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若き才能、そのまぶしさ

フィギュアの国別対抗、日本が金メダルで終われて良かったな~+。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚

羽生結弦が怪我で欠場したのがなんとも残念。

そうなんです。弱冠17歳の羽生結弦クンが、私の中では赤マル上昇中です(´▽`*)

きっかけは3月31日、世界選手権のフリーの演技。

それまではダントツで高橋大輔が好きで、次に村上佳菜子、羽生結弦、鈴木明子というふうに、3番目くらいに好きな選手だったのが、あの渾身の演技を見て以来、ハートをわしづかみ状態。

いやもう、なんというか、動画サイトやブログなどを見て歩いていると、彼のスケーターとしての技術とか演技とか、ルックスとか、精神面とか、いろんな要素に惚れ込んでいる人が老若男女、国内海外問わず、爆発的に増えているようで。

Yahooで羽生結弦と入れようとすると、「羽生結弦 彼女」という候補が一番に出てくる。

そっちか!(笑)

動画サイトでは、羽生結弦と名のつく動画には、スケートをしていないインタビューとか情報番組とかにさえ、ことごとく海外からのコメントが付けられている。これはすごいことだと思う。

この2011-2012のシーズンは、彼にとって激動の1年だった。

去年の地震で自宅が損害を受け、彼は家族と共に避難所の狭いスペースで4日間を過ごした。
ホームリンクだったアイスリンク仙台も被災して営業停止になり、「もうスケートをやめなくちゃいけないのかな」と思ったという。

その後、「かつて教えを受けたことのある都築章一郎の元に身を寄せて東神奈川のスケートリンクを仮の拠点とし、復興支援目的のアイスショー等に出演するなど各地を転々としながら練習を続けることになった」(Wikipediaより)

彼は「自分だけ好きなことをしていていいのかな」と悩んでいたが、自分の演技で元気づけられる人がいるということを知り、「前を向いて歩いていこうよ」というメッセージを込めて滑り続けているという。

アイスショーは全部で60回も出演したんだそうで、観客の前で演技を披露するという実践経験が、単独で練習するよりさらに大きなものを彼に与えたんではないかなと思う。

アイスリンク仙台は昨年7月に営業再開。彼は本拠地に戻ってスケートを続けることができ、今日に至る。

しみじみ思う。
生きててくれてありがとう。
スケートをやめないでくれてありがとう。

震災と結びつけてばかり語られるのは本意ではないだろうけど、それでも、なにかこう、天の配剤というのか、巡り合わせというのか、この1年間の出来事は、彼がスケーターとして成長していく上で必要欠くべからざる試練だったような気がしてしまう。

Youtubeの動画は再生数48万回を超えている。この1週間ほどの間だけでも8万も積み上げて、どこまで伸びるのか驚くほどだ。
リピーターがたくさんいるのだろう(私もそのひとり)。「中毒」になったという言葉がどこででも聞かれる。

※追記:この動画は削除されてしまったので、代わりにこちらを。ノーコメンタリーです。




(参考までに、ユーロスポーツの日本語字幕付きはこちら。字幕をONにするには画面右下の四角をクリック→http://www.youtube.com/watch?v=i0bCvXHtzx4



滑走前、彼は胸の前で十字を切る。クリスチャンかと誤解される仕草なのだが、体の軸がブレないようにというおまじないだという(よく見ると、胸だけじゃなく、お腹のところでも横に切っている)。

曲がかかる前のポーズ。以前は顔を隠さない形だったのを変更したらしいが、こんなふうに顔を半分隠して目元だけ見せるというのは、神秘的なニュアンスを与えてとても効果的。

冒頭の4回転トウループ。素人にもわかる驚きの質の高さ。これだけキレのある4回転が跳べる選手はそうそういないんじゃないか。

沸きに沸く会場。

スプレッドイーグルからのトリプルアクセル。

イーグル(両足を開いて横につーっと滑っていくやつね)からトリプルアクセルに持っていくというのは高難度だそうだ。
羽生結弦の得意技の一つ。このトリプルアクセルもものすごくきれいで流れがある。解説者も会場も感嘆の嵐。

トリプルフリップ。

シットスピン。軸がブレないでほんとにきれい。

ゆっくりとしたステップ。ここでロミオのナイーブさを表現。雰囲気あるわ~。一気にロミオとジュリエットの世界に引き込まれる。

トリプルルッツ。

無理な着氷に悲鳴のような歓声が上がる。ニコニコ動画のイタリア語解説だったかで、女性解説者が「なぜあんな姿勢で着氷することができるの!? 45度だったわよ」と興奮して叫んでいた。すごく膝が柔軟なんだろうな。

続けざまに両手タノジャンプでのダブルトウループ。

手を挙げたジャンプ(タノジャンプ)で、ここまで優美なのを見たのは初めて。曲の世界観と合ってる。華奢な羽生がやるとなおさら美しい。

サーキュラーステップ。
疾走感あふれるツイズル(くるくる回りながら横に移動していくやつ)。美しい。

しかし、なんでもないつなぎの部分で、まさかの転倒。

前半飛ばし過ぎたせいもあり、本人いわく、「疲れて転んじゃいました」ということなのだが、ショートの練習の際に右足首を捻挫し、この日は痛み止めの注射を打って出場していたらしい。そのせいもあるのかも(あとで剥離骨折だったことがわかる。歩けないほどの重症だったという)。

怪我のことはインタビューでも語らず、あとで知られることとなり、言い訳しないのが素晴らしいとますますファンの評判を上げた。男だぜカッコいいぜチクショー(*´д`*)〜з

会場は悲鳴と頑張れの声援と拍手の渦。

転倒にも心折れることなく、トリプルアクセル―トリプルトゥループをやってみせる!

これで一気に観客と実況・解説者の心をわしづかみ。

トリプルルッツ―ダブルトゥループ―ダブルトゥループ

これでもかと技を繰り出してくる羽生。

表情はかなり苦しそう。それがロミオの苦悩の表情に重なる。

男性には珍しいイナバウアー。(アイスリンク仙台のショーで荒川静香とのダブルイナバウアーの動画がある。探してみてね)

トリプルループ

ステップに行く前のスピンに入る。ちょっときつそう。
ドーナツスピン。これも体の柔らかい羽生ならでは。
A字スピン(エッジを掴んだ手が痛そうだとイタリア語解説で解説者が気にしていた。ほんと痛そう。切ったかもしれん(>_<))

曲調が盛り上がり、会場からの歓声も一段と高く。
いよいよ、「ロミヲ討ち入り」「荒ぶるロミオ」(ニコ動タグより)の始まり。

羽生結弦が吼える。

渾身の力を込めた魂のステップを、場内の歓声と手拍子が後押しする。

トリプルサルコウ。着氷が危うかったが、最後のジャンプを見事に決める。

キャメルスピン、シットスピン、そして羽生の柔軟性を生かしたビールマンスピン(男性で出来る選手はとても少ない)のコンビネーション。

ロミオの短剣を胸に刺し、後を追う壮絶なジュリエットの演技のあと、十字架をかたどるような両手を開いたポーズでフィニッシュ!

すぐさま、前方を睨み据えるようにして右手人差し指を高く掲げる。どうだ! やったぞ!! って感じ。

うっわ~この子、かわいい顔して絶対ドSやわ~o(≧▽≦)o

キスアンドクライでは、173.99、総合251.06という高得点、暫定1位という結果に、本人も信じられず( ゚д゚)ポカーン

表彰式では、うれしさ余ってぴょんぴょん飛び跳ねて、喜びを体じゅうで表現する姿がまたかわいかった。
(ちなみにこの表彰式での観客の歓声は、羽生、高橋、チャンの順に大きかった。実際の順位と逆(笑))

リンクを降りたときの女の子みたいなポワワ~ンとした可愛い笑顔と、リンク上の凛々しい姿とのギャップに萌えてしまう人続出。

ふだんは草原でもふもふしてる感じなのに、戦うときは精悍な肉食系に変わる。
海外のコメにも、「かわいい」と「彼はピューマのようだ」というのが混在してるし。
高橋大輔いわく、羽生は外見は女の子みたいだけど、中身は「とても男っぽい」

いやぁ、萌えるわ~(*^▽^*)

日本の実況で「世界を狂わせる17歳」と言ってたけど、ほんとそうだ。

羽生結弦と阿部コーチ

阿部奈々美コーチがうらやましす(笑)

このとき阿部コーチは、転倒したことについて、「何かとお土産がついてくる子ね」と言ったんだそうで(笑)
素敵な師弟愛(*´∀`*) 美人コーチと美少年スケーターってのも絵になるなあ。

海外が報じた彼の演技はニコニコ動画で見られます。翻訳ついてるのがうれしい。
羽生結弦

日本の解説よりずっと、言いたいことを言っている。
日本は独自の映像使ってるけど、欧米は同じ1本の映像を使ってるのね。

知恵袋に各国の解説者の言葉をまとめた回答があったので紹介。

羽生結弦選手に関して、海外メディア、ファンはどのように感じているでしょうか?

(フランス)
ピルウェットは男子にしては飛びぬけている!
素晴らしいわ!この溢れるアスリート魂!!素晴らしい!
とにかく最高に素晴らしいプログラムだったわ!

(アメリカ)
4回転後…非常に簡単そうに飛んだね!
手を頭の上にあげて飛ぶ、そしてそのまま着氷という両方が美しい。極めて稀に見る技だね。
転倒後の3Aー3T…あのとんでもない転倒からここまで立て直せるなんて!動じない選手!
「視聴者のみなさん!もう一度言いますが、YUZURU HANYUはまだ17歳なんです!」
なんとすごい演技だったか!この若いスケーター、どれだけの未来があるのかっ!

(イタリア)
すごい勢いでこの世界に入ってきた!今期の新しい発見!
転倒後…これは本物の才能だわ!素晴らしい!ファンタスティコ!!!
なんて眼力でフィニッシュ!本当にもうこの才能は尋常じゃないわ!
私たちも感動しているわ!なんてことなのかしら!全くセンセーショナル!
膝の伸縮性といったら本当に素晴らしい。スピンも速いし状況に応じて体をコントロールする能力も。

(イギリス)
転倒後3A-3T・・・なんて巻き返しだ!最高の若き才能!奇跡のような出来事だ。
演技後・・・ここ会場は総立ちです!
途方もない資質の持ちぬしです。とんでもないスターが出てきました。彼のパフォーマンスは本物ですね!
僕らにしても、今まで見てきた中でもすごいパフォーマンスの中の一つですよ!
3Aも簡単そうに決め、スピンも超絶です!いつか世界のチャンピオンになるだろう!



この回答には上がってないけど、スペインの実況も面白かった。
女性の解説者が途中からダンマリになり、終わってからポツリと一言。
「私、彼にハマったわ」

ニコ動のコメも面白くて、「全力を出し切ったのよ!」と興奮している女性解説者に「オカン化しとる」、渾身のステップに沸く場内に「全俺がジュリエット」(笑)

いやもう、私もオカン化したし、ジュリエット化したよ。
なんでだよ。うちの娘より二つも若い子にときめいちゃったよ(笑)

誰かが羽生結弦のことを書いたブログのコメ欄に、「うちの娘の彼氏になってほしい」ってのがあったけど、お母さん、それって身代わり願望です(笑)

動画を見て歩いてたら、NHK宮城のインタビューがあった。彼は当時15歳。インタビュー映像を見たあと、スタジオの女性アナいわく、「ドキドキしました。色っぽいですね」

そう、そうなんだよ。なんか知らんが色っぽいんだよ彼は。
ネットじゃ「年上キラー」という名前まで献上されてるが、お姉様からおばさまの心をトリコにする何かを彼は持っている。これがフェロモンというやつか?(笑)

とにかく、このロミオとジュリエットのプログラムは彼の資質にばっちりマッチしたのは間違いない。

阿部コーチの振り付け。
繊細で美しい、王子様みたいな衣装。
美しくドラマティックな曲(前半は映画ロミオとジュリエットの「Kissing You(インストルメンタル)」、後半はクレイグ・アームストロング作曲の「escape」)。

それに羽生結弦のスケーティング技術と表現力、十代の少年の持つ儚さ、そんなものが相乗効果を上げて、素晴らしいものに仕上がった。

今後語り草になるだろう、伝説的プログラムだね。

いや~ほんと、話は尽きないんだけども、シニアに上がってから、羽生結弦は身長も伸び、技術も表現力も格段にアップして、日毎成長を遂げているんだよね。見るたびに変わって行ってる。体格も雰囲気も。

だからなおさら、見ていて切なくなる。駆け抜けてゆく十代の儚さに。
少年期の羽生結弦を見られるのは、今この瞬間しかない。

世界選手権でものすごく注目される選手になっちゃったけど、マスコミはどうか、追い掛け回して潰さないでほしい。
日本スケート連盟は大事に育ててほしい。

怪我をせず、すくすく伸びていってくれよと、ファンの一人としては願うばかりです(あ、またオカン化しとる(笑))。
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[ 2012/04/22 ] フィギュアスケート雑感 | TB(-) | CM(0)

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