2017 051234567891011121314151617181920212223242526272829302017 07

震災前後の我が家のあれこれ

3月11日のあの日。

言葉も、音楽も、すべてが無力だと思った。
すべてが虚しくなった。

実は、文学賞に一度くらい応募したいと思って、せっせと書いてきた小説があって、その締め切りが4月末だった。なかなか書けなくて、ピッチを上げないと間に合わないので、フリーソフトのカウントダウンしてくれるやつをセットして、「あと何日何時間何秒」というのをPC起動と同時に画面に立ち上がるようにしていた。

そこへあの震災ですよ。

がつーんと打ちのめされて、言葉なんて無力だ虚しいと思って、だいたいおまえの書こうとしていた題材は何なんだ、人生舐めとんのかと猛烈な自己嫌悪に陥って。

1ヶ月くらい放置して、ああもう締め切りには到底間に合わんな~と思って。そのうち締め切りが過ぎて、ゼロになっちゃったカウンターをはずして。

そういや去年も間に合わなかったんだった。4月が無理なら6月のやつ。それも無理だったので7月のやつ。ああもう全部無理だ。来年にしよう。

そう思ってたら、6月のやつで水嶋ヒロが大賞とったんでぶったまげた(笑)

いや、なんだかんだ言われてるけどさ、最後まで書き上げるってのは、それだけですごいことだよ。

もう書けないのかな~。でも書きたいな~。新聞に次に書く作品の資料になる記事があると思わず切り抜いたりしてる。未練やな。

こうやって凡人の人生は終わってゆくのだった。

***

さて、原発なんて全部停めてしまえ。代替エネルギーに転換していくべきだ! と強く思う私の家はオール電化だったりする(わはは;)。

以前は灯油ボイラーで湯を沸かし、コンロはガスだったのだが、2月に灯油ボイラーが壊れてしまった。修理に来てもらったが原因がわからず、16年近く使ってきたのでもう寿命かな、灯油は値上がりすると光熱費がかさむしね、お風呂の追い焚き機能もつけたいよねということで、かねてからの念願のエコキュートにすることにした。で、どうせならキッチンもということでオール電化に踏み切った。

だって電気は地震に強いんだもの。ライフラインが寸断されたとき、ガスなら復旧に時間がかかるが、電気なら数日で復旧するんだもの。断水になっても、蓄えた水を使えるし。

というわけで、工事に来てもらった。
それがちょうど震災の直後。

そのときはまさか原発がここまでひどくなるとは思ってなかった。すぐに収束するものと思っていた。
だから、電気を消費するということについて、原発について、深く考えないまま踏み切ってしまった。

今なら・・・どうだろう。オール電化をやめただろうか。灯油ボイラーの新しいのを買い換えるか、それともガスに換えただろうか。
ちょっとわからない。やっぱり電気は便利だし。ひとつのエネルギーだけに依存するというリスクはあるが。

原発はイヤだと言いながら、それでも快適を求める自分。ああ、ダメだな。覚悟が足りないな。

でも、ちょっとは意識も変わった。使ってない電気器具のコンセントを抜いてまわり、トイレの便座のふたは閉めろとトイレタンクに貼り紙をし、少しでも電気を使わずに済むようにと考えている(といいつつ、こうしてPC使ってるけど)。

それから、万が一に備えて、思い出の品のバックアップをしようと思い立った。

被災地の人たちが、大切な思い出の写真を探している姿を見ていて、そうだな、本とかCDとか、買えるものはまた手に入るけど、思い出の品は二度と手に入らないんだよなと、その心中を思ったのがきっかけ。

何もかも失くしても、思い出の品が無事なら、心の支えにできるかもしれない。

で、私もせっせとアナログデータをデジタル化している。今やってるのは父が遺した膨大な録音テープ。うちの子供たちの幼い頃の声とかが入っている。私が子供の頃、シンデレラの絵本を朗読しているものや、万博の頃、紅白をとったものまであって、びっくりした。

何度も録音を重ねて使い古したテープは劣化して、再生途中に切れたりするので、そのたびにダンナにカセットを分解してテープをセロテープでつないでもらっている(ものすごく面倒なのでダンナはイヤがるが)。

これが終わったら、アルバムに貼った写真や育児日誌もスキャンしてDVDに焼く予定。DVD数枚にまとまれば、非常時に持ち出せるかもしれんし。

それと、防災グッズの見直しをした。大きなプラスチックの衣装ケースにいろいろ詰めていたのだが、賞味期限や消費期限が切れたまま放置していたものを入れ替えたり補充したり。
何を入れるかは、阪神・淡路大震災のときに買った防災の本を参考にしている。

「大地震 そのときどうする」防災アドバイザー・山村武彦著
「monoセイフティ・マニュアル ぐらっときたら災害から自分を守る本」(株)ワールドフォトプレス発行
「Tarzan 緊急!サバイバルBOOK」マガジンハウス発行
「こうべからのメッセージ 阪神・淡路大震災を体験して」コープこうべ発行

特に「こうべからのメッセージ」は被災者が「こういうものがあると便利だった」「こんなふうに工夫して物を使った」という体験談が載っていて参考になる。
今回の震災の体験を生かした防災本もぼちぼち出ているみたいだから、それで新しい情報に触れるのもいいだろうな。

それと家族ひとりひとり用に防災リュックを用意。
阪神・淡路の後、ダンナと私の分は用意してたんだけど(当時、子供たちの分はまだ幼かったので用意せず)、ダンナのリュックは古くて汚かったので、そのうち邪魔になって捨ててしまい、私の分だけ残っていたけど、これも消費期限が切れたものばかり詰めたまま放っていた。

そのときは震災の恐ろしさに震え上がっても、時間が経つと風化しちゃうんだよな。気持ちが緩んじゃうんだよな。人間って進歩しないな。

リュックは重いものを詰めて子供を抱いて逃げるんだからと、たくさん入って背負いやすい登山用のを買ったので結構高かった。それが今は同じようなものでも880円で売ってる。デフレのせいか? ありがたいな~。

懐中電灯は手に持つタイプではなくヘッドライトを買った。楽天で680円。

リュックとは別に、車に積む防災用品として、プラスチックの工具ケースに軍手やらヘッドライトやら三角巾やら水やら入れておく。これも家族ひとりひとり分。娘と私のには生理用品も。

国や自治体は当てに出来んので、2週間分くらいは食糧の備蓄がいる。賞味期限が長いものを少しずつ買い揃えている。これはとりあえず大きなボストンバッグに詰めておく。
防災ケースと食糧と水は、以前は押入れの奥にしまいこんでいたが、地震で襖が開かなくなることも考えて、部屋の隅に置いておく。

地震保険は家を建てたときに入っているのでOK。十分な補償額ではないが。
震災前は全国で23%しか加入がなかったらしいね。道理で保険に入ると言ったとき、工務店の人にびっくりされたわけだ。まるで変わり者を見る目で見られたわ。キッチンの壁を食器棚や冷蔵庫を固定できるよう、補強してくれと頼んだときもそうだったが・・・。備えあれば憂いなしなんだよ。

神経質すぎると思われるかもしれんが、福井は戦後まもなくM7.1の大地震で壊滅的被害を受けている。あれから数十年。ぼちぼち来てもおかしくない。おまけに原発は日本一多いし。

それに、ショックなことに、うちのあたりは土砂崩れ注意地域だと最近になって自治体から判断されてしまったんだよな。
家を建てる前、役場に行って造成前の地図を閲覧して大丈夫だと確認したのに。素人では判断できなかったということか。ひどくない?

大地震が起きたら、裏の土手が崩れて家がひっくり返るんじゃないか、全壊するんじゃないかという恐怖におののいております。
ダンナはものすごくのんき(というか無責任)で、「万が一のときに備えて、家族の連絡方法を決めよう」と言っても、「避難場所の確認を」と言っても、「そのときは何をしてもムダ」などと抜かす。
それがまたムカつく。

そりゃ、心配ばかりして暮らしてはいけないけどさ。

ああ、どうか心に平安を。
スポンサーサイト
[ 2011/05/08 ] オタクなハハの日常 | TB(-) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する