくるミドリやレイコといった女性が、私には奇天烈すぎて近づきたくない人間だったり、鼻持ちならない厚かましい人間にしか見えず、まったく魅力を感じなかった。

そう、村上春樹が用意した設定の数々が、私には逆効果だったり嘘くさく感じられてしまい、まったく受け入れることができなかったのである。

レイコが罠にかけられるレズの美少女も、13歳で超絶技巧の持ち主ってちょっとあり得ない(レズならなおのこと経験を積める相手が少なかっただろうし)と冷めた目で見てしまったし、そもそもセックスに関する描写が露骨で多すぎる。ここまで必要?

しかも、直子の自殺後に会いに来たレイコとまで、なんでやっちゃうかな。友情を感じていた相手とまでやれるものなのか。セックス=再生と言いたいのか? 安直だろ。

直子やレイコの病状も彼女たちのいた病院も、ちゃんと精神病患者を取材して描いたとは思えない。心を病んだ人を登場させて、アンニュイな雰囲気を出したかっただけみたいに見える。直子を自殺という結末に導くのも、喪失のもの悲しさを手っ取り早く醸し出すための、とても安直な手法に見える。

死とエロと奇人変人に頼ってドラマチックさを演出しているというのがなんともあざとく感じてしまって、喪失と再生の物語というなら、もっと心震わすようないい小説がいっぱいあるのにと思う。

私の読解力では村上春樹は歯が立たなかった。ノーベル文学賞は確実とまで言われるくらいだから、きっと素晴らしいのだろう。良さがわからなくて残念だが、彼の作品はもういいや。
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[ 2013/02/24 ] 倉庫5 | TB(-) | CM(2)

私にも

昔、「ノルウェイの森」読みました。ちょうど出版されたばかりでブームになってるころです。
でも私にも理解できなかったですねぇ。その時はまだ若いから大人になったら理解できるだろうと思っていたのですが、ますます理解できなくなりました。
きっと私自身が村上ワールドと対局にいる人間だから…というところで落ち着きました(汗。
[ 2013/02/25 00:05 ] [ 編集 ]

Re: 私にも

よかった~。私だけじゃなかった(^^;)
村上ワールド・・・わかんないっす。
初期のじゃなくて最近のを読んだらどうなんだろう。いや、やめとこ(笑)
[ 2013/02/25 17:56 ] [ 編集 ]

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