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スピンを楽しもう16 ~難しい姿勢変更~

今回のテーマはテクニカルパネルハンドブックP11「レベル特徴」の「4) 足を換えずに行われる難しい姿勢変更」です。

便宜上、この記事では「難しい姿勢変更」と書きます。

これは取り入れている選手が少ないようで、あまり見たことがありません(単に気づいてないだけかも ^^;)。

見分けるにはどうしたらいいのかというと、単に難ポジションを2つ続けて行っているケースに比べると、文字通り、そのポジションからそのポジションに移行するのはキツいんじゃ? 筋肉つるんじゃね? と思える姿勢変更がそうだと思ってください。


またアバウトな(;´Д`)


いーのよ。それでなんとかなるんだから!

さくさく行こう! シーズンも終わっちゃったし(;・∀・)


というわけで2つの例をご紹介します。

1つめはハビエル・フェルナンデス選手。
ボストン世界選手権のFSよりCCoSp3p4

権利関係でGIFが作れなかったので動画を参照してください。
動画はこちら(スピンのところから始まります。再生速度は例によって歯車マークをクリックして調節してください)。
https://youtu.be/7nrbg87qH9k?t=4m33s

CCoSp3p4(チェンジフットコンビネーションスピン 3基本姿勢入り レベル4)
足換えのある、基本姿勢が3つ入ったスピンです。

【レベル構成】
キャメル基本+チェンジエッジ①-非基本姿勢②-足換え-難しい姿勢変更(シットビハインド③→アップライトストレート)④

①キャメルの基本形で2回転回り、エッジを変えて(つま先を先頭に)2回転。

②基本姿勢(シット、キャメル、アップライト)のどの定義にも当てはまらないので非基本姿勢と見なされる。この姿勢で2回転。

足を換える。

③難ポジションのシットビハインドで2回転。
このシットビハインドは一見シットフォワードっぽく見えますが、フリーレッグを軸足の後をくぐらせて前に出しているのでシットビハインドと判定されます。

④その姿勢だけでもキツい感じですが、そこからビヨ~ンと伸びあがってアップライトストレートという難しい姿勢に持って行くという更にキツいことをやっているので、難しい姿勢変更と判定されてレベル4つ目。

jf_w_fs1
これが
jf_w_fs2
こうなって
jf_w_fs3
こうじゃ


あれ? アップライトストレートもシットビハインドと同様に、難ポジションとしてレベルは獲れないの?

いい質問ですね(o^-')b

アップライトストレートはこのプログラムの中で初めて行っているので、難ポジションとしてレベル判定されてもおかしくないのですが、フェルナンデス選手はこの後のスピンで難ポジションのアップライトストレートでレベルを獲りにきています

だから、こちらのスピンでは難ポジションではなく難しい姿勢変更という特徴でレベルを獲ろうとしているんだなと判断されたようですね。

いろいろ見ていると、選手がどの特徴でレベルを獲りにきているかということをテクニカルは尊重しているのだなとわかりました。

ちなみにSPでは先にアップライトストレートをやり、後のスピンでシットビハインド→アップライトストレートをやるというふうに、FSとは逆の順番でやっています。
なので、この組み合わせは難ポジション2つとしてではなく、難しい姿勢変更でレベルを獲るつもりなんだなということをテクニカルは踏まえていたのだと思います。

これが難しい姿勢変更であることはMonkonさんに教えていただきました。ありがとうございます。



さて、もう1例。こちらは欧州選手権でルーマニアのアレクサンドラ・ゴロブキナ選手が行ったCCoSp3p4です。
こちらはJスポーツの解説で岡部由起子さんが指摘されていました。

動画はこちら。
https://youtu.be/-W5ryaYfnSI?t=1m45s

CCoSp3p4(チェンジフットコンビネーションスピン 3基本姿勢入り レベル4)
足換えのある、基本姿勢が3つ入ったスピンです。

【レベル構成】
難しい姿勢変更(シットフォワード→キャメルフォワード①)②-足換え-アップライトストレート③+8回転④

①どちらも難ポジションであるシットフォワードからキャメルフォワード(各2回転必要)へ姿勢変更を行っていて、その移行の仕方が難しいので難しい姿勢変更と判定されたのでしょうね。

シットフォワードはこのスピンの前にやったFSSpで難ポジションとして既にレベルを獲っているので、ここでは難ポジションとしてはレベルが獲れません。

ag_euro1
シットフォワードから
ag_euro2
シットビハインドっぽい形で腰を上げて行き、
ag_euro3
ag_euro4
後でフリーレッグをつかんだままキャメルフォワードの形へ移行。

②難ポジションのキャメルフォワードで2回転

足を換える。

③難ポジションのアップライトストレートで2回転

④そのまま8回転に達するまで回る


以上、「足を換えずに行われる難しい姿勢変更」を見てきました。

レベル特徴の説明はあと1つ、「明確なスピードアップ」を残すのみです。それが終わったら、いよいよレベル判定実践編に入ります。
来シーズンが始まる前までには、レベル獲りこぼしの原因探りまで何とかやりたいもんですね (´∀`*;)ゞ

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[ 2016/04/29 ] スピンを楽しもう | TB(-) | CM(0)