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蛍の舞う道を

娘が2階から「お母さ~ん、蛍いる~」と叫んだ。

どれどれ? と駆け上がる。寝室の窓越しに裏の川に目を凝らすと、木々の間にかすかに光る黄緑の光。

やった~。今年も見られた。

もう日付が変わってたけど、娘を誘って川の方へとぶらぶら歩く(危ないな;)。
エコなのか、深夜はそうしてるのか、街灯がみんな消されてたけど、月が出ていたのでほのかに明るい。

人っ子ひとりいない道を時おり車が通り過ぎてゆく。

田んぼでカエルが鳴いている。

静かだなあ。

あ、いた。田んぼから道路を横切り、畑の方へと1匹の蛍がふわりふわりと飛んでった。

喜び勇んで川べりの道へ曲がる。そこだけ街灯があるので明るすぎて昼みたい。
街灯なんてなくていいのに。でも川べりが真っ暗だと危ないか。

暗い田んぼの間の道を蛍を求めて歩いていく。半袖から出た腕が寒い。夜気の冷たさなんてしばらく忘れてたな。

時間が遅すぎて見られないかと期待してなかったが、いたいた。木に止まってたり、川の上を飛んだり、道へ出てきたり、田んぼ脇の杭の上にとまってたり。20匹くらいいたかな。

「友達もみんな『蛍見た』ってブログに書いてた」と娘。福井のあっちこっちでってことか。どんだけ田舎やねん(笑)

でも、幸せだ。自然がいっぱいあるってことが。

不便だろうが辺鄙だろうが、ネオンきらめく都会の夜景をテレビで見て、きれいより先に「電気がもったいないな~」と思う私にとっては、ライトアップされた観光地を見て、「植物に悪影響出ないかな」と心配になる私にとっては、この暗闇に沈む木々が、向こうに見える山々が、電気に照らされた人工物よりどれだけ美しく豊かなものであることか・・・。

テレビで見た福島の風景をふと思い出す。

山があり海があり、田んぼがあり畑がある。太平洋側と日本海側の違いはあれど、福井によく似ていた。そうだ、日本の田舎には、どこもあれと同じ風景が広がってるんだ。

ふるさとを汚され、奪われ、あちこちに散り散りになった人たちの悲しみを思う。

ふと見ると、娘がとまっている蛍を一生懸命写メっていた。ブログに載せるつもりらしい。
ケータイではなかなかうまく撮れないねと笑いつつ、この平穏がいつまでも続くことを祈る。
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[ 2011/06/18 ] オタクなハハの日常 | TB(-) | CM(0)

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