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本を読んだ2

前回の記事を書いたとき、あれ、なんか忘れてる気がする~と思いつつ、思い出せなかったのでそのまま挙げたのだが・・・忘れてるじゃん、もう1冊あったんだった(もう、最近記憶力が(⊃д`))。

三浦しをん『舟を編む』


1冊の辞書が作られるまでの、編集者たちの艱難辛苦の物語。

言葉は他人とつながるための手段。
そして自分の想いを表現するための道具。

そんな「言葉」への熱い想いを抱いた人たちと、彼らを支える人たちの物語。

辞書を編纂する舞台裏が知れて、とても面白かった。
ただ、恋愛を絡ませなくても別によかったな。お約束なんでしょうけど。

主人公の恋文も、もっと抱腹絶倒なのを期待してたんだけど、それほどでもなくて残念。

全体的に軽いタッチで、さくっと読める。
欲を言えば、せっかくの題材なんだから、もっと骨太な物語が欲しかったな。読んだあとにずしーんと胸にくるくらいの。

それでも、辞書が出来上がるまでの長い長い年月、登場人物が年齢を重ねていくのに合わせ、彼らの人生と並走しながら読んでいくのは感慨深かった。
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[ 2013/04/18 ] 倉庫5 | TB(-) | CM(0)

本を読んだ

春になると無性に本が読みたくなる。

新聞の書評とか、話題になってる本とかから適当に見つくろって図書館で借りた。

これは1月13日付の朝日新聞の書評で紹介されていた本。

スティーヴ・ハミルトン『解錠師』


ある悲惨な出来事から、8歳で言葉を失ってしまったマイクルには、絵の才能と鍵のかかった錠を開ける才能があった。前者は彼に最愛の女性を与え、後者は彼からその人を遠ざけた。

彼は愛する少女アメリアを守るために、17歳にして金庫破りの犯罪に手を染めることになる。

物語は刑務所に収監されたマイクルが、伯父に引き取られてからアメリアに出会うまでの孤独な日々と、「解錠師」として様々な犯罪者グループに雇われ、全米を渡り歩く日々を交互に回想する形で進む。

ウィットに富んだテンポのいい文章で、一度読み始めたら止まらない。ピッキングや金庫破りのシーンは臨場感に溢れ、マイクルのアメリアへのひたむきな想いに胸を打たれる。

好きです。この物語。買っちゃおうかな。手元に置いときたいな、と思った。


次に紹介するのはこれ。職場の上司のお薦め。

遠藤 功『新幹線お掃除の天使たち』


新幹線の車両をたった7分で完璧に清掃する「テッセイ」という会社がある。その手際の見事さだけでなく、乗客に対する礼儀正しさ、おもてなしの心、乗客の命を預かっているという責任感の強さから、国内外問わず、多くの視察が訪れ、メディアにも取り上げられて絶賛されている。

ということを、私はこの本を読むまで知らなかった(新幹線乗る機会ないからな~)。

「テッセイ」のスタッフはほとんどが中年女性。彼女たちは最初からこんなスキルと心構えがあったわけじゃなかった。ではいかにして現在の位置にまで上り詰めたのか。

一人の上司がまず彼らの休憩室にエアコンをつけることから始め、仲間のいいところを褒める「エンジェル・レポート」という仕組みを作り、現場の声をどんどん聴いて取り入れていくという改革を行った。それが功を奏して現在の誰からも手本にされる「テッセイ」の姿になったわけなんだけど・・・どうもそれがあまりピンとこなかったな。

たった7分でピカピカに掃除するノウハウが明かされるのかと思いきや、スルーされてたし(企業秘密なの?)、「エンジェル・レポート」を物語形式で再現してあるのが、バラエティ番組の再現ドラマみたいというか、著者が小説仕立てで書くのに慣れてないのかな、ちょっと陳腐で読んでて萎えた。

「テッセイ」のシステム、そこで働く人たちが素晴らしいと持ち上げようとする熱意は伝わってくるんだけど、なぜそんな素晴らしい心構えを持てるようになったのか、その過程が具体的ではなくて、よくわからなかった。

たとえば、ものすごく内気で、自分の書いたレポートをみんなの前で発表する段になると、いつもトイレに逃げてしまう男性スタッフがいて、ある女性スタッフが彼の先輩男性にフォローを頼むと、いつの間にか彼はみんなの前で発表できるようになっていたというエピソードがある。

いったい彼に何て言ったんですか? と尋ねる女性スタッフに、その先輩男性は言うのだ。「みんな発表のときは上がってるんだよって言っただけですよ」

えええええ。それだけなんですか。ほかに何かないんですか。これだけじゃ先輩男性が彼をどうやって前向きにさせたのか、さっぱりわからないんだけど。
そんなご都合主義な。せめて、この人の言うことなら聴いてみようという気を彼に起こさせたんだなあと感じさせるくらいの関係性を二人の間に持たせてくれなきゃ。

という感じで、なんというか、素晴らしいから素晴らしいんだ、スタッフが素晴らしい人たちだからすべてがうまく行くんだ、みたいな精神論で終わっちゃってるような気がしたんだけど・・・私の読解力不足ですかね(´・ω・`)

きっとビジネス書を読み慣れてる人は、何かしら吸収できるんではないかと(^^;)


次はこれ。福井に住んでる覆面作家というので、以前から興味があった。

舞城 王太郎『阿修羅ガール』


「減るもんじゃねーし」と言われて、同級生の女子から「あいつうまいからヤってみれば」とおススメの男子と成り行きでヤっちゃうようなカルい高校生の女の子が主人公。

でも、一応は減ったんだよね、自尊心が。

ヒロインの夢(妄想)とうつつを行ったり来たりしながら、モノローグがつづられていく。その妄想のエネルギーの膨大さたるや、現実を侵食しているのではないかと思うほどに。

十代の熱量ってこんなすさまじいものなんだよな。

キーワードは表題にもなってる阿修羅。自己を破壊し尽くして再生を果たす。
自分を破壊して違う自分になりたいっていう欲求は、青春時代ならではだよなと思ったり。解釈間違ってるかしらん。

う~ん、何言ってるかわからないよね。とにかく、説明するのが難しい物語なんだわ。

好き嫌いは別れると思う。エログロ描写多いんで。私は好きかと言われたらそうでもないと答えるけど、他の作品も読んでみようかなと思うくらいには気に入りました。
[ 2013/04/18 ] 倉庫5 | TB(-) | CM(0)

村上春樹、いいですか?

村上春樹の本は『スプートニクの恋人』を読んだことがある。

初めて読んだときは、うわっ、キザったらしい文章、翻訳文みたいやな、と思った。
内容もそんなにいいとは思わなかった。それ以後、一度も村上春樹の本を手に取ることはなかった。

それでも、ノーベル文学賞候補にまでなるほどの作家だから、きっとすごいんだろう。良さがわからないのは損だな。そう思って、今度は『ノルウェイの森』を読んでみた。




うわっ、キザったらしい文章。翻訳文みたいやな。
とはまた思ったけれども、しばらくしたら慣れた。

村上春樹は京都出身で、関西人だ。

関西人は関西人であることにプライドを持っている(んじゃないかと思う)。私も関西出身なので、もう関西を離れて長いが、自分は関西人だと思っているし、関西弁は自分のアイデンティティを形成するものだと思っている。

だから村上春樹が登場人物に標準語でキザったらしいセリフを吐かせ、横文字を並べ立て、オレってクールだろ? 粋だろ? とこれみよがしにやってるのが、どうにもイライラしてくるのである。なんか東京コンプレックスというか、西洋コンプレックス丸出しの田舎者みたいで。

まあ、そこのところは次第に慣れたのでいいとして、問題は中身だ。キャラとストーリーだ。


*** ここからネタばれ ***

ちょっとネタばれしないことには感想を書けないので・・・。


では感想。

面白く読める部分もあるにはあったが、どうにも感動できなかった。私には理解できない小説だった。

まずは人が死にすぎる。しかも自殺が多すぎる。登場人物の誰も魅力的に思えない。

エキセントリックな人物が多すぎる。作者が魅力的な人物として提示してくるミドリやレイコといった女性が、私には奇天烈すぎて近づきたくない人間だったり、鼻持ちならない厚かましい人間にしか見えず、まったく魅力を感じなかった。

そう、村上春樹が用意した設定の数々が、私には逆効果だったり嘘くさく感じられてしまい、まったく受け入れることができなかったのである。

レイコが罠にかけられるレズの美少女も、13歳で超絶技巧の持ち主ってちょっとあり得ない(レズならなおのこと経験を積める相手が少なかっただろうし)と冷めた目で見てしまったし、そもそもセックスに関する描写が露骨で多すぎる。ここまで必要?

しかも、直子の自殺後に会いに来たレイコとまで、なんでやっちゃうかな。友情を感じていた相手とまでやれるものなのか。セックス=再生と言いたいのか? 安直だろ。

直子やレイコの病状も彼女たちのいた病院も、ちゃんと精神病患者を取材して描いたとは思えない。心を病んだ人を登場させて、アンニュイな雰囲気を出したかっただけみたいに見える。直子を自殺という結末に導くのも、喪失のもの悲しさを手っ取り早く醸し出すための、とても安直な手法に見える。

死とエロと奇人変人に頼ってドラマチックさを演出しているというのがなんともあざとく感じてしまって、喪失と再生の物語というなら、もっと心震わすようないい小説がいっぱいあるのにと思う。

私の読解力では村上春樹は歯が立たなかった。ノーベル文学賞は確実とまで言われるくらいだから、きっと素晴らしいのだろう。良さがわからなくて残念だが、彼の作品はもういいや。
[ 2013/02/24 ] 倉庫5 | TB(-) | CM(2)

おとなりの国々

領土への野心をいよいよむき出しにする中国、竹島を巡って、相変わらずの韓国。
やっかいなお隣さんとの関係、よく知らないので知っておきたい。

というわけで、あまり政治や経済、軍事や歴史に詳しくないフツーの庶民が、昨今の日中・日韓関係に危機感を抱いて関連書籍を読んでみた、その感想です。

と言っても、読んだのは去年の10月ごろなんで(←で、今頃(笑))、内容がだいぶ忘却の彼方へと・・・(^^;)


日本と中国「歴史の接点」を考える―教科書にさぐる歴史認識
夏坂真澄/稲葉雅人共著




これは左右どちらの立場にも与せず、客観的な立場で書かれているのが良いですよ。おすすめです。
要は日本と中国の歴史教科書を比較し、それぞれの国の歴史認識を測った本。

日本の歴史教科書は、これが日本のものだということを伏せて示されたら、どこの国のものかわからない。それほど客観性に満ちている。淡々と事実を並べ、淡々と説明する。日本人として、その成熟した姿勢を誇らしく思った。

反対に中国の歴史教科書は、歴史的大事件で活躍した国民的英雄にスポットを当て、誰がどんな名ゼリフを吐いたかということまで細かく表現されている。まるで小説のようだ。

読んでいて面白いのは中国の教科書だが、いろんな史実の重要性に合わせて知識が頭に入るかというとそれは怪しい。演出部分しか記憶には残らないのではないか?

いくつかの事件について(何だったか忘れた。ごめん)、日本は油断ならない軍国主義の国だということがことさらに強調してあった。うむ、さすが反日の国。

逆に日本にとっては大事件だった元寇が載っていない。これは驚きだった。


元寇(げんこう)とは、日本の鎌倉時代中期に、当時大陸を支配していたモンゴル帝国(元)及びその服属政権となった高麗王国によって二度に亘り行われた対日本侵攻の呼称である。一度目を文永の役(ぶんえいのえき・1274年)、二度目を弘安の役(こうあんのえき・1281年)という。蒙古襲来とも。主に九州北部が戦場となった。(Wikipediaより)


日本人は元寇でひどく残虐なことをされている。たとえば男は皆殺しにされ、女は手のひらに穴を開けてそこに綱を通して船に結わえ付けられ、奴隷として連れ帰られたという。

これで日本だけが戦争で残虐行為を働いたとか指弾されるのは不公平じゃないか。

だが、中国に言わせればそれはモンゴル帝国がやったことで、今の中国人はあずかり知らぬことらしい。

いやいや、中国大陸に住んでる民族が攻めてきたんだから、日本は中国に侵略を受けたってことになるでしょうよ。と言ったって、聞く耳持たんのである。

韓国もそうだが、中国も自分がやられたことは大きな声で言うが、自分がやったことからは目を背けたいらしい。

かつて、中国は50以上もの周辺の国や地域から貢物を献上されていた。世界の王という自負があり、今もそれは続いているんじゃないだろうか。いわゆる中華思想というやつかな。

自分たちこそが世界の中心という思いがあるから、国際法を守るという意識がない。俺がルールだ。べらんめえ。

その上、中国共産党による一党独裁国家である。民主主義じゃないのだ。

私たちとは根本的な価値観が違うのである。ここを忘れてはいけない。
日本人はつい相手も自分と同じ考え方を共有していると思いがちだが、他の国はもっとしたたかだ。日本みたいな甘ちゃんじゃないのだ。

国と国とのやりとりは義理や人情を当てにしちゃいけない。どの国も自分の国の利益をまず考えているのだということ。それを心に留めておかんと足元をすくわれる。

アメリカだって、3.11ではトモダチ作戦で助けてはくれたが、そしてそれは損得勘定以外に人類愛に基づいた好意も含まれてはいるのだろうが、福島の原発事故に際しては「極東の軍事基地がひとつ消滅する」という危機感を抱いたという。そういう認識なのだ。

NHKの「クローズアップ現代」で日中の領土に関する軋轢を扱った回だったか、ある識者がこんなことを言っていた。「今や世界でその存在が巨大になった中国のことを研究する海外の研究者は多いが、彼らが使うのは中国が著した資料である。つまり中国側の言い分がそこには書かれている。それを読んだ人たちが日中関係に対してどういう立場を取るか、おのずと知れよう」

日本は情報戦がヘタだよね。すべて後手後手に回っている。なんで広報にもっとお金を使わないのかな。

さて、次は韓国についてのこの本。

“日本離れ”できない韓国 (文春新書)
黒田勝弘著



著者は黒田勝弘。産経新聞のソウル駐在員。22日の竹島の日式典でも講演をしている。
産経新聞の記者ってことで、保守寄りで韓国に対して辛口な見方なんだろうとは思うが、四半世紀以上も韓国で暮らしている人の言葉だけに重みがある。

これも記憶がちょっと定かではないんだけど(読んですぐ書くべきだよね。すみません)、韓国で日韓関係を正しく認識しているのは政治家と知識人くらいで、マスコミは反日キャンペーンに血道を上げ、一般人は日本が戦後に賠償のために韓国に対してどれだけお金を使い、技術を提供してきたか知らないみたいだね。

私が一番驚いたのは、李鍝(り ぐう、イ・ウ)という李王家の公族の扱い。日韓併合後、韓国の王族は日本の皇族に準ずる扱いを受けており、李鍝が広島原爆で亡くなった際には、護衛をしていた日本人武官は責任を負って自決しているし、終戦直前の混乱の中、遺体はソウルまで空輸され、日本の皇族も駆けつけて丁重に葬儀が行われている。植民地支配をしている相手国の王族に対する扱いとしては常識外れの待遇だ。

日韓併合の間、日本は韓国に対してインフラを整備し、教育を施し、産業を発展させるなど、自国と変わらない扱いをしている。もちろんそれで植民地支配が正当化されるものではないだろうが、欧米列強がアジアやアフリカに対して行った搾取と略奪だけの植民地支配とは明らかに一線を画する。そういうところを戦後の莫大な賠償と技術提供含めて、もっと情状酌量してほしいと思うのは加害者側のエゴなのかね・・・。

著者は韓国が日本の教科書に文句をつけることに対し、ひとつの国が外国の一自治体が採択する教科書の内容にまで言及するという事態は異常であると言っている。

彼らは自分たち韓国のことはもっと良く書け、日本のことはもっと悪く書けと主張するのだそうだ。たとえそれが事実と反することでも。

韓国にとっての夢は、日本と戦争して勝利すること。植民地支配が解消されたのは自分たち自身の力によってではなかったことが、いまだコンプレックスとなってのしかかっているという。謝罪しろ謝罪しろと言う彼らに対し、日本が完璧な形で謝罪と賠償を行ってしまったら、かえって彼らは生きる張り合いを失くすんじゃないか。

ということが書かれていた。

めんどくさい国・・・( ;´Д`) 改めてそう思う。

朴槿恵(パク・クネ)新大統領が日本との関係について「正しい歴史認識が必要」と言ったというが、正直、またかとウンザリしてしまう。
どんだけ歴史を認識させれば気が済むんだよ。もっと未来志向で考えようよ。
なんてことを加害者の側が言うと、またややこしいことになってしまうんだろうな。

中国と韓国については、反日のフィルターを取っ払い、歴史についてやったことやらなかったことの事実のみ国民に教えてくれと言いたい。そして日本ももっとちゃんと近現代の歴史を学校で学べるようにしなきゃいけない。卒業してしまった私たち大人についても、事実関係を整理した歴史を学べる機会が必要だなと思う。

いつまで続くんだろうなあ。こういう関係。
[ 2013/02/24 ] 倉庫5 | TB(-) | CM(0)

読書欲の春

気温が上がり、日差しが和らいで、草木が芽吹いてくると、なぜだが無性に読書をしたくなる。

ここ2週間ほどで怒涛のように読んだ。本もマンガも。

沼田まほかる『ユリゴコロ』『九月が永遠に続けば』
道尾秀介『龍神の雨』
長岡弘樹『傍聞き』
彩瀬まる『暗い夜、星を数えて: 3・11被災鉄道からの脱出』
西條剛央『人を助けるすんごい仕組み ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか』

マンガは、

小畑 友紀「僕らがいた」1~15巻(レンタルで)
小玉 ユキ「坂道のアポロン」1~8巻
末次由紀「ちはやふる」16巻
蛇蔵&海野凪子「日本人の知らない日本語」3巻

で、今読んでるのが海堂尊 監修『救命 東日本大震災、医師たちの奮闘』

今頃になって震災関連の本を読んでるのは、興味本位の映像じゃなく、被災者の目を通してあの日を追体験したいから。

いや、追体験なんて言うとものすごくおこがましいんだけど、今の自分と被災した人たちとは、あまりに環境も心境も違いすぎてて、こんな何も知らない状態でいることがいたたまれないというか、少しでも思いを感じて近づきたいというか・・・。

ほんとに今頃になってなんですけども・・・。

今読んでいる『救命』という本に宮城県名取市の心療内科のお医者さんのインタビューが出てくる。

桑山さんというこのお医者さんは、あの日、たまたま埼玉にいて難を逃れた。経営する病院も床下浸水程度の被害で済んだ。
彼はただちに病院へ戻って、やってくる患者さんの対応を不眠不休ですることになるんだけど、震災のあの瞬間、現地にいなかったことについて罪悪感を抱いているという。

同じイメージを共有できない。そんな自分が被災者に寄り添うには、彼らとともに彼らの家を見に行ったり、大切だったものを一緒に探したり、瓦礫を片付ける手伝いをしたりして、情報を共有するしかない。

これは精神科医としてじゃなく、人としての本能だ、と言うんだね。

あ、そうなのか。だからなのか。
だから私もあの日のことを記したドキュメントを読まずにはいられないのか。

実際、読んで良かったと思う。
映像では伝わらないことがどんどん入ってくるから。

この『救命』は自らも被災しながら必死で人々を助けた医者の立場からあの日を振り返った本。
そして、『暗い夜、星を数えて』は、たまたま福島県を旅行中の電車の中で地震に遭い、僅差で津波から逃れ、更には原発事故の恐怖も味わった小説家が自らの体験を書いた本。

いろんな立場の人が、いろんな場所で、いろんな体験を語った本を読むことで、多角的にあの日の記憶を自分の中に入れることができる。

他の本の感想についてはおいおい。

家族はみんな泊まりでいなくて今夜はひとり。
なんか解放感~♪

ゴージャスな夕食でも食べに行くか、何か買って帰るか。
また本をごっそり買い込むか。
テレビでものまねでも見るか。
[ 2012/03/24 ] 倉庫5 | TB(-) | CM(0)










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