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滑走音が聞こえる

JSPORTS4の怒涛のフィギュア放送を録画しては見ているものの追いつけなくて、ジュニア、ダンス、男子SPをあちこちつまみ食い。ペアはまだ見てない。いやん今日は男子FSがあるじゃんどうしよう(と言いつつこんな記事書いてるどうしたらいい?(笑))。

地上波と何が違うと言って、まずは実況の小林千鶴アナがよく勉強していること。どこかのポエムアナのようにロングエッジのジャンプを「決まった~!」なんて先走って言わない。

控えめだが的確に意見を言い、解説者の言葉を引き出すことで視聴者の理解が進むように工夫している。
ただ、微笑みながらしゃべっているのか常に笑いを含んだ声なので、ミスを語るときもなんだか嬉しそうに聞こえて、選手のファンには意地悪に聞こえるかもしれない(^_^;)

解説者がまた素晴らしい。しっかりとした技術解説が聞ける。ありがたい。ずっと見ていくうちに要望も出てくるかもしれないが、今の私のレベルでは先生の教えを聞いているようで言うことなし。

その他でうれしいことと言えば、細かい規定の説明があること。

男子SPは26か国から35人がエントリー(うちベラルーシの選手は飛行機トラブルで間に合わず棄権)。
そんなに出てたんだ。地上波見てたら10人くらいで競ってるみたいに見えるけど(笑)

ソチ五輪30枠のうち24枠がこの大会で決まる。←あとの6枠は?

ISUチャンピオンシップスの大会は今年は予選がなく、最少技術点をクリアすればエントリーが出来る。
世界選手権は欧州選手権や四大陸選手権と比べるとかなり高めに設定されていたが、高すぎるということで救済措置が取られ、スコアが引き下げられた(が、これでも結構高いらしい)。

最少技術点(ミニマムスコア)は男子シングルはSP32.00、FS60.00(変更前は35.00と65.00)。これより低い選手は出られないということですね。

じゃ、この大会でSPが32.00より低くなっちゃったら、FSには進めないという理解でいいのかな?←上位24位までの選手がFSに進むようですね。

SPの必須要素は7つ。
(1)アクセル系のジャンプ(最低でも2回転、ないしはトリプルアクセル)
(2)コネクティングステップからの3回転ないしは4回転ジャンプ
(3)コンビネーションジャンプ(3回転を含むジャンプ。最低でも2-3ないしは3-3)
(4)フライングスピン
(5)ワンポジションのスピン(足換え含む)
(6)スピンコンビネーション
(7)ステップシークエンス

こういうのが聞けるのはオタとしてはうれしい。

そして地上波では上位の選手しか映してくれないが、Jスポでは全選手の演技が見られる。これは技術やルール理解にはもってこいだ。

点数の低い下位の選手の演技を見ると、彼らに足りないものは何か、トップレベルの選手たちは彼らに比べてどこが優れているのかが浮き彫りになる。それによって見る目が磨かれてくる。

さらにうれしかったのは滑っているときの音が鮮明に聞こえてくることだ。これには感動した。臨場感ハンパない。

パトリック・チャンの滑る音がとりわけ大きく聞こえた。これが青嶋ひろののルポ「【羽生結弦 夢のかなたに (1)】 衝撃の「音」」にあった、ゆづがシニアデビュー第2戦のロシア杯で聞いて、あんなに深くエッジを倒してるのかと驚きのあまり、自分のジャンプ練習も忘れてチャンの滑走に見入ってしまったという音なんだなと実感。

Pチャンが世界選手権のSPで跳んだ4T-3Tは4Tを跳んだあと、着氷がちょっとバランスを崩したみたいで微妙だったが、その後につけた3Tは完璧だった。

プロトコル(PDF注意)を見ると、ジャッジパネルは軒並み1~3の加点をつけており、GoEは1.57、BV(基礎点)が14.40なので合わせて15.97。52.70のTES(技術点)の中でこのコンボの得点だけで実に30%を占めている。

このコンビネーションジャンプについては解説の樋口豊は特に言及しなかったが、フジテレビの本田武史の解説が秀逸だったとうるとらにゃんさんがツイッターで言っている。

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うるとらにゃん  3月14日
本田武史先生解説の一番凄かった点…Pチャン選手の4T+3T解説が秀逸。 4Tは言及通り着氷バランスが悪く、続く3Tを付けるにはリスクがあるレベルだった。 そこを脚力+バランス能力で踏み切り、結果この+3T成功がコンビネーション全体のGoEを引き上げた。 #fisk8
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もし、4T-3Tの3Tをあきらめて、次の3Aか3Lzにリカバリーとしてつけていたら、こんなにGoEは出なかっただろうという理解でいいのかな。チャンは3Aが苦手らしいし3Lzは後半なので、もしかしたらどちらかにつけられなかった可能性も高い。4Tにつけてきっちりコンボにできたのは大きいな。←ちょっと待て自分。アクセルとコンボはジャンプの必須要素として別々に項目が上がってるから、アクセルのコンボっていうのはないよね。プロトコル確認したら、みんなアクセルは全部単独ジャンプで跳んでる。リカバリーで跳ぶとしたら3Lzしかありえませんね。失礼しました(-_-;)

あらためてチャンすごいわ。

樋口豊がダメ出ししているところ、褒めているところをプロトコルと首っ引きで見ると、ほぼ言及通りのGoEになっていて、ジャッジが何を評価し、どういうところをマイナス評価しているか、なんとなくわかってくる。

月額視聴料は1,365円、電話1本で申し込みが出来て、電話して30分以内に視聴可能(←これは福井CATVの場合。加入にはスカパー!かケーブルテレビの視聴が必要)。

正しい評価眼が育てられて断然ためになると思う。

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Jスポの回し者じゃありませんぜ(*^。^*)
[ 2013/03/24 ] フィギュアスケート雑感 | TB(-) | CM(0)