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スピンを楽しもう番外編 ~バラ1の変更点&過去記事の訂正~

前の記事から3か月も空いてしまった(^^;)
まさかのジャンプ二つノーカンのスケートカナダから世界最高得点2度更新のジェットコースター展開に頭パーンとなって、しばらく再起不能でした。
リハビリ的にこの記事から再開します。また番外編ですよ。

羽生結弦選手がNHK杯以降、ショートプログラム「バラード1番」の構成を大幅に変えてきましたね(ええ、今さらですが、この話題からです)。
ちょっとおさらいをしましょう。
もちろんスピンの記事なんで、スピンだけ見ます。

スケートカナダでは、

CSSp(チェンジフットシットスピン:足換えシットスピン)
FCSp(フライングキャメルスピン:跳んで入るキャメルスピン)
CCoSp3p(チェンジフットコンビネーションスピン 3ポジション:足換えコンビネーションスピン 3姿勢入り)


となっていますが、NHK杯以降では、

FCSp(フライングキャメルスピン:跳んで入るキャメルスピン)
CSSp(チェンジフットシットスピン:足換えシットスピン)
CCoSp3p(チェンジフットコンビネーションスピン 3ポジション:足換えコンビネーションスピン 3姿勢入り)

と、曲調に合わせてだと思いますが、一つ目と二つ目を入れ替えていますね。
そして、CSSpの姿勢もちょっと変えています。


CSSpのレベル構成は、

レベル1:難エントランス(イリュージョン)
足を斜め上下に振り回すイリュージョンを1回入れ、ただちにスピンを開始。

レベル2:SF(シットフォワード)
フリーレッグを前に位置するシットフォワードという難ポジションで2回転以上。


足換え
(片方の足でレベルを二つ獲ったので、足を換えないとそれ以上はレベルを獲れません)

レベル3:SS(シットサイドウェイズ)
フリーレッグを横に位置するシットサイドウェイズという難ポジションで2回転以上。

レベル4:SB(シットビハインド)
フリーレッグを後に位置するシットビハインドという難ポジションで2回転以上。

と、スケートカナダもNHK杯以降もまったく同じです。
ただし、レベル2を獲るときのSF(シットフォワード)の姿勢がちょっと違うのがポイントです。



こちらがスケートカナダのSF。いわゆる「キャノンボール」と呼ばれるポジションです。SFと言えばキャノンボールというように、とても多くの選手がこの形をとっています。

yh-cs-sp1


そして、こちらがNHK杯以降のSF。画像はGPF(グランプリファイナル)のを使っています。
前で交差したフリーレッグを右手で持ち、上体をひねって左手を上に挙げています。フリーレッグの位置が前なので、これも上と同じSFのカテゴリに入るんですね。

yh-sp-gpf1
B.ESP. Yuzuru HANYU 羽生結弦 SP - 2015 Grand Prix Final ←クリックするとスピンから動画が始まります。

上のキャノンボールがシンメトリーで安定した形だとすると、下の形はアシンメトリー、より動きを感じるポジションではないでしょうか。

どのエレメンツ(ジャンプ、スピン、ステップといった要素)であっても、他とは違うユニークなものをジャッジはより評価するので、多くの選手がやっているありふれたキャノンボールよりは、こちらの方がよりプラスに評価されるかもしれないなと私は思いました。
(2017/5/28訂正します。この姿勢をとる選手は他にもちょくちょくいるので、プラスに評価されるほどユニークな姿勢とは言えないでしょうね)

スピン三つとも、スケートカナダと見比べると、NHK杯以降はキレとスピードが一段と増しています。特に一つ目のFCSp(フライングキャメルスピン)は、最後にCS(キャメルサイドウェイズ)、いわゆるドーナツスピンで10回転するのですが、スピードがあるので余裕で10回回っているのがわかります。
動画はこちら→https://youtu.be/Smf0AzMw9jE?t=1m54s

ちなみにこれはレベルを獲るのに8回転すれば十分なところを、さらに多く回ることでGOE(出来映え点)のプラス評価を狙っているんですね。

以上、「バラード1番」のスピンの変更点についてでした。

**********

さて、ここから過去記事の訂正を三つほど。

【1】リプニツカヤ選手のキャンドルスピンについて
ユリア・リプニツカヤ選手の「キャンドルスピン」とはI字スピンのことだと勘違いしていて、US(アップライトストレート)だと書いてしまいましたが、「キャンドルスピン」とは彼女のビールマンを指すのでしたね。

記事を訂正して、アップライトの記事にリプニツカヤ選手のI字スピンの動画を、レイバックの記事にビールマンの動画を追加しました。


【2】トンプソンについて
「アップライトスピンの難ポジション」の記事で羽生選手がやっているトンプソンを「クロスフット」であると紹介しましたが、クロスフットとは体重を左右の足に均等にかけ、両足で回転するスピンのことで、トンプソンはフリーレッグを後で交差して片足で回転するので、クロスフットではなくクロスビハインドが正しいです。


【3】レイバックからビールマンへの姿勢変更について
「さらっと読み流す 求められる構成とレベル特徴」のところで書いたレベル特徴の13、「レイバック・スピンからのビールマン姿勢(SPではレイバック・スピンで8回転してから)」について。
何も考えずにテクニカルパネルハンドブックP11にあったのをほぼそのまま書き写したんですが、これ、後から考えたらちょっと引っかかったんですよね。

で、私のスピンの先生であるMonkonさんと、どういう意味だろう? と、あーでもないこーでもないと考えてみたんです。
もし、ここに書かれているとおり、レイバックからビールマンに姿勢変更しただけでレベルが獲れるというなら、あまりにも簡単すぎやしないか?

たとえばレイバックの難ポジションであるキャッチフットからビールマンに姿勢変更したとして、キャッチフット(難ポジション)でレベル一つ、そこからビールマンへの姿勢変更でレベル一つ、ビールマン(難ポジション)でレベル一つと、ただレイバックからビールマンに姿勢変更しただけでレベルが一度に三つも獲れてしまうことになるんです。

ということで、どうもこれはハンドブック特有の表現じゃないか? 「レイバックからビールマンに姿勢変更してレベルを獲る場合、ショートプログラムではレイバックスピンで8回転してからでないとビールマンをやってもレベルは獲れないよ」ということを念押しして書いただけじゃないのかという結論に至りました。

実際にレイバックの難ポジションからビールマンに移行してもレベルは二つしか獲れていないことを見ると、これで合っているのかなと思うのですが、どうなんでしょう(^^;)
取りあえずは、うちの記事ではそういう認識で解説していくことにします。


(2017/5/28 レイバックからビールマンに姿勢変更することでレベルが獲れるという解釈でいいのではないかと今では考えています。でもなんでこんなルールがあるのかは依然として謎ですね)


以上、ちょこちょこと不備があってすみませんでした。

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[ 2016/01/24 ] スピンを楽しもう | TB(-) | CM(2)










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