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「トイレの神様」では泣けない

トイレの神様 植村花菜 歌詞情報 - goo 音楽

今朝、通勤途中にFMでかかっていて、まともに聴いたのはこれで3度目。
なんだろう、やっぱり好きになれない、この歌。

理由は二つある。

まずひとつは周囲の扱い方。マスコミが感動の押し売りみたいにして売り込んでくること。あわよくばこの歌をネタに儲けてやろうという下心がみえみえなこと。絵本になったりドラマ化したり。そこまでするような歌ですか?

もうひとつはこの歌じたいに反発を感じるということ。
10分近くもの大作なのに、歌われている内容が薄い。歌詞の稚拙さ、表現力の貧弱さがすべての元凶なんだと思う。

おばあちゃんと自分との心の絆をしっかり歌わなければいけないのに、それをしていない。おばあちゃんにとっては血の繋がった孫なんだから、どんなに反発しようが遠く離れようがかわいくて当たり前。そういう世間一般の共通認識に甘えて寄りかかっている。だから主人公が久しぶりにおばあちゃんの前に顔を出した場面の描写をおろそかにしているんだな。

>「おばあちゃん、ただいまー!」ってわざと
>昔みたいに言ってみたけど ちょっと話しただけだったのに
>「もう帰りー。」って 病室を出された

この次の日、おばあちゃんは亡くなってしまう。えっ、そんだけ!? って拍子抜けする。
たぶん事実をそのまま歌詞にしたんだろうけど、これでおばあちゃんとの心の絆をわかれというのは乱暴すぎる。

病室でろくに意思の疎通ができなくて、それでもおばあちゃんは自分を愛してくれてたんやなと実感することができた。それで主人公は救われた。おばあちゃんに感謝し、トイレを毎日ピカピカに磨いている。それがおばあちゃんと自分をつなぐ思い出だから。

ということを言いたいんだろうと思う。だけど、それが聴いている者には伝わってこない。主人公にはおばあちゃんが何も言わなくてもその想いがわかるんだろうけど、赤の他人にはおばあちゃんの心の中まではわからない。主人公とおばあちゃんの絆がどれだけ強かったかがわからない。

それを伝える場面があの病室の場面だったんだと思う。ここでおばあちゃんのほんの一言、ほんのちょっとの仕草でも、主人公への想いを表現できていれば。どんなに反発しても疎遠になっていても、変わらず愛しい孫なんだよという想いを聴く者に伝えていれば。

それができてないから、なんかやたら主人公がひとりよがりで、自分に都合のいいように解釈して満足してるだけの歌に聞こえるんだよな。最後でまたトイレトイレと出てくるのが唐突に感じられるんだよな。

だから思春期にありがちな家族への反発も、優しくされといて何だその態度はと思うし、おばあちゃんをないがしろにして男と遊んでたなんて聞くと、なんてアバズレだって思っちゃう。そもそも、実家の隣に住んでるのに、おばあちゃんが孫を一人だけ育てるって、どういう家庭の子? だから不純異性交遊(?)するような子に育つのよねという偏見にまで達してしまう。

それでもこの歌を聴いて感動し、涙したって人はいる。そういう人は自分のおばあちゃんの思い出を重ね合わせてるからじゃないのかな。

おばあちゃん・かわいがってくれた・なのに反発して傷つけた・遠ざかった・病気になったので会いに行った・死んでしまった・恩返しもしてないのに・・・泣きキーワード目白押しですがな。泣く人は条件反射的に泣くやろ。

おばあちゃんっていうのは全ての人にとって郷愁を呼び起こす存在だもの。反則だよなあ。

あと、ここが泣き所っていう箇所があって、
前半のこの部分、

>どうしてだろう 人は人を傷付け
>大切なものをなくしてく

それと後半のこの部分、

>ちゃんと育ててくれたのに 恩返しもしてないのに
>いい孫じゃなかったのに

悲しみと切なさを掻き立てるようなメロディとこの歌詞。
この部分だけ聴いても胸にグッとくるから、泣く人はここで泣くんだろう。

などなど、意地悪な見方をしましたが、10分の長丁場でストーリー仕立ての歌なら、もっと中身の濃い歌を聴きたいと思うわ私は。
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[ 2011/01/05 ] オタクなハハの日常 | TB(-) | CM(2)

れんかさーん 今年もよろしくね。

おそろしく涙もろい私もコレには泣けないです。

題も好きじゃないし(本当におばあちゃんがトイレに神さまがいるって教えたんだろうか・・)

>新喜劇録画し損ねたおばあちゃんを責めたとか
>彼氏と遊んだ・・とかで
こんな歌詞がキライ。

なぜに
紅白!?

最近
物まねの人が歌った
愛 燦燦と・・は泣けたなぁ。。
[ 2011/01/08 22:18 ] [ 編集 ]

mogyoさん、あけましておめでとう(^^)

今年もよろしく~。

私もこの人と同じく関西出身ですが、トイレに神様いるなんて聞いたことないなあ。
トイレ掃除するときれいな子供が生まれるよってのはあるけど。
掃除をいやがる孫をうまいこと言いくるめるための、おばあちゃんの創造?(笑)

mogyoさんもおっしゃるとおり、新喜劇録画予約し忘れたおばあちゃん責めるとか、彼氏と遊んで家に帰らなかったとか、他に描かれている内容があっさりしてるだけに、ここだけが悪目立ちしちゃうんですよね。

きれいにまとめたくなかったのかもしれんけど、やっぱり人に伝えるにはある程度の技巧は必要だと思うな~。
[ 2011/01/08 23:06 ] [ 編集 ]

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