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無知さが恥ずかしい・・・

久しぶりの更新でございます。

アクセス解析を見てみたら、2013世界選手権の感想記事が読まれているようで。

そうか、そういやちょうど五輪3枠をもぎ取った戦いがこのあたりでしたね。

ツイッターでも話題になっていました。当時の記事の復刻版が出たりね。

で、当時書いたブログ記事を読み返してみたのですが・・・・・


顔から火が出る:(´◦ω◦`):


なんなんでしょうね。世界トップ選手に向かってこの上から目線。うちの子かよ。

羽生選手、ご家族の皆様、ファンの皆様、まことに申し訳ないです。

このブログのスケート関連の記事は2012年4月に羽生選手にどっぷりハマったあたりから開始していますが、

無知というのは恐ろしいもので、逆になんでもわかったつもりになって語ってしまうものなのですね・・・え、私だけ?(^^;

今から見返すとすんげー恥ずかしい記事の数々ですが、

スケートファンとしての自分の成長記録でもあり、このまま恥をさらしておきますわ。


スピンについての話をツイッターでもしておりますので、関心を持たれた方はこのブログ横のツイッターへのリンクをご覧ください。

では、今後ともお気軽に遊びに来てくださいね。

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[ 2017/03/19 ] フィギュアスケート雑感 | TB(-) | CM(0)

FaOI 2015 in 神戸

ファンタジー・オン・アイス 2015 in 神戸、7月4日(土)昼の部に行ってきた。

どういう演出で、誰がどういうプログラムをやるのか、その前の金沢のレポを我慢しきれずについ、ツイッターでちょこちょこ読んでしまったので、かなりネタバレになってしまった。


それで興がそがれたかというとそうでもなくて(知らないでいた方が楽しめただろうと思えることもあったが)、期待以上だった。

最高の演技で魅せようというスケーターたちの意気込みと、それに応える観客の温かな拍手や声援、スタオベ、時にノリのいい指笛。

アクシデントもあったが、それが却って思いがけないサプライズを呼び込んで、観客もスケーターも大盛り上がり。私の見た4日昼の部だけでなく、他の公演のレポを聞いてみても、3公演通してそんな楽しいショーだったようだ。


演技で特に印象に残っているのはステファン・ランビエール。明らかに違いを感じる姿勢の良さに、動きの一つ一つが洗練され、意外性に満ちていて、どこを取っても絵になる。まさに「氷上のバレエダンサー」。


織田信成さんも良かった。指先まで柔らかくしなやかな動き、情感たっぷりに演じる「愛の夢」。
一転してカッコよさとコミカルな動きが混在する“織田ースベイダー(by 宮本賢二先生)”。観客にフォースを送ってみたり、ヘランジをやってみたり、サービス精神旺盛なエンターテイナー。ますます好きになった。


鈴木明子さん。福間洸太朗さんとコラボした「月の光」は絶品。彼女の表現は音のつかみ方、溜めの作り方で緩急を表すのがうまいので、思わず目が吸い寄せられて離せない。見ていると快感。何度でも見たくなる。


実はこのコラボの直前にリンクに穴が開いているのを鈴木さんが発見し、補修のため20~30分間ほど中断するというアクシデントがあった。
最後の方になると福間さんが出てきて、ショパンのバラード1番を弾いてくれるといううれしいサプライズが(それも補修が思ったより早く終わったので、演奏もその1分後に終わらせるようにアレンジするというすごい対応力)。
全然気づかなかったけど、羽生選手がそれに合わせてリンク脇で振付をやっていたとのこと。見たかった。


本物のコラボはこの日の夕食の席で羽生選手より福間さんに申し出があり、最終公演のフィナーレで実現したそうだ。ああ、見たかった。

ちなみに福間洸太朗さんのお父さんは佐藤信夫コーチの教え子だったこともあるそうで、福間さんは自他ともに認めるスケオタ。



プルシェンコのラスボス感すごかったとかジョニーの個性的な曲の解釈が素晴らしいとかあといろいろ他のスケーターの話も書きたいけど時間もないので、最後に羽生結弦選手の感想を。



生で見るたびに彼のスピードには驚かされる。近づいてくると迫力のすごさに驚く。あれで体をコントロールできるというのがもはや超人的。
日々進化している登り龍のような若き王者。その名にふさわしいパフォーマンスだった。


SEIMEIは夢中で見ていたら、あっという間に終わってしまった。
ジャンプもスピンもステップも、ダイナミックでしなやかで魅了される。ずっとずっと見ていたかった。


力強い曲調に合わせたステップ、腕の使い方がちょっとブン回す感じになるところがあって惜しい。でもきっと回を追うにつれて、バラ1の時みたいに洗練されてゆくのだろうな。
彼は期待を裏切らない。ブラッシュアップされていく過程を見守るのがこれほど楽しみな選手はいない。


フィニッシュ間際のスピンの構成はオペラ座のと同じだけど、オペラ座でマスクを外す振付を入れたみたいに、ちょっと和風の味付けをしてくれるといいな。


盛り上がるところでレイバックイナバウアーを入れるのは、ずっとそれが続いているので変えてほしいなと思ってたけど、いざ見てみるとやっぱりいいなあ。
ハイドロが入っていたのはうれしい。羽生選手のシットツイズルは白鳥が舞っているような美しさなので、試合バージョンでは入ってるといいな。


「天と地のレクイエム」
金沢で初めてこのプログラムがお披露目された時、曲名が明かされなかったので、たくさんのファンが使用曲を突き止めようと動いた。
やがて曲名がわかったが、その瞬間、どういう意味合いを持つプログラムなのかを誰もが悟ったと思う。


ツイッターにYouTubeの曲を貼ってくれた人もいた。一応ふぁぼっておいたが、あえて聴かずに神戸に臨んだ。
他の人の感想もなるべく読まないようにした。見る前から、何かの色に染めてしまいたくなかった。


それでもなんとなく、「花は咲く」のような、苦しみや悲しみがあっても、最後には希望の光が差し込んで穏やかな微笑みで終わる、そんな演技を予想していた。


メロディが流れ、羽生選手の演技が始まる。


喪ったものを悼み、突然の災禍に受け入れることを拒み、理不尽さに憤り…。
そう、そこには、苦しみにのたうち回る被災者としての彼の姿があった。


苦悩、拒絶、怒り。
救いを求めて苦しげに何度も差し伸べられる手。


堰き止めるような鋭いエッジが氷の粒を巻き上げる。
最後には希望が…などと、安直な予定調和を拒絶するかのように。


ああ、私は被災者ではないのだ。
思い知らされた。


同じ日本人だからと、わかったようなつもりでいた自分を恥じた。


届かない光を求めながら、彼はいまだ苦闘のさなかにいる。



もちろんこれは彼の演技から私が感じ取った感情。

羽生選手が描いていたのは、もっと違うものだったのかもしれない。
私が彼の中に見たのは、自分の感情を投影しただけのものだったのかもしれない。


でもきっとそれでいい。自分自身で感じ取ること、あの演技を通して彼が伝えたかったのは、きっとそれだ。


[ 2015/07/18 ] フィギュアスケート雑感 | TB(-) | CM(4)

NHK杯28日30日 お気楽観戦記

2014年12月7日
羽生結弦さん、20歳のお誕生日おめでとうございます!!
あなたの願いがかないますように。健康で実りの多い1年でありますように。

あなたのスケートに出会えて、フィギュアスケートが大好きになりました。ありがとう。

羽生メッセージ
NHK杯メッセージより

***

2014年 NHK杯 in なみはやドーム
NHK ONLINEの番組ページ→http://www.nhk.or.jp/figure/
公式ページ→http://www.nhk-trophy2014.jp/
ISUリザルトページ→http://www.isuresults.com/results/gpjpn2014/

11月28日(金)13:55開場(開場は競技開始50分前)
なみはやドーム

「なみはやはとにかく寒い」と聞いていたので、ダウン着用にひざ掛け、座布団、レッグウォーマー、カイロ持参で行ったら、スタンド上部だったせいかさほどでもなく、どれも必要なかった。どこからか上の方から涼しい風が降りてくることはあったけども。

後から聞いた話では、「なみはやは寒いのではなく、外気温に左右される会場」とのことで納得。NHK杯期間の大阪は最高気温が20℃近くまで上がったりして季節外れの暖かさだった。今後観戦される方はその点ご注意を。

28日の入場者は5858名だったそうな。
平日のせいか長丁場のせいか、シングルの方が人気が高いせいか、ペアの時は空席が目立った。ただし、下図のアリーナS席(ショートサイドのピンク部分)はスケオタ率が高かったのか、最初からぎっしり詰まっていた。

私の席はジャッジ反対側のスタンドS。キスクラが隠れてまったく見えなくて残念。ただ強力なライトがいくつも照らしているのが見えて、選手やコーチはさぞかしまぶしかろうと思った。
座席表
図はNHK杯公式ページより

織田くん&あっこちゃんの席(赤い☆)と解説者席(紺色の○)、選手の陸上トレーニングエリア(茶色の楕円形)を図に入れてみた。織田くんはあまり席にはおらず、あっこちゃんがほぼ待機。ヘアメイクさんが頻繁に彼女の髪を直しているのが見えた。
30日のアイスダンスFDでは、第1Gの時に織田くん&あっこちゃんが解説席後ろで観戦していた。リーズとえみマリの応援かな。

選手の陸トレエリア&ウォームアップエリアはアリーナS席の裏で、高いアリーナS席が壁となって、近くの席の人でないとそこに選手がいるとは気づかれないようだった。

すぐに並んでパンフ(2000円)を買う。
NHK杯パンフ表紙

オールカラーで紙質も良く、ちょっとしたスケート雑誌なみ。選手紹介とともに巻末に11ページに渡って「フィギュアスケートの基礎知識」が載っている。
NHK杯パンフ

ただ、64、65Pにあるジャンプ図解は、穴の開くほど読んでもたぶん見分けには役立たないのでは。イラストがわかりづらいし、文章を頭に入れるより映像をたくさん見る方が早道だと思う。それぞれの選手のクセもあるし。

NHKオンラインのNHK杯ページにある「観戦ガイド」と内容はほぼ同じなのかな?

レフェリーとジャッジ9名、テクニカル・パネル3名の紹介はカテゴリーごとにあった(メンバーはそれぞれ入れ替えがあった)。

アリーナS席と反対側の天井近くにはモニターが2基あり、右側はTVでも放送された、演技のスロー再生やキスクラの様子、「織田くんの部屋」などが映し出されていた。
左側は点数や順位、時間カウントの表示(英語表記)。

6分間練習では、まず日本語で選手名と国名のアナウンスがあり、その後英語で、最後にモニタに選手を映しながらちょっとしたエピソードを含めた日本語での紹介がある。計3回、選手の名前がコールされるわけで、そのたびに観客から温かい拍手が起こっていた。
贔屓のライバルとか関係なく、惜しみない声援と拍手と手拍子、そしてスタオベが送られていたし、いろんな国旗が掲げられていたし、日本のフィギュアファンっていいなと思った。

以下、メモ程度の観戦記。
当方スケオタ見習い中で知識も不足しており、感想が書けなかった選手もいるけどご容赦を。

ペアSP(14:45:00~15:46:40)
リザルト→http://www.isuresults.com/results/gpjpn2014/CAT003RS.HTM
プロトコル(PDF)→http://www.isuresults.com/results/gpjpn2014/gpjpn2014_Pairs_SP_Scores.pdf

第1G
2 高橋成美/木原龍一
最初の3Sで転倒があったせいか、少し動きが慎重になっているような気がした。明るいリズムの曲だけに、もっと彼ららしい弾けっぷりが見たいと思った。

第2G
4 川口悠子/アレクサンドル・スミルノフ(ロシア)
開始早々、川口選手の腕の動きの優美さに魅了される。「タイスの瞑想曲」のヴァイオリンの音色に合った、ひたすらに美しい演技。バレエを見ているよう。スミルノフの怪我を乗り越えた復帰がうれしい。会場総スタオベ。

5 シャオユー・ユー/ヤン・ジン(中国)
6分間練習の選手紹介の際、「シャオユー選手は日本のアニメが好きで、日本語を独学で勉強している」とのアナウンスがあり、一気に親近感(´∀`*) そういや前日の公式練習の際、リンクサイドで羽生選手がマスクをめくって顎の傷を見せていた相手、あれがシャオユー選手だったのね。


確かペアの採点では二人の動きがユニゾンしているほど高く評価されると岡部由起子さんがJスポの解説でおっしゃってたけど、彼らはすごく息が合ってるのが印象的だった。

7 メーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード(カナダ)
前の組の得点を待つ間、メーガンが足を交互に出しながらロングサイドを東から西へ(上の座席表で言うと右から左へ)向かって真っすぐに滑っていった。ただそれだけのことなのに、そのスケーティングのあまりの美しさに、客席から自然と拍手が起こった。

そして演技開始。
すごい選手というのは開始数秒でわかってしまうものなのだな。メーガンの周りをエリックが取り巻くように滑る、そのさまが美しくて美しくて、これはスタオベくる! と予感がするほど。
とにかく滑りに迫力があった。
ステップではメーガンだけがバタフライを入れるところがあり、面白いなと思った。

15:46:40にペアが終わり、製氷タイム。
トイレに行っておく。そこそこ並んでいたがすぐ入れた。驚いたのは今どき和式でコーナーボックスもなかったこと(洋式があったかどうかは不明)。なみはやのスタンドは傾斜が強いので前の人の頭で演技を遮られるということはなく快適。ただ、階段の上り下りが結構きつい。
席に戻ると、どーもくんオンアイスをやっていた(どーもくんオンアイスは日に何度かやってた)。

女子SP(16:15:00~17:48:00)
リザルト→http://www.isuresults.com/results/gpjpn2014/CAT002RS.HTM
プロトコル(PDF)→http://www.isuresults.com/results/gpjpn2014/gpjpn2014_Ladies_SP_Scores.pdf

第1G
1 アンネリーネ・ヤッシェム(ノルウェー)
怪我で欠場のアデリナ・ソトニコワ選手に代わり、出場(パンフの変更は間に合わず、「出場選手変更のお知らせ」が1枚挟み込まれていた)。
ステップを丁寧に踏んでいていい演技だった。

3 加藤利緒菜
シニアグランプリ大会初参戦の16歳。地元大阪出身。
2A片手タノが優美だった。

第2G
8 ジジュン・リ(中国)
スピードと伸びのある滑り。3F+3Tのファーストジャンプが素晴らしい高さと幅で、思わず歓声が上がったが、セカンドの3Tの着氷が乱れて転倒。惜しい!
それでもいい演技だったよ。

9 アリョーナ・レオノワ(ロシア)
すごく楽しみにしていた「チャップリン・メドレー」。冒頭のノックのシーンから引き込まれる。コミカルな動き、伸びやかな動き、すべての動きが洗練されており、ジャンプの質も高くて、個人的には今大会女子SP最高の演技だと思った。
観客熱狂。総スタオベ。アリョーナの弾ける笑顔が嬉しい。

10 村上佳菜子
SPのルールではソロジャンプはステップからただちに跳ばなくてはならないが、3Fの入りはあまりステップが入ってなくて単純に助走している気がした。多分それでGOEが-0.10という評価になったのかな? 後半にあった3Fを前半に持ってきたから、その影響で入りに充分なステップを入れられなかったんだろうか。せっかくいいジャンプを跳んでいたのに惜しい。

しかし、全体的によく集中しているように見えた。あの圧巻のレオノワ選手の後だというのに動じなかったのはさすが。全身を使ったステップは女性らしい柔らかな表現がよく出せていて素晴らしかった。
ほぼパーフェクトな演技に場内スタオベ。興奮の渦。

佳菜ちゃんがリンクから引き揚げて、しばらくして下の方でどよめきが起こった。ふと下を見ると織田くん、あっこちゃんと手を握り合っていて、その後織田くんとあっこちゃんがティッシュでしきりに目を拭っているのが見えた。泣いてたのね(*´ω`*)




11 宮原知子
演技開始前に濱田コーチと額を合わせ、目をギュッとつぶっているのが見えた(>_<)
3Lz+3Tのセカンドジャンプが高い。
パーフェクトに見えたが、3Lz+3Tの3Lzが回転不足、3Fに軽微なエッジエラー(!)がついてGOE-0.10、FCSpはレベル4ながらV1がついている(なぜなんだろう。調べてみなくては)。
やはりプロトコルを見てみないとわからないものなんだなあ。

12 グレイシー・ゴールド(アメリカ)
LSp美しい。ほとんどのジャッジがGOE+2をつけている。きれいな外見とは裏腹にすごくバネがあり、ダイナミックなジャンプを跳ぶ選手。演技の完成度から言えばレオノワ選手が1位かと思ったが、3Lz+3Tが跳べるってのは強いなあ。

第2Gは神演技の連続でとても見ごたえがあった。
第1Gのエレーネ、ポリーナはそれぞれ楽しみにしていた選手たちだったが、ミスが出てしまい残念。第2Gのガオも好きです(大学進学前までクリケット組だったのね。スケーティングの美しさに納得)。

17:48:00に演技終了。製氷タイムに入り、座席で夕食を詰め込む人あり。パンやお寿司のパックを食べている人が多かった。私も席で夕食を済ませ、トイレへ。長蛇の列で男子トイレも女子用に振り分けられたようだが、数十分の待ち時間。せっぱつまってなかったので途中であきらめて席に戻る。

オープニングセレモニー(18:15~18:30)
各国の国旗を持った子供のスケーターが演技を披露。あんな大きな旗を持ってたら空気抵抗やバランスの関係で滑りにくいだろうに、また、他のスケーターとくっついてシンクロ演技をするのはとても難しいともいうけど、とても上手だった。

国歌演奏と平松純子ISU理事の挨拶、NHKのお偉いさんの挨拶、JSFの天野氏の開会宣言があり、また製氷。

男子SP(19:05:00~20:31:30)
リザルト→http://www.isuresults.com/results/gpjpn2014/CAT001RS.HTM
プロトコル(PDF)→http://www.isuresults.com/results/gpjpn2014/gpjpn2014_Men_SP_Scores.pdf

第1G
2 村上大介
4S+2Tが見事に決まり、一気に波に乗った感じ。3Fは入りにウォーレイジャンプ(?)を入れててカッコよかった。素晴らしい出来でフィニッシュを待ちきれないかのように場内総スタオベ。

3 イワン・リギーニ(イタリア)
マイケル・ジャクソンメドレー。ステップにムーンウォークがあったりとか、とにかく見ていて楽しいのがいい。

4 エラジ・バルデ(カナダ)
細かい音ハメがうまい。フライングスピン以外のスピンはGOEでマイナスになっているが、映像で確認するとちょこちょこバランスを崩したりしてミスが出てるみたいだな。

第2Gのウォームアップ。
羽生選手の姿がリンクサイドに見えた途端、心臓がバクバクしてきた。痩せたなあ。一段と細くなったような気がする。

6分間練習の時、羽生選手と他の選手が接近するたびに客席から悲鳴が上がったりザワザワしたり。気持ちはわかるけどそれは心のうちに秘めてほしい。観客がピリピリしていたら選手たちにも伝わるし、接近しただけで声を上げたら他の選手を威嚇しているみたいになる。
・・・などとつらつら考えてみたり。

第2G
6 ロス・マイナー(アメリカ)
4Sが2Sになり、SPの規定を満たさずノーカンになったのは痛かった。他のジャンプもきれいに決まらなかったが、ステップは全身をよく使っていて滑らかで美しかった。スピンもすてき。

7 ジョシュア・ファリス(アメリカ)
繊細な演技をするので好きな選手の一人。ジャンプが決まらず、ステップでも転倒というまさかの展開だったが、スピンは3つともレベル4。柔軟性がありユニークなポジション。「#おまえの関節はおかしい」とハッシュタグをつけて呟きたいレベル(笑)

8 ジェレミー・アボット(アメリカ)
ファリス選手の得点を待つ間の、アボットのスケーティングの美しさに溜息。演技開始後もただひたすらに美しいスケーティングに見とれる。氷との摩擦がまったくないかのよう。曲の世界観を滑りだけで表現できるってすごいな。観客熱狂。スタオベ。

タイムバイオレーションで-1されていたのは後で知った。演技時間って曲の長さには関係なく、動きの始まりと終わりまでをカウントするんだね。時間オーバーしてたのか。まさかこれが羽生選手との順位争いに関わってくるとは思わなかった。

9 セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア)
ロシアン男子はなぜ20代後半でもこんなにクワドの成功率が高いんだろうか。ジャンプの軸が細くて回転が速い。

10 無良崇人
FSの「オペラ座の怪人」よりSPの「カルメン」の方がより無良選手のイメージに合っている気がする。とにかくカッコいい! ひとつひとつのポーズが魅せる。3Aはほとんど助走なしに見えた。9番ジャッジの方向へ向かって跳ぶんだなあと、TVではわからないことがわかって感激する。スタオベ。

11 羽生結弦
ただただ祈るような気持ちで見ていた。
4Tはいつもより回転が遅いと感じたが、その一瞬後には、ぐしゃっと崩れるように倒れていた。点数が伸びなかったのは回転不足だったからなんだな。
3Aはイーグルより難易度の高いバックアウトカウンターからの入りに変えてきた。これでGOEを稼いで、前半に4Tを持ってきたことで失う後半ボーナス分を補おうとかそういう計算なのかな?
3Lzで手をつくが、根性でフリーレッグをつかずに1Tをつけてなんとかコンビネーションに持っていく。

6分間練習で好調そうだったから大丈夫かなと思ってたけど、やはり競技は水物だ。しかしそんな中でも3Aが高難度の入りと着氷後のイーグルをつけてなお鉄板なのがすごい。
ジャンプが3A以外決まらなかった中、スピンとステップは全てレベル4でそろえてきているのもすごい。

ファンのひいき目でなく、スケーティングが素晴らしかった。ターンやステップを見分けられないまでも、複雑なことをやっているんだなというのがわかった。

こちらにスケーターの方のバラ1ステップ解析があるが、実際にスケートをやっている人には凄さがわかるんだなあとただ感心。





感謝と励ましの意味でか、スタオベしている人も多数いたが、私は立つ気にはなれなかった…(>_<) 完璧なバラ1を見る日まで取っておくよ。

滑ってくれてありがとう。あなたの元気な姿がまた試合で見られて嬉しい。不本意な結果に終わったけど、ステップとスピン、3Aは素晴らしかったよ。
そういう思いを込めて、力いっぱい拍手を送った。

どんよりした気持ちを抱えながら、帰途につく。

門真南駅に入る前に何回も入場制限がされて、しばらく待たされた。待ちきれずに大阪駅行のバスに乗る人もいた。
地下鉄とJRを乗り継いで実家にたどり着くまでに、ツイッターで紹介されている羽生選手のインタビューを読んでいたら、ちゃんと敗因分析をして課題を見つけ、その克服方法までつかんでいる頼もしい姿にこちらが励まされた。

ありがとう羽生さん。

もうすぐフリーが始まる。女子は日本選手F進出が14年振りに断たれたとかで、村上佳菜子選手や宮原選手が責任を感じていなければいいがと思いつつ、男子もどういう結果になろうとも、TVの前でしっかり応援したい。
無良選手のF初進出も、村上大介選手の躍進も願いつつ、すべての選手がいい演技ができるようにと願いつつ、それでもやっぱり私は羽生選手を第一に応援しているから。彼の願いが叶いますように。

***

と、ここまで書いて放置していたら、波乱万丈の結果になった。これだからスポーツは面白い。

村上大介選手、優勝おめでとうございます!!
無良選手、羽生選手、GPF進出おめでとうございます!!
そして、本郷理華選手、GPF進出おめでとうございます!! 
どの選手もバルセロナで思う存分力を発揮してきてください。
ゴールド選手の怪我が全米までに治りますように。

スポーツのわくわく感と非情さをしみじみ感じたNHK杯だった。

あ、もうちょっと書きたいことが・・・。

羽生さんのフリーで3A-1Lo-3Sが1A-1Lo-3Sになりザヤ回避できたのは、故意にか強運ゆえのパンクかとツイッターで話題になっていたが、どうやら後者の方らしい。
でも、この3連から最後の3Lzまでしっかり跳んで、たとえザヤって3Lzがノーカウントになったとしても、そっちの方が得だったと言っている人もいた。
調べてみたら確かに1A-1Lo-3Sは後半1.1倍のボーナス込みで基礎点6.38、3A-1Lo-3Sは同じく14.52で、その差8.14。後半3Lzの6.6を丸々ノーカウントにされても、1.54のお釣りがくる。
(ジャンプの基礎点はこちらを参照。日本スケート連盟ホームページより「国際スケート連盟コミュニケーション第1884号」 PDF注意)

今季はダブルジャンプの回数についてルール改正があったこともあり、最後の3Lzを2Aか2Lzに変えればザヤ回避になるのか? いやダブルジャンプはもう跳べないんじゃ? などなど、ツイッターの情報も錯綜して、こんがらがって当初は何がなんだかわけがわからなくなってしまった。まだまだ勉強不足だと痛感。

SPの3Aに一人だけGOEで0をつけていたジャッジがいた。なんで? と思ったけど、押し間違いでは・・・とのツイを目にした。ジャッジも人間なので長時間の緊張を強いられていると疲れてミスすることもあるらしい。

そういや、ユリア・リプニツカヤ選手の中国杯SP、PCSのInterpretationに7.50~8.25が並ぶ中、一人だけ0.25をつけてたジャッジがいたよ。これはもう完全に押し間違いだろうね(プロトコル)。
上下カットされるとはいえ、0.01ポイントの差が明暗を分けるだけに、こういうミスはなくしてほしいなあ(;_;)

30日のアイスダンスFDとEXも観戦した。リーズ、えみマリお疲れ様でした。
シニカツのリフト転倒やらいろいろ波乱があったものの、アイスダンスはよくわからないので割愛。すまんです(とか言ってペアもシングルもよくわかってないわ(>_<) もっと修業しないと)。

「豊の部屋」は樋口先生がTVにはもう出ないと辞退されたため、織田くんが代わりに司会を務めることになったらしい。
EXの第一部と第二部の間にやってたけど、織田くんの芸能人としての才能に感心した時間だった。「歌ってみて」とムチャ振りし、ツイスト時の女子選手の足を再現して見せ、選手放置で一人ボロ泣きし・・・やりたい放題か! もう大好き(笑)

織田くんの影響か、佐野さん、本田さん、八木沼さんまでが技術的な説明を今までより詳しくするようになったのは今シーズンの解説で最大の収穫。NHK杯では実況アナもより詳しい説明を求めている姿勢が見えて、スケートファンとしてとてもうれしい。

織田くんのように「ブラケットから」「ランジから」「ウィンドミルから」と、ジャンプやスピンの入りを説明してくれたり、スピンのレベル要件を説明してくれると、後でスロー再生して確認することができる。それで一つ知識が増える。

「フィギュアスケートとは」「選手とは」「ジャッジとは」と、理屈で説得されるより、こういう地道なことをスケート関係者がしてくれるだけで、スケートファンの知識向上にすごく役立つものだと思う。


EXで一番楽しみにしていたのは、やはり羽生さんの「花は咲く」。後からTVを見たら残念なことに上半身のアップが多かったが、実際にリンク全体を俯瞰すると滑りの美しさ、スピード、滑らかさが際立っていた。あっという間にリンクの端から端まで到達する。それも何のストレスもなく。

まさに王者の滑りだった。

以前は羽生選手はジャンプとスピンが突出していて、そのレベルに比べるとスケーティングはトップレベルではないと言われていたけど、今ではもうとっくに世界トップクラスに入ってるね。
これからも進化を見守りたい。

以上、ざっとですが観戦した感想でした。

[ 2014/12/07 ] フィギュアスケート雑感 | TB(-) | CM(26)

今、思うこと

あの記事にあんなに反響があるとは思いませんでした。

ゆづファンだけでなく、同じような目に遭ってきた他選手のファンからも、共感と応援コメントをいただきました。

選手へのバッシング行為は、それほどファンの心を深く傷つけるものなのだと思いました。


記事を書いた時、最初は先輩選手の名前を出さずに書こうとしました。

しかし、ゆづが直接攻撃を受けていることを示す証拠として、産経新聞の記事だけはどうしても引用しなければならず、そこにはっきりと名前が出てしまっている以上、本文で隠すことにあまり意味があるとは思えませんでした。

「あの選手のファンは嫌い」と一括りにしてしまったのは、褒められたことではなかったと思っています。

震災アクセサリー騒動の際、「○○選手のファン」と十把一からげにすることに批判が出ていたので、こういうことを書けば間違いなく非難を浴びるだろうとわかっていました。

書く寸前に手が止まりましたが、結局書いてしまいました。

今感じていることをすべて吐き出さなくては、いつまでも胸の中にくすぶっているものが消えない、この記事を書く意味がないと思ったからです。


たくさんの方からいだだいたコメントの中に、高橋選手のファンであるMさんからのコメントもありました。悪質な人たちにご自分のメッセージが伝わることを希望されていたので、ここに全文引用します。

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突然、失礼いたします。

れんかさん、はじめまして。
ツイッターでこちらのブログを知り数日迷ったのですがはじめてコメントさせていただきます。

私は高橋大輔さんのファンです。
もともとフィギュアスケートが好きでずっとライトファンでした。
全ての選手を応援していますが特に高橋選手を応援しております。

高橋選手がきっかけでツイッターもはじめました。
最初は何もわからず高橋選手のファンのかたをフォローしていましたが
羽生選手への誹謗中傷があまりにも多く、
アスリートである羽生選手に、そして日本代表として国に金メダルをもたらしてくれた彼になんでそんなことが言えるのかととても悲しかったと同時に、
私は高橋選手のファンなので高橋選手を絶賛したそのすぐ後に、高橋選手のアイコンで(もちろんそれ以外の方もいますが)他の選手への悪口をいうことがどういうことか…、それは叩かれた選手本人、そしてその選手を応援するファンに失礼なことはもちろん、
自分が応援している高橋選手の首をしめていることに気付いてほしいということです。

実際、れんかさんのブログのコメント欄でも高橋選手本人が嫌いになりましたと書かれているのをみると本当に悲しくなります。


誹謗中傷も一部の方たちのみなのかなとも思い、他の選手への誹謗中傷をする人をみかけたらリムーブし、RTするときも、その方が他の選手を誹謗中傷されるかたじゃないのか過去発言を辿ったり、本当に神経を使っていました。

このかたは誹謗中傷をしない方だなと思っても
しばらくすると直接的ではないにせよ、羽生選手の活躍や露出があると面白くないんだろうなと思わせるつぶやきをみることもあり本当にがっかりしたり。


ただリムーブしてもどんな事を言っているのか見に行くようになってしまい
同じ選手のファンとして他の選手をさげるのはやめてください!と何度も言いたいと思い書いては消し、書いては消しを繰り返していました。

それらしきことをエアリプのつもりでつぶやいてみたらその結果きづいたら悪質ではないと思っていた方からブロックされていたり…その間も嫌みや誹謗中傷はとまらずもう悲しくて心が痛くて本当に悩みました。

ブロックされたことが悲しいのではなく、このままでは高橋大輔選手のファンはみんな他サゲをしていてその原因をつくるのは高橋選手だ!となってしまうんじゃないか、それが本当に辛かったのです。

どうしても辛くてもうツイッターもやめようと思うのですが、でもやっぱり、どうにかできないことかと毎日、かなりの時間を費やしてツイッターをみては悩みを繰り返していました。

結局何もできず震災をアクセサリー~という発言からおこった騒動もただただ毎日見ているしかできませんでした。
同じファンの人の助言ならきくのでは?と何度も思い悩みましたが集団は大きく、毎日毎日みる誹謗中傷でどんどん心は弱りどうしても勇気がでませんでした。

でも同じ選手を応援するファンの方があんな発言そしてその後も(そのまわりの方も含め)全く反省していないように見えることにいまだに憤りを感じております。

私以上にれんかさんはじめ羽生選手のファンの方達はお辛かった事と思います、本当になにもできず申し訳ありませんでした。

ツイッターをしていてご縁があり羽生選手のファンの方と相互でフォローさせていただいており、
その方から羽生選手の好きなところのお話をきかせていただいたり、私も高橋選手の好きなところを聞いていただいたり。
お互いあ~そんな魅力があるんだな~と発見できたり。

なので高橋ファンが羽生選手の悪口を言っているのをみると自然と羽生選手ファンのフォロワーさんの事も浮かぶようになり本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

ただ高橋選手を応援する方のなかにも他サゲは聞きたくない、全ての選手を応援している、そしてあの騒動のときも私はできませんでしたが直接悪質な人にリプはできずとも
心をいためている高橋ファンのフォロワーさんがいたことも知っています。

ツイッターをしなければよかったと何度も思いましたが同じ気持ちの方もいると知れた事は本当に嬉しかったです。

ご理解はいただいていると思いますが全員が高橋ファン全員が悪意を持っているわけではないことだけは知ってほしいと思います。

もちろん、私は高橋選手のファンなのでこの先、羽生選手に限らず他の選手と高橋選手が競技会にでるとしたら、
私は一番に高橋選手の応援をすると思います。

それはどの選手のファンもそうであると思いますが、
高橋大輔のファンです!とご本人にも、他の選手にも、
他の選手を応援するファンの方にも胸をはって言える、
恥ずかしくないファンでありたいので
私もれんかさんと同じく全てのスケーターにスケートファンとして拍手をおくりたいと思っております。


スケートファンは誰を応援していても本来お互いの気持ちがとてもわかるはずと思っているんです。
れんかさんは羽生選手、私は高橋選手、対象の選手が違っても頑張ってほしい、好き!と思う気持ちはきっと同じはずだと思うのです。

それを悪質と呼ばれる彼女たちにも理解してほしいです。
高橋選手と同じように羽生選手も努力をしている、
高橋ファンと同様、羽生ファンも選手を心から大切に思っているということを。


また、今回のブログ、書くにはたくさんの勇気と覚悟がいったと思います。
れんかさんがご紹介してくださった

「ファンが選手を守れるなんて思ってはいけない。ファンができるのは応援することだけ」

という言葉がとても胸に響きました、その通りですよね。
自戒もこめて私も常にこの言葉を忘れないようにしていきたいです。



ずっともやもやとして今現在もそれは続いておりますが
自分の気持ちを改めて整理するきっかけを与えて頂きました。
ありがとうございます。


もしこのコメントを高橋選手の悪質とよばれるファンの方がみていたら少しでも理解いただけたらと思っております。
自分たちのしていることは他の選手にも失礼と共に高橋選手の悪いイメージしかうまないことを。


これからもスケート界が盛り上がっていくこと、同じスケートが好きなファン同士が憎しみ合わない事、
そして一番は選手たちに悪影響が無い事を願っています。


なかなか気持ちがまとまらず、長々と失礼いたしました。

----------


読んでいるうちに涙が出てきて、ささくれだった心が凪いでいくのを感じました。
ああ、私は彼のファンに、ずっとこういう言葉をかけてもらいたかったんだと思いました。

Mさん、ありがとうございます。

この方のような良心的なファンまで一括りにして高橋ファンとして非難してしまったことをお詫びします。申し訳ありませんでした。


ですが、これで完全に偏見がなくなるかというと、今すぐには無理だと思うのです。
残念ながら、人間の心はそんなに簡単に切り替わるものではありません。
2年以上にもわたって刻み付けられた負の感情は、そう容易くは消えないでしょう。

やっぱり高橋ファンなんて、と怒る日もあると思います。
でも、そうやって何度でも揺り戻しをしながら、少しずつ自分の気持ちがいい方向へ変わっていけたらと思っています。



私はファン同士の対立を煽りたいわけではありません。
できるならば、この方が言われるように、スケートファンみんなで和気あいあいとすべての選手を応援したい。

もちろん、好きな選手には特別心のこもった応援を。
そしてライバル選手にも温かい応援を。



ちょっと前から、私はフィギュアスケートの技術とルールの勉強をしています。
好きな選手の演技を深く味わいたいから。そして、正しく評価したいから。

正しい知識を身に着けることは、競技や選手を貶める陰謀論に染まらないことにつながります。
それが一番の応援になると、そう信じています。



***

読んでくださってありがとうございました。
これでこの話は終わりにしたいと思います。

「あの騒動に思うこと」とこの記事へのコメントは、今後ご遠慮ください。
よろしくお願いします。


今度こそ、前へ進もうと思います。
[ 2014/09/22 ] フィギュアスケート雑感 | TB(-) | CM(29)

あの騒動に思うこと

誰かの熱烈なファンになるということは、その想いの強さと同じくらい、苦い想いも味わうことになる。
試合の結果で一喜一憂するのはいいのだ。それは本来のスポーツ選手のファンに付き物の想いだから。

やりきれないのは、ファンを巡るゴタゴタだ。


2012年春、ニースロミオでゆづにハマり、彼について調べるようになってすぐのことだった。Yahooの検索窓に名前を入れると、検索結果のページにさまざまな情報に混じって2ちゃんねるのアンチスレが引っかかった。

クリックして中を見ないまでも、多感な17歳の高校生に向けるには酷すぎる、胸をえぐるような中傷の言葉を羅列したタイトルや内容の一部が表示されていた。本人がこれを目にしなければいいがと思った。

気になって一度だけ中を見てみたことがある。演技の後で疲れてリンクに寝転がってしまったことや、ショーのフィナーレで4回転ジャンプを跳ぶことなど、こんなことで? と思うような、実に他愛ないことで叩いていた。

アンチの正体がわかったのはNHK杯の頃だ。その頃にはだんだんとバッシングがエスカレートしてきていて、嫌でも目につくようになっていた。初めてアンチスレを覗いた時は、なぜショーでジャンプ大会をやるのが気に入らないのかわからなかったが、正体がわかってみればなるほどな、と納得した。

NHK杯では、最後の方のスピンでよろけて手をついてしまうという、見た目に大きなミスをしたにも関わらず、ゆづが優勝したため、手酷く叩かれた。

続く全日本は思い出すのも辛い大会だった。
高橋選手がフリーで鳥肌の立つような演技を見せたのに対し、ゆづは会場の空気を支配するような演技はできなかった。

それでも結果はゆづの優勝。
NHK杯もそうだが全日本でも、ショートでの貯金やフリーの高難度プログラム構成など、プロトコルをきちんと見れば納得のいく結果だったにも関わらず、見た目の印象と願望だけで、不正だ出来レースだと叩いた高橋ファンがどれほど多かったことか。ネットだけではなく、会場でもそういうことが起こったと聞く。

この時のことは青嶋ひろの氏がWEBRONZAの記事でも危機感を持って触れていた(彼女は癖のある記事を書くが、この時は現地観戦したファンからも彼女の危惧を裏付けるような言葉が多数出ていたし、この記事に関しては大げさに書いているとは思えない)。

また、常に競技と選手に敬意をもって記事を配信してくれているPigeon Postさんも、優勝したにも関わらず、なぜか「今までで一番元気のない」ゆづを気遣ったツイートを当時している。


そして、産経新聞の2014年3月28日の記事(配信元は共同通信)では、もっとはっきりとそれについて書いている。
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/140328/oth14032822570011-n1.htm

>急成長で日本のエースに進化を遂げたが、高橋を応援する熱狂的なファンから心ない言葉を浴びせられて周囲に「スケートをやめたい」と漏らしたこともあった。


二度のリンク閉鎖とあの大震災を経てさえ、彼はスケートを続けることを選んだ。何ものも彼からスケートを奪うことはできなかった。そんな彼が自らやめたいとまで思いつめるほどの、どれだけ酷い言葉が投げつけられたのだろう。


産経の記事にもあった通り、全日本後のテレビインタビューで、彼は実際に「スケートから離れたい」と言っている。当時は言葉も文化も違うカナダに練習拠点を移したばかりで、怒涛の試合ラッシュの中、GPFでも体調を崩していたし、心身ともに疲れが溜まっているんだろうなとしか思わなかった。まさかそこまで追い詰められていたとは気づかなかった。

もちろん心身の疲労も影響しなかったとは言えないが、決定的なダメージを与えたのは、18歳の少年が命を削るような過酷な鍛錬の果てに、ようやく結果を出したことに対しての、心ない言葉の刃だったのかと思うと胸が痛む。

全日本の頃に出た別の報道記事では、オーサーが「僕もチャンピオンにふさわしくないと言われたことがあるよ」とゆづを慰めたと書かれていたので、会場で彼の優勝を快く思わない者から何か言われたのはもはや間違いない。

(2015/5/26追記。2015年上海ワールド後のプレカンで、オーサーのアドバイスで最も役立ったものは何かという質問に対し、羽生選手は2012年の全日本で高橋大輔選手を抑えて初優勝した後、「精神的にとても辛かった」が、自分の力を信じるということをオーサーに教えてもらって乗り越えたと答えている。
「ノイズというか、日本ではフィギュアに対して賛否両論があるので・・・」と彼は婉曲的に表現しているが、優勝したことへのバッシングという意味ととらえるのが自然だろう。

自分たちの評判が悪くなることを嫌い、会場で彼への暴言などなかったと主張している人もいるが、実際に会場にいたいろいろな選手のファンから、暴言やブーイング、拍手しない、仁王立ちして腕組みでにらみつけるといった目撃談が出ているし、織田信成さん、浅田真央選手、羽生選手自身も「リンクにいると観客席からの声はよく聞こえる」と別の話題の際にTVで話していたことがあるので、羽生選手の耳にブーイングや暴言が届かなかったとは考えにくい)

そして、後日読んだ記事では、ゆづがネットで自分の評判を見て夜も眠れないほど落ち込んだこともあること、そんな彼にオーサーが「あんなのはいじめっ子のようなものだから見てはいけない」と言ったという記述もあった。

これはいつの頃の話なのかは明記されていなかった(と思う)。全日本だったのか、四大陸か、世界選手権か。とにかく私が知っているだけでも2012年のニースの後からずっと叩かれ続け(ジュニアからアンチはついていたと言う人もいる)、日増しに酷くなっていったので、ゆづがネットを見て落ち込んだのは1回や2回ではなかったかもしれない。


五輪後、テレビで櫻井翔のインタビューに答えていた時、仙台からカナダへ逃げたという表現をゆづ自身が使ったことがある。

櫻井翔「自分が思い込んでしまった?」
羽生「思い込んでしまったのかもしれないし、誰かが思っていたのかもしれない」

この時、私は確信した。「被災地の仙台を捨て、恩師を捨てて、自分だけカナダへ逃げた」とネットでバッシングされていることを彼は知っているのだ。


なんて残酷なことだろう。


世界選手権初出場でいきなり銅メダルを獲り、世界のトップスケーターに駆け上った選手が、充分な練習時間の取れない環境から、よりよい環境へ拠点を変えるのは当然のことだ。何も引け目に感じることはない。

それに、彼がリンクで練習中に大地震に遭ったのは16歳の時。まだ子供と言っていい。波打つ氷に翻弄され、天井のずれる音が聞こえる中で、先輩にしがみついて泣き叫びながら、死を覚悟するほどの恐怖を味わったという。生まれ故郷が壊滅的な被害を受け、つながりある誰かかれかが被災した現実は、彼の心に深い傷を残したことだろう。

避難所から出て、幼少時の恩師を頼り、横浜で練習していた頃、大きな余震が襲った。
彼は誰よりも早くリンクを飛び出すと、その日は戻って来なかったという。
それほどまでにあの日の恐怖が刻み込まれているのだ。彼の体にも心にも。

その後、ショーで全国を転々としながら、自分だけが逃れて好きなことをしているという罪悪感に彼は常に苛まれていた。被害が大きかった人に対して、自分の被災程度は軽かったという後ろめたさも同時に抱えていたのかもしれない。

彼の中の子供は、震災に遭った時の16歳の彼は、まだ充分に癒されてはいない。
24時間テレビで石巻を訪れた時の言葉からは、それを伺わせるものがあった。

まだやっと3年。3年しか経っていないのだ。それほどまでにあの震災は、震災がもたらした喪失は大きかった。


そんな少年を、まだ傷の癒えていない少年を、彼の最も疼く傷の部分に指をつっこみ、引き裂いて叩く。それも大の大人が寄ってたかって。


人間のすることじゃない。


叩かれている相手が彼だから私は怒っているのではない。
被災した子供の心の傷を、その倍以上生きているような大人が自分の醜い欲望を満たすためにえぐっている。
その非道さに怒っているのだ。


試合会場でもネットでもバッシングに遭い、彼はそれを自覚している。オーサーも知っている。ご家族も当然知っているだろう。


金メダルパレードが企画された時、宮城県庁や仙台市役所に抗議の電話をかけたり、反対を唱えるツイを発信したり、一般人のそれをRTしたりする者がいた。阻止できないとなると、今度は規模を縮小しろと言い出した。パレードなどに浪費する金があるなら復興に使えという、一見もっともらしい言葉を掲げていたが、それを必死にやっているのが高橋ファンばかりという、まことに異様な光景が見られた。

しかも彼女らの多くは日頃ゆづを口を極めて中傷している人たちだ。「Story」をゆづが滑った時に、神戸のチャリティに使っていた曲だからと、泥棒扱いして叩いていた人たちでもある。チャリティを主催することを「手柄」としか捉えられない人たちが、どの口で震災復興を語るのか。

パレードは無事開催され、中継した宮城のローカルテレビの番組で、スタジオにいたお笑い芸人のサンドウィッチマンが、ゆづにこんな言葉をかけた。

「みんな味方だからね」

不思議な言葉だ。

普通、アスリートに贈る言葉といえば、「応援してるからね」「頑張ってね」が順当なのではないだろうか。「味方」という言葉は、それを贈る相手に敵対するものが存在することを想定していなければ出てこない。もちろん、あの場面では競技上のライバルのことを言っているのでもない。

あの言葉からも、彼の周りにいる人たちは少なくともパレードを阻止しようとした者がいること、そしてそれがどういう人たちなのかを把握しているのだろうなと思った。

ソチ五輪後のアンチのバッシングは、人として超えてはいけない一線を超えてしまった感があり、もはや彼女らも自暴自棄になっているのではないかと思うほどの狂乱ぶりである。
何でもかんでもどんな些細なことでも、無理やりこじつけて叩こうとする。ゆづが息をしているだけで叩く。限界まで膨らんだ風船に更に息を吹き込むような、実に危ういものを感じる。


そんな時、とんでもない情報を知った。

アンチを批判する記事を書いたりすることもあるせいか、同じファンの方から時々いろんなことを教えてもらう。
だからといって私にはどうすることもできないのだけど(私も一ファンに過ぎないんですよ。血の気は多いとはいえ(^^;))。

しかし、これは見過ごすわけにはいかなかった。


アンチがネットのある掲示板に彼の実家近辺の地図を貼り、家を突き止めようとしているという。


何のために?


ゾッとした。

直接嫌がらせをするため? それともご家族の様子や彼が帰国した時の動向をつかんで叩きネタにするため?
考えるのもおぞましいが、危害を加えられる可能性もある。
ご家族に罵声を浴びせるだけでも、彼への精神的ダメージは大きいだろう。

とんでもないことだ。

すぐにサイバー警察に通報した。それとスケ連へも。

他にできることはないか。どうすればいいのだろう。


そう考えているうちに、あのツイッターでの「震災をアクセサリーにしている」発言による騒動が起きた。


名前を見てギョッとした。発言者は、そう、忘れたくても忘れられない、悪質中の悪質のアンチだ。
孫までいるような歳でありながら、十代のアマチュア選手を些細なことで理由をこじ付けては、毎日のように叩き続けてきたあの人。
彼と同じ仙台の人間であるだけに、なおさら許せなかった。

以前、この人の一見まともそうな、高橋選手のモチベーション低下への擁護ツイ(若手への嫌味つき)がRTされてきた時も、体がこわばり動悸がした。RTした人のフォローを外そうかと反射的に考えた。それほど、私にとっては蛇蝎のごとく忌み嫌ってきたアンチの一人だった。

炎上は自業自得だった。そもそもは自分たちが悪質なファンとしてまとめページを作られたことへの恨みを呟くために、羽生ファンのツイをアカウント名を伏せ、一部分だけ切り取り、主旨を捻じ曲げて利用したことが発端なのだ。元ツイ主が不快感を表すのも無理はない。マナー違反は明白なので、質されたら謝るしかないはずだった。だが、よほど負けず嫌いなのか、腹立ちまぎれに「震災をアクセサリーにしないでもらいたい」を捨て台詞に使った。それで炎上した。


大ごとにならないようにと願った人もいたと思う。でも、私には違う思いがあった。
もっと大ごとになればいい。追い詰められて失言を重ね、もっと炎上して大恥をかいて、二度と彼への誹謗中傷ができなくなればいい。

震災をアクセサリーにしているなどという、この上ない侮辱発言をしては、どうごまかしたって最後には謝るほかない。彼への謝罪を引き出せれば、同じ口で二度とバッシングはできまい。
そうすれば、これを機に、エスカレートする一方のアンチ活動が少しは収まるのではないか。


そう望みをつないでいたのだが、甘かった。やはりああいう人たちにはまともな考えが通じない。そもそも、まともな人ならアンチ活動なんてしない。

その人は夫のつてを通して、彼に直接謝罪を伝えると脅迫してきた。

同じ仙台市在住なだけに、ハッタリとも言い切れない。

そう言えば批判の矢をかわし、反対に自分が優位に立てると考えたのだろう。うまくいけば逆に相手から自分を批判したことへの謝罪を引き出せると考えたのかもしれない。
実際、羽生ファンは震えあがった。言いがかりだとわかりきってはいても、震災をアクセサリーにしているなどという言葉を知れば、どんなに彼は傷つくだろうか。

結局それは粘り強く対応した人たちの尽力でなんとかやめさせることができた。が、自分が彼に対して悪意を抱くようになったのは間違った報道のせいで、選手本人がそれを正すべきなのを怠ったのが悪いのだし、ファンもメディアに抗議して正すべきだと最後まで詭弁を弄していた。

報道を誤解していたと主張すれば責任を逃れられると思っているなら甘すぎる。名誉棄損罪(3年以下の懲役もしくは禁錮、または50万円以下の罰金)は、たとえ事実であっても相手の名誉を損ねたら訴えられるし、彼女らの場合は事実ではなく捏造して中傷しているのだから確実にアウトだ。

最近ではネットの書き込みで訴えられるケースも増えてきている。相手が大勢いる場合は見せしめに一人を訴え、抑止効果を狙うこともあるらしい。「赤信号みんなで渡れば怖くない」は通用しないのだ。そういう覚悟を持ってやっているのだろうか。

後から口を挟んできたお仲間も報道のせいにしていた。彼の被災の程度が実際より大きく報じられることが「困惑」を招くのだそうだ。

困惑?

なぜ困惑することがある?

海外のメディアが彼の家が津波で流出し、それでカナダに避難したのだと誤って伝えたとしても、ああ、取材もせずに適当に書いたんだなと普通は思うだけだ。
なぜ彼女らだけが、そこまで彼の被災の程度にこだわるのか。

彼女らこそ、震災を選手を飾るアクセサリーとしか考えていないからだ。

そういう人にとっては、被災程度の大きさは宝石の大きさに匹敵する。だから、嫌いな選手の被災程度が実際より大きく報道されれば、贔屓選手よりも世間の注目を浴び、同情を買ってしまえると「困惑」するのだろう。

「津波で家が流出」という、きらびやかなダイヤモンドをつけているのが許せない。実際は「全壊認定」というちっぽけなガラス玉のくせに。贔屓選手の「チャリティー主催者の一人」というエメラルドが霞んでしまうじゃないの。


吐き気がする。


震災をアクセサリーにしているのはどっちだ。

大切な人を喪った悲しみを、故郷を奪われた苦しみを、出来るなら時を巻き戻せたらと全ての日本人が願ったあの大震災を、選手を飾りたてるアクセサリーとしか考えていないのはどっちの方だ?

あの人たちにとっては、贔屓選手も自分を飾るアクセサリーでしかない。

選手の抱く痛みも、苦しみも、そっと見守ろうという気すらなく、自分がこうであってほしい理想の形に押し込もうとする。そこからはみ出る贔屓選手の姿は見たくもないのだ。
だからすべては他人のせい、存在しない悪の組織のせい、陰謀のせいなのだと思い込む。

現実逃避もいい加減にしろ。

こういう人たちはもはやファンではない。
二度とフィギュアスケートを、選手を語るな。


あの騒動の後、少しはましになるかと思ったが、炎上が収まった途端、あの連中は批判した人たちが業者に雇われてリプした工作員だと言い出した。炎上の原因を作った当人は、あろうことか今度は多数の犠牲者が出た広島の土砂災害に絡めて、全壊認定についての嫌味ツイをしていた。
(この人は1年以上経った今も誹謗中傷を繰り返しており、お仲間はそれを止めるどころか同調している)

あれだけ痛い目にあっても反省しない。
いや、反省どころか、恥という概念がないのだ。

もはやつける薬などない。


だからあの選手のファンは嫌いなんだよ。

○○選手のファンと一括りにするべきではないとの意見も目にした。確かにそうかもしれない。

騒動の中で知ったが、普段はある女子選手を叩いているくせに、ゆづが叩かれることには文句を言っているゆづファンを見てしまった。嫌いな選手は叩いてもいいが、好きな選手が叩かれたら文句を言うのでは悪質な連中と同類だ。そんな人がゆづのファンでいることに腹が立ったし情けなかった。

そう、どの選手のファンにも悪質なのはいる。

しかし、ゆづのPCSの急上昇に文句を言ったり(贔屓選手の高PCSは当たり前と思っているくせに)、他の選手をsageては贔屓選手を褒め称えるといったことは、悪質もまともな人も全部ひっくるめて高橋ファンのよくやることで、むしろやらない人を見たことがない。

まともだと思っていたらそうではなかったと失望させられたことが幾度もある私には、どうしても高橋ファンに対してはそういう厳しい目で見てしまう。なかなかこの思い込みは払拭できない。

(※追記 あくまでも私の知っている範囲内ではこうだという意味で、これは私の主観である。もちろん、マナーのいい高橋ファンもいるとは思うが、あまりにもゆづが叩かれてきたため、そして今も継続中なため、高橋ファンというだけで身構えてしまう)

今度のことでは、怒って、嘆いて、呆れて、一つ一つの言葉に過敏になって、疑心暗鬼になって…。

結局何も得られず、徒労感だけが残った。


これからも気に入らない者を叩いて、何でも陰謀のせいにして、現実から目を背けて生きていくんだろうな、あの人たちは。
他人を憎み、貶めることだけを生きがいにしている人たちにかかずらって、人生の大切な時間をくれてやる必要はない。その価値もない。


私自身も憎しみのあまり頭に血が上り、視野の狭いままでいる自分を思い知った。自分の中にも悪質化する要素があると自覚できた。何も得るものはなかったと書いたけど、そういう意味では教訓になったのかもしれない。


その後に続いて起こったセクハラ・パワハラ問題については、日本はまだまだ旧態依然としたジェンダーがはびこってるなあと痛感した。セクハラ・パワハラに男だとか女だとかはいっさい関係ないということだけは強調したい。

橋本聖子は即刻スケ連の会長職を辞するべきだし、こんな人間に五輪やスポーツに関わってほしくない。

スケ連については、利潤を追求しない組織だけに、きっと半官半民みたいなヌルくて杜撰で風通しの悪いところなんだろうなあと、そういう組織で働いたことのある者としては、その限界も内部にいる人のジレンマもわかる気がする。

それにスケ連の人たちは選手たちを小さい頃からかわいがって、一緒に遊んであげたり、コンビニに連れて行ってお菓子を買ってあげたりしているという話を聞いたことがあり、そういうのを見ても、私たちが思っているよりもっと内輪的な組織なんだろうなと思う。それがあるから、あまり悪の組織みたいにして叩く気にはなれない。良くも悪くもユルいのだと思う。

それでもこのままではいけないし、猛省して悪弊をたたき直してほしい。民間から人を呼び、風を入れ替えて組織を刷新してほしいと思う。選手たちを泣かすな。ファンもいつまでも忍耐強くはないぞ。

性懲りもなくアンチ連中が何の関係もない彼をこの騒動に巻き込んで穢そうとしているのを見ると、ますます憎悪が募る。リークしたやつは誰だと躍起になっているが、質すべき問題はそこじゃないだろ。会長のご寵愛はこのままにしておいてほしいようだが、ほんとに被害に遭った選手のことなんてどーでもいいんですね。

そして、このゴタゴタに乗じて小金を稼ごうとする連中や陰謀論者が暗躍しているようなので、ツイッターのRTやブログの閲覧には神経を使わないといけないと痛感した。

スケ連をもっともらしく批判するツイに、ゆづを中傷しているブログのURLが貼られていたり、橋本聖子を弾劾するツイに「セクハラ宴会に未成年がいた」とまるでゆづも参加していたかのようにしれっと嘘が書かれていたりするのを、気づかずRTしているゆづファンを見るにつけ、無警戒だなと思う。

いや、私も引っかかりそうになることが多いので、人のことは言えんけど。

胸のつかえを吐き出して、やっとすっきりした。

今回のことでは怒り疲れたよ。
もうこういうことで思い煩うのはやめて、今度こそ技術とルールの勉強に勤しもうと思います。おわり。

【2014/9/24追記】
高橋ファンのMさんからのコメントを受け、「今、思うこと」という記事を書きました。一括りにしてしまったことに対するお詫びも載せていますので、ぜひ合わせて読んでいただければと思います。

***********************
【2016/1/3追記】
状況がますます酷くなり、看過できなくなったので、追記を書き換えます。

フィギュアスケートのファンには、競技を愛し、選手に敬意を持って接している人たちとは別に、ルールを覚えるつもりもなく、スケーターに自己投影してライバルを叩く人たちがいます。

そういう人たちはスポーツとしてフィギュアスケートを見ていないので、好きなスケーターが過密スケジュールだと「潰そうとしている」、回転不足やエラーを取られると「不当な判定」、他のスケーターがいい成績を収めると「不正採点」、メディアの露出が増えると「黒い組織との癒着」などなど、被害妄想と八つ当たりに終始します。

好きなスケーターそっちのけで嫌いなスケーターにストーカーのように執着し、それが生きがいのように叩くさまを見ていると、人生がうまくいかないストレスを発散しているだけなのではという気がします。

しかし、標的にされるスケーターはたまったものではありません。
彼らも生身の人間なのですよ。

今、そんな悪質な自称スケートファンに最も叩かれているのが羽生選手です。

この記事の最初の方に、演技後に疲れて倒れ込んでしまったり、ショーの後のジャンプ大会を叩かれる話を書きましたが、そんなことすらかわいく思えるほど、今のアンチ行為は凄まじい酷さにエスカレートしています。

それを見ると、怒りや悲しみといった感情より先に、「はぁーっ、こんな発想があるのか」という純粋な驚きの溜息しかでません。
それほど、まっとうな育ちの人間には想像もつかないようなおぞましいことが書かれているのです。

訴えられたら即、逮捕でしょう。


アンチの多くはこの記事でも取り上げた高橋大輔元選手の一部のファンですが、嫌韓を絡めてキム・ヨナ元選手を叩いてきた「フェアジャッジメント」を標榜する連中が合流し、キム・ヨナ元選手にやったのと同様の汚い手口で叩くようになりました(彼らの理屈は自分に理解できない高得点=不正、ヨナ元選手と同じコーチについている=不正という短絡的なものです。そこに贔屓にしている女子選手の成績が振るわない鬱憤も加わっています)。
これら以外のスケーターのファンがアンチをやっているのも見かけましたが、最も多いのが上にあげた二つのグループですね。

嫌いな選手が勝つとフィギュアの採点は不正ばかりだと文句を言うのに、自分の贔屓が勝った試合についてはダンマリどころか受け入れるのはなぜでしょうね。同じように不正だ八百長だ贔屓は爆盛りで勝たせてもらったんだと言えばいいのに。不思議です。

こういう人達の中にはあからさまにアンチとわかる人もいれば、いかにも良識的なスケートファンを装い、選手や競技のためを思って羽生選手に苦言を呈すという形で誹謗中傷する人もいます。
それに気づかずその人をツイッターでフォローしたり、その人の“苦言”ツイをRTしてしまう人がいることが残念でなりません。

アンチは震災も、2014年中国杯の衝突事故による大怪我も、開腹手術も、他選手の怪我や引退までも、捻じ曲げてこじつけ、叩きの手段に使っています。

中国杯での衝突事故は、どちらの選手もジャンプの助走に入っていて、死角から振り向きざまという不運な事故であったにも関わらず、事故直後にすかさず「羽生選手がルール違反の逆走をしてハンヤン選手のジャンプを妨害した」と嘘をつくツイートをしています。このツイートは専門用語も使っていかにもフィギュアをよく知っている人が中立的に語っている風を装っていたため、スケートファンではない一般の人も含めて多数RTされてしまいました。

その後も、羽生選手がルール違反をしたという捏造をさも事実であるかのように、ツイッターやブログなど色々なところで広めています。

逆走も何も、いろんな方向に滑走するのがフィギュアスケートであり、「6分間練習では逆走がダメ」という謎ルールなど、いまだかつて聞いたこともありません。

逆走がルール違反というなら、あの6分間練習の映像を検証してみればいいでしょう。全員がどこかで「逆走」しているはずです。

あの試合で羽生選手は2位になり、アンチは不正採点だと騒ぎ立てましたが、ジャンプの転倒やスピンのレベル取りこぼしによる基礎点の低下など、ミスについては引くべきところでしっかり減点されており、ベストスコアより40点も低い、通常の羽生選手ではありえないような得点です。

減点されてもなお彼の演技構成は世界トップレベルの高難度で、他の要素で点を稼いでいるのと、事故前に滑ったショートの得点との合算で2位となったのです。

***

また、ソチ五輪のエキシビションの群舞練習の際に、バタフライという跳び技をやるとき、振付を忘れたのか後から羽生選手に近づいてしまったパトリック・チャン選手の脇腹にエッジが当たってしまった事故がありましたが、アンチは意図的に跳び蹴りしたと見えるよう一部を切り取り加工した中傷動画を拡散したり、いろんな試合の公式練習やショーで他選手に接近した映像を加工し、いかにも危険行為をしているかのように捏造した動画も拡散しています。

「チャン選手に謝罪もしていない」とまるで事実のように決めつけていますが、ぶつかった後に羽生選手がおそらく謝罪のためにチャン選手に近づいてゆく映像が残っています。当然、アンチはそこは切り取るわけですよ。卑劣なやり口です。

チャン選手がSNSで傷口の画像を公開していたのは羽生選手にこんなに酷いことをされたと訴えるためではありません。彼はレジャーなどの怪我のときも同じように載せています。
ただの不運な事故だったとチャン選手が言っているのに、アンチだけがことさらに羽生選手を叩くために利用しているのです。

***

2015年12月の全日本の公式練習で、羽生選手は振り向きざまに前進してきた村上選手とぶつかりましたが、双方が受け身を取れたため、大事には至りませんでした。

村上選手はこの練習時間中、トリプルアクセルを跳んだ際に足を痛め、試合で痛みが出てきて実力を思うように発揮できませんでしたが、アンチは羽生選手を叩く口実が出来たことに大喜びでこれに食いつき、ツイッターやブログで彼のご家族も含めて、ここに書くのもはばかられるような酷い言葉で誹謗中傷を繰り広げています。


羽生選手の「優しくぶつかられたので」という発言の揚げ足をとり、「加害者のくせに被害者ぶるとは何事だ」とアンチは主張しますが、村上選手にぶつかられたという意味ではなく、「衝突する瞬間にとっさに受け身を取り、優しくぶつかることができた」という可能の意味でしょう。「ぶつかることができた」「ぶつかれた」と言った方が誤解を招かず良かったとは思いますが、よくある言い間違いです。
彼はソツなくコメントをこなしますが、四字熟語の漢字を間違ったり、二重敬語を使うこともあったりして、必ずしもいつも完璧な言い回しをしているわけではありません。ちょっとした言い間違いにそれっとばかりにアンチが食いつくということは、逆にそういうことしか羽生選手には叩くところがないということです。


吐き気がするのは、彼らは村上選手の不調に同情するふりをしながら、実際のところはまったく気遣ってなどおらず、単なる嫌いな選手を叩くための道具として利用していることです。

それは、村上選手のインスタグラムに羽生選手を傷害罪で訴えろなどというコメントをつけたことからも伺えるでしょう。


アンチ臭を巧みに隠しながら、良識あるスケートファンとして、「衝突やニアミスの多い」羽生選手に苦言を呈すという形で批判ツイートをしている始末の悪いアンチもいますが、スケートファンの中にはそれにコロッと騙されて、羽生選手は周りが見えなくなっていて衝突やニアミスが多いから気を付けてほしいなどと思い込んでいる人がいるのが歯がゆくてたまりません。

2014年中国杯のような大事故は稀にしても、どの選手にも衝突やニアミスはあります。どちらが一方的に悪いということはありません。
これは競技経験者の方もツイッターでそう言っています。
羽生選手だけが突出して多いなんていうことがありうるでしょうか。

注目される選手であれば、映像に撮られることも多いでしょう。何かあれば些細なことでもセンセーショナルに報道するでしょう。
実際に全日本の練習時の衝突も、「激突」と大げさに表現した記事がありました。
そういったことによる、「なんだかそういうニュースをよく見る気がする」=「衝突・ニアミスが多い選手」と印象を操作されていないでしょうか。

【追記】*****
この顛末も付け加えておきます。

2016年の世界選手権の公式練習中、海外の選手が羽生選手の曲かけ練習をたびたび中断させてしまい、トラブルになったことがありました(このトラブルそのものについてはここでは触れません)。

アンチは日本の報道でその選手の名誉が傷つけられたとし、BPOに彼の名誉回復を訴えるための署名活動をネットで始めましたが、どのテレビ局のどの番組が問題だったかを明らかにしない内容だったので、活動じたい意味をなさないものでした。

彼らの目的は、故意に妨害したとその選手を名指しして彼の名誉を<傷つけた>羽生選手に謝罪会見を開かせ、引退に追い込むという支離滅裂なものでした。

同じ日本人の選手、それもフィギュアスケート史に残る数々の栄冠に輝く五輪金メダリストを、こうまでして陥れようとするわけですから常軌を逸しています。

しかし、実に間抜けだったのは、首謀者が表向きは海外選手の名誉のためにという大義名分を掲げたこの署名の呼びかけを、あろうことか2ちゃんねるの羽生選手のアンチスレで始めたことです(捨て身のギャグかと思いました)。

これでは署名活動をやっているのがどんな連中で、真意は何か、絶対にバレてはいけないことを自分たちで暴露しているようなものです。

実際、署名ページには羽生選手への誹謗中傷コメントが渦巻いていました。

最終的に彼らは一人でいくつものアカウントを作り、人数を水増しして署名をまとめ、BPOに送り付けたようです。

当然、そのようなイカレた署名は相手にされるはずもなく、徒労に終わりました。


最近、ツイッターで羽生ファンがこんなことを呟いていました。


アンチがいくら必死になって羽生選手の評判を落とそうと画策しても、世間の人たちは何ひとつ信じていない。

アンチの悪あがきは何の成果も生んでいない。
徒労、ご苦労。
今はそんなふうに思う。


あ~なるほどな~その通りだわ~と私も思いました。
十分な実績を積んでなお、さらに向上しようとひたむきに努力を続ける姿。
周りの人に感謝し、みんなの期待に応えようと誠実に向き合う姿。
世間はそんな羽生選手しか見ていませんよね。

私は今はアンチが何を言っているのかなんて、まったく見ていません。
連中の目的の一つは、誹謗中傷を目に入れて羽生ファンを悲しませたり怒らせたりすることなので、わざわざそれに応えてやる必要もないわけです。

*****

アンチは技術の見分けもできなければ、ルールの知識もないような人がほとんどで、ルールを知ってそうに見えても半可通であることが多いです。
彼らが贔屓にし、アイコン画像に使ったりプロフィールに「ファンです」と挙げたりしているスケーターのイメージはどんどん悪くなっていきます。

スケーターを貶め、フィギュアスケートを貶める。
それが本当にファンのすることですか。
そんな人たちに「あるべきフィギュアスケートの形」など語られても片腹痛いだけです。
「フィギュアスケートは死んだ」と言うのなら、嫌いな選手が勝つ姿を見るのが悔しいのなら、どうぞフィギュアから離れて他の楽しみを見つけてください。
アンチの存在はフィギュアスケートにとっても、真摯に競技に向き合う選手にとっても害悪でしかありません。

最近になって羽生選手に関心を持たれて検索している方は、どうか彼らのでっち上げを信じないようにお願いいたします。


この記事は事実を指摘しているだけなのに、書いたことへの非難、罵倒、嫌味や当てこすり、反論記事を書いたから読みに来い(←そんな義理も興味もないので行きません)などのコメントが寄せられました。

自分たちの評判を落とされたのが腹が立つというなら、贔屓を褒め称えたその口で見るに耐えない他選手への誹謗中傷を垂れ流すお仲間に注意すべきでは?

怒りの持って行き場が違うでしょう。

直接関わる勇気がないのなら、せめて自分はそんな人たちとは違う、アンチや陰謀論でフィギュアを貶め、選手を傷つけるのは許さないとツイッターなりブログなりで意思表示するくらいは出来るのではないですか?

アンチを批判する者を攻撃するのでは、結局はそういう連中と同類だと自白しているも同然だと思うのですが。

そんな中で、Mさん初め、数名の方が「同じファンとして申し訳ない」とこちらの気持ちに寄り添ってくださったのは救いになりました。



【お断り】
羽生選手のアンチ専用のブログがあるようで、2014年9月にこの記事を書いた直後、そちらへ私と同じハンドル名の人が書き込みをしたようです。アクセス解析にブログ名と私のハンドル名を組み合わせたワードがちょくちょく出てくるので不審に思い、調べてみたところ、上記のことがわかってびっくりしました。

私はわざわざアンチブログを読みに行ったり、コメントを書き込んだりしません。
偶然ハンドル名が一致した人がいたのか、私のハンドル名を騙ったのかは知りませんが、私ではないことだけははっきりさせておきたくてこれを書きました。


※コメント受け付けは終了しましたので書き込みはご遠慮ください。


[ 2014/09/18 ] フィギュアスケート雑感 | TB(-) | CM(164)